IT、VRから経済、商業、アートまで、さまざまな人や分野の現在・未来が分かるおすすめ番組

「未来はいつも面白い」(爆笑問題・太田光さん)という言葉が大好きで、心が折れかかっている時に未来のことが語られると清々しい気分になります。

もちろん、良い事ばかりではないことも承知ですが、(むしろ、人口の減少などで、不安材料のほうが多かったりしますが)前向きに考えたいものです。

そこで今回は、さまざまな人や分野の現状、今後の展望などが分かる番組の一部を紹介します。

未来のことがわかる番組

TOKYO FM『ゆうちょ presents 田村淳のFLY HIGH!~挑戦が未来を熱くする~ 』毎週日曜日 11時30分〜11時55分

夢を叶えようとチャレンジし、希望に向かって進んでいる人々を迎えて、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんと語り合います。

ゲストには、カンボジア在住のスポーツインストラクターで、トランポリンを担いで世界13か国を旅した女性や、16歳の女子高生プロサーファー、スウェーデン出身の庭師など、バラエティに富んだ方が登場します。

淳さんの特徴は、ゲストに対する好奇心が旺盛なところ。知ったかぶりをすることなく、気になる点があると次々に聞いていくので、聴いていると話に惹きこまれます。

TOKYO FM『エバンジェリストスクール!』毎週土曜日 24時30分〜25時

最新のITトレンドやビジネススキルをテーマに、エバンジェリスト・西脇資哲さんがリスナーにさまざまなスキルを伝授。乃木坂46・若月佑美さんがアシスタントを務めます。

“エバンジェリスト”と聞くと、一見堅そうな印象を受けるかもしれませんが、ITを使って資料作りをラクにする方法や「AIを使って桜の開花予想をしているそうですが、どうやってるの?」といった日々の生活に関係する質問に答えるなど、ITにあまり関心のない人でも聴きやすい番組です。

メールが紹介されると”エバスク社員”として役職が付けられます。「役職」は「月面探検隊」「お盆」など、メールの内容に応じた変わった役職ばかりですが、若月さんが考えてくれるという点がポイント。

また「IT川柳」のコーナーで採用されると座布団がプレゼントされ、座布団を貯めると番組で使用している、非常に貴重なスケッチブックがプレゼントされます! もちろん、乃木坂46の情報もお届け。

毎回聴いていますが、西脇さん、楽しそう……。

J-WAVE『SUNRISE FUNRISE』毎週日曜日 6時〜9時

2020年に向けた番組は多々ありますが、この番組は2021年以降にクローズアップ。

番組内コーナー「SWITCH FOR 2021」では、未来に向けて行われている素敵な活動に注目。例えば、宮城県で震災の語り部として活動する高校生や、世界中が同じ日の同じ時刻に明かりを消す「アースアワー」など、未来の鍵を握っている人に話を伺います。

ナビゲーターのレイチェル・チャンさんの優しい語り口調と、リスナーから寄せられたメッセージを、随所に取り入れながら進行するところも人気です。

J-WAVE『INNOVATION WORLD』毎週金曜日 22時〜22時55分

“通りすがりの天才”こと川田十夢さんがナビゲートを務める番組。

各分野で活躍している人をゲストに迎えて、その分野のイノベーションをテーマに話を伺います。 番組にはIBMのAI「Watson」を利用して開発された、史上初のラジオAIアシスタントTommy(トミー)が出演。Tommyが様々なデータを学習することで、ラジオAIアシスタントとして成長していきます。Tommyの得意技はゲストの性格判断で、当たっているか否かは、ゲストによって異なりますが、今後はますます進化していき、ズバズバと当てていくのではないか……と思われます。

さらに「TDK DREAM PITCH」では、何か新しい波を起こそうとしている開発者が新たなビジネスモデルを1分間プレゼン。そのアイデアをより良いものにすべく、川田さんとゲストがアイデアを揉んでいきます。ダメ出しをするというよりは、“より伸ばせるように一緒に考えていく”という点に注目。この番組をきっかけに、新しいものが生まれそうな予感です。

FMヨコハマ『Tresen』 月曜日〜木曜日 15時〜19時

注目は、木曜日を担当している黒田有彩さん。黒田さんは、中学時代にNASAを訪問したことがきっかけで宇宙に興味を持ち、宇宙の魅力を発信する株式会社アンタレスの代表取締役を務めながら、JAXA宇宙飛行士の受験を目指しています。

黒田さんが科学の疑問をわかりやすく授業する「教えてアリセン」やゲストコーナーでは、科学に関する3択クイズを出題。正解すると翌日の放送でも曲をかけてもらえて、不正解だと別の番組や何かの機会で『Tresen』のPRをしないといけないルールが……。

いつも元気に冗談を言っているDJ・植松さんと、植松さんをクールに見ている黒田さんのコンビが務める木曜日以外にも、横浜出身シンガーソングライター・Sakuさん(月曜日)、タレント・IMARUさん(火曜日)、番組スタッフを務めていた際に面白いキャラクターが受けてアシスタントに抜擢されたのりこのりこのりこ(水曜日)さんが登場しますよ!

