最近、建物に入るとき、アルコール消毒をちゃんとしていますか?

TBSラジオ『森本毅郎・スタンバイ!』毎週月曜日~金曜日 朝6時30分から放送中!

1月27日(金)放送後記

最近、アルコール消毒をちゃんとしていますか?というのも、街中では、デパートや駅ビルなど、建物に入る時、ちゃんと消毒していない人を多いような印象があります。(実はこのTBSも。減った気が・・・)

政府のコロナ対策も緩和モード全開。2類から5類への移行や、マスク論争もありますが、緩和とはいえ、手洗いうがいは基本中の基本。コロナが終息したわけではありません。

消毒液をプッシュして、手にこすりつけながら屋内に入る・・・というお馴染みになった風景がどうなったのか?気になったので調べてきました。

「最近、アルコール消毒をちゃんとしていますか?」

あんまりしなくなっちゃったな

●「どっちかというとしないほうだな。もう今や、しても意味がないというか、そんな感じがする。もうマスクすらイヤだもん。そりゃまあ、病院とか、そうだけど、会社とかデパートなんかはほとんどしない。」

●「今はしてないですね。結構コロナも終息にむかっているんで、なんか周りの雰囲気がそういう風になってきたので、自分もそれに釣られてっていう感じですかね。」

●「してないです。最近は特にですね。前はやっていましたけど、最近はやってない。あんまりやってない方も多くなってきてる感じですよね。」

●「してないです。そんなに、コロナに対して気を遣いたくないなというか、5類にもなるっていう話もあるんで、逆にいうと、もうそこまで気を遣わなくていいのかなって。」

●「あんまりしてないです。ハンドクリーム塗っているのが、とれるのが嫌で。キリがないから通り過ぎることが多いです。なんか、せっかく塗ったのに濡れちゃって乾燥しちゃうから、その都度塗るのイヤじゃないですか。」

やっぱり、しなくなっちゃったんですね。どこかの建物に入る時はアルコール消毒!という意識が薄れているようです。

もちろん「家に帰ったらちゃんとやっているよ」という声もありましたが、あっちもこっちも出入りするたびに、というわけではないようです。ハンドクリーム塗っているから、やらなくちゃったという人がいましたが、こういう方も多いかもしれません。せっかく塗ったのにもったいない、というのも分からなくはないです。また、冬なので、手袋をしている方も、いちいち外すのは億劫ですよね。

習慣になっているのでしてますよ!

一方、ちゃんと消毒している人の声です。

●「してますよ。自分でも持っていますし、バックにもあるし、もう癖になっていますね。」

●「します。やっぱり、感染対策はしっかりしないといけないと思ってますのでやっています。」

●「やってますね。元々やりたいなって思ってて、コロナになりどこにでも置いてあるようになったのでとても嬉しく使っております。」

●「80%くらいしてます。なんか気になりますね、やっぱりね。」

●「してます。あんまり意識してないですけど、普通にやってますね。癖というかマナーというか、あったらやるというのが普通かなと。」

●「割としてますね、習慣になっているというか、癖になってるみたいなところが多いので。なんとなく通りすがりでやって、シュッとやって入っていくって感じが癖になってますね。」

●「イエス。必ず。たぶん、自己管理の話なので、人がやるかやらないかじゃなくて、自分がやるかやらないかの話なので、だから私はあれば必ず。」

皆さん、癖になっているんですね。だから、あればちゃんとやる!と。(たった三年で?というべきか、習慣になるほどコロナ禍が長引いているというべきか。)もちろん、コロナが気になるという理由もありますが、それだけではありませんでしたね。

今回、伺った中で、「ちゃんと消毒しているよ」という方が65%。「あんまりやっていない」という方が35%でした。

実際に、建物の前で観察してみると・・・

ちゃんと消毒している人のほうが多い結果でひと安心しましたが、ちょっとウチのスタッフは疑り深いので、さらに調査しました。新橋のSL広場の隣に、色んな店舗が入っている複合施設があります。その出入り口でちょっとだけ観察しました。

●「入り口はいって2カ所に消毒液が置いてありますが、今一人女性が入りましたが、素通りですね。続いて女性が二人、三人入りましたが、見向きもしないで通り過ぎましたよ。次々と人が入って行きます、男性が一人、二人入っていきましたが、消毒液の目の前を通ってますけれども全く使う気配がありません。そこに置いてあるの、見えないのかな?今、女性が一人入りましたが、見向きもしないで通り過ぎていきました。男性が二人、三人、四人、通っていきましたが誰も消毒液には近づきません。あ!今男性が一人、年配の男性が一人、消毒液を使いました。消毒をして中に入っていきました。続々と、男性が入っていきましたが、誰一人触らずに、消毒しないで通り過ぎていきました。素通り、素通り、12345、6人通りましたけど、誰も使いませんでした。ちっとも皆さん、使いませんね!」

全然、やってない!こんなに多いとはビックリしました。5分ほど観察し、50人程、通りましたが、一人だけ!あとの人はみんな素通りでした!

建物を通過する人も多い建物なので、そうした建物の性質にもよるのかもしれませんね。

ちなみに、銀座の某デパートの前でも10分ほど観察しましたが、こちらは110人通り、消毒した人は43%、してない人が57%でした。新橋ほど圧倒的ではないですが、こちらも消毒していない人が多かったです。

今後、個人の判断に委ねられる感染対策。これからどんどん、こんな感じになって
いくんでしょうか。なんだか不安が募りますね・・・。

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長野雪崩事故「楽しくてもリスク取らないで」自然相手のスポーツに警鐘

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知らないところに行くときはガイドがいないと危ない

29日午後2時半頃、長野県 小谷おたり 村の北アルプス白馬乗鞍岳天狗原の東側斜面で、「スキーをしている人が雪崩に巻き込まれたかもしれない」と県警大町署に通報があった。同署によると、整備されていない雪山を滑るバックカントリースキーをしていた5人が、雪崩に巻き込まれたとみられる。このうち男性2人が意識不明で、現場に取り残されている。

「こういう事故が起きております。」(寺島アナ)

「多分お上手な方だったとは思うんですけど、やっぱり知らないところに行くときは、ガイドさんがいないと危ないですね。私は世界各国でシーカヤックをやっていますが、国内では必ずガイドさんに付いてもらいますし、海外では「この縄から外出ちゃだめと」というところは出ないで、しかもシットオンカヤックという観光用のカヤックを使っています。無理して外に行くとサメがいたり、コケたらリーフ(サンゴ礁)で怪我をしたりするので、そういうリスクは取らないほうがいいですよね。」(上念氏)

長野県内では28日にも、野沢温泉スキー場近くの山林で雪崩が発生し、管理区域外の雪山をスノーボードで滑っていた38歳の男性が行方不明となった。また、同スキー場では同日、立ち入り禁止区域の山林で52歳の男性が雪に埋もれて見つかり、死亡が確認された。群馬県みなかみ町でも29日、谷川岳・田尻尾根付近で雪崩が起き、スノーボードをしていた46歳の男性が巻き込まれ、死亡が確認された。

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「自然は下手すると死にますからね。是非気をつけてくださいみなさん。」(上念氏)

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