FMヨコハマ『文化百貨店』毎週日曜日 24時30分〜25時

アートディレクター、デザイナー、建築家など幅広く活躍中の山﨑晴太郎さん(株式会社セイタロウデザイン代表、株式会社jmc取締役)が、アートに精通した人をお迎えします。

書家・アーティストの紫舟さんの出演回では、書道の魅力を伝えるための苦悩についてお聞きしたり、デザイナーの原研哉さんにデザインと言葉の大切さについて伺ったりと、毎回濃い話が飛び出します。番組のサイトもオシャレなのでチェックしてみてくださいね!

@FM『自分メイド』毎週月曜日 20時〜20時30分

MEGUMIさんと藏持圭一さんの番組。ゲストを迎えて、今まで自分の人生を自分でどう“メイド”してきたのか、に注目した番組です。

日本茶の製造、販売、輸出などを手掛ける会社の代表に、新たな試みを聞いたり、工芸品の販売を手掛ける方に仕事の極意を聞いたりと、仕事や生き方のヒントになる話が多いことが特徴。何か新しいことに挑戦したいと思っている人におすすめです。

MBSラジオ『日本一明るい経済電波新聞』毎週日曜日 8時30分〜9時

パーソナリティの竹原信夫さんは、フジサンケイグループの日本工業新聞社(現サンケイビジネスアイ)で、約30年間の記者生活を経て、平成13年に独立したのち、月刊誌「日本一明るい経済新聞」を発行。編集長を務めています。

番組では、年間でおよそ500社を取材しているという竹原さんが、ユニークな中小企業の社長を招き、さまざまなエピソードを聞き出します。アシスタントの高井美紀アナウンサーと共に細かい体験談も引き出すため、聞きごたえのあるストーリーを聞いているかのようです。

MBSラジオ『三枝輝行の商い勘所』毎週日曜日 9時30分〜10時

放送開始から11年。メインパーソナリティ・三枝輝行さんは「阪神百貨店」で社長・会長を務めあげた人物です。

番組には有名メーカーの社長や、華道家の池坊美佳さん、安藤忠雄さんといった各分野で活躍している人が続々と登場。しかも1週ではなく数週にわたってお届けするため、生い立ちから、起業時のエピソード、困難の乗り越え方、今後の展望、時には趣味の話まで、さまざまな話をたっぷりと引き出します。

さらに注目したいのは、三枝さんが語る、百貨店の現状と提言。百貨店業界は苦戦を強いられていますが、食料品のNO1百貨店を築き上げた三枝さんが、愛をもって改善案を語ります。

ラジオNIKKEI第1『未来会議プロジェクトラジオ』毎週月曜日 22時50分〜23時

日本経済新聞「未来面」と連動。世界を変えるべく、未来に向けた様々な課題を医療メーカー、ハウスメーカーなど、さまざまな企業のトップが提示する番組です。

さらに、その課題に対するアイデアを、リスナーから400字程度で募集し、優秀なアイデアは番組や日本経済新聞の紙面やサイトで紹介されます。最近出された課題は「建築で世界の街をどう変えますか?」「30年後の世界で役に立つヒコーキを教えてください」など。

長いようで短い400字でどんなアイデアが集まるのか、興味のある方は聴いてみてくださいね! あなたのアイデアが、何かを変えるきっかけになるかも?

JFN系列『FUTURES』※放送日時は各局によって異なります

落合陽一さん(研究者、メディアアーティスト、実業家)や川島さわかさん(美術館、IT関連のPR業務)といった“未来人”が、日替わりで登場。自身の専門分野の「その先」を伝えます。

中でも、落合陽一さんはクラウドファウンディング、日本のアート教育、家庭用ロボットなど、毎回「なるほど」と思う内容が次々と発せられるので、おすすめです。

放送回によってはリスナーからの質問に答えてくれるのも嬉しいところ。もう一度聴きたいという方は、radiko(ラジコ)の「タイムフリー聴取機能」でおさらいを!

被災地の今と、これからを伝えるラジオ

さらに、震災に関するラジオ番組も一部ご紹介します。地震発生時の話から、現状、復興に関する話などを知ることができます。

TBCラジオ『3.11みやざきホットライン』毎週月曜日 20時〜20時30分

震災体験を国内外に伝えている人、津波で店を流されてしまい、新たに店を構えた店主、復興支援活動を通して起業家活動を学んでいる学生まで、いろいろな人の声を細かく取材しています。

TOKYO FM『LOVE&HOPE~ヒューマン・ケア・プロジェクト~』月曜日〜金曜日 6時30分〜6時40分(月曜日~木曜日6時~8時55分『クロノス』、毎週金曜日 6時~8時55分内で放送)

岩手・宮城・福島・熊本など、被災地の今と、これからに向けた取り組みを、きめ細かく取材して紹介。いずれの番組も、公式サイトで今までの番組内容が紹介されています。ぜひ覗いてみてください。

東海ラジオ『東海・東南海・南海大地震 どうなる? どうする?』毎週土曜日 9時台(8時~12時『きくち教児の楽気! DAY』内で放送)

災害への備えが分かるコーナー。毎月、月初めには、名古屋大学 減災連携研究センター 特任教授の新井伸夫先生に話を伺います。

SBSラジオ『緊急地震速報告知番組』毎週土曜日 5時30分〜5時35分、毎週日曜日 6時40分〜6時45分

緊急地震速報に関する説明、報知音の紹介、報知音が鳴った時の対応の仕方についてお知らせする番組です。自動車に乗っていた場合、鉄道やバスに乗っていた場合、山にいた場合などさまざまなケースについて紹介します。

MBSラジオ『ネットワーク1・17』毎週日曜日 5時30分〜6時

1995年スタート。放送回数は既に1100回を超えています。阪神淡路大震災のみならず、東日本大震災等についても取り上げていて、3月11日(日)の放送では、3・11以降の各地域(宮城・京都・高知)の防災の取り組みも紹介しました。

FMKエフエム熊本『FMK熊本地震復興応援プロジェクト~with~』毎週日曜日 9時45分〜9時55分

4月で発生から2年となる熊本地震のその後について、さまざまな声をラジオからお届けしています。

仮設住宅の現状をレポートしたり、地震からほどなくして、子ども食堂をオープンさせた方の話を伺ったりと、熊本の“今”が分かります。

インタビュー

やきそばかおる
小学5年生以来のラジオっ子。ライター・構成作家・コラムニスト。

「BRUTUS」「ケトル」などのラジオ特集の構成・インタビュー・執筆を担当するほか、radiko.jp、シナプス「 I LOVE RADIO」(ビデオリサーチ社)/ J-WAVEコラム「やきそばかおるのEar!Ear!Ear!」/otoCoto「ラジオのかくし味」/水道橋博士のメルマ旬報など連載や、番組出演を通じて、ラジオ番組の楽しさを発信。

ラジコプレミアムを駆使しながら、全国のユニークな番組を紹介するツイキャス番組「ラジオ情報センター」(水曜21時〜22時)も放送。全てを合わせると、年間でのべ800本のラジオ番組を紹介している。

Twitter:@yakisobakaoru

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三島由紀夫「立派な『近代ゴリラ』になりたい」“伝説の討論会”で魅せた、紳士的でユーモラスな言動とは?

禁酒法の時代に、こっそり営業していたBAR「SPEAKEASY」。2020年の東京の街にも、そんなひそかなBARがありました。月曜から木曜の深夜1時にオープンする“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。各界の大物ゲストが訪れ、ここでしか話せないトークを展開するとか、しないとか……。

TOKYO FMの番組「TOKYO SPEAKEASY」7月22日(水)のお客様は、現在公開中のドキュメンタリー映画「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」の豊島圭介監督と刀根鉄太プロデューサー。ここでは映像の力、一触即発の状況で敵対する相手から“笑い”とる三島由紀夫の魅力などについて語りました。

▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!


(左から)豊島圭介監督、刀根鉄太プロデューサー


▼映画「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」の解説▼
1969年5月13日に東京大学 駒場キャンパス 900番教室でおこなわれた、作家・三島由紀夫と東大全共闘との“伝説の討論会”を軸に構成したドキュメンタリー映画。2019年に発見された当時の記録映像を修復し、関係者やジャーナリストらの証言を交えて全貌が明らかになる。ナレーションは東出昌大が担当。

*  *  *

豊島:討論の書籍(「討論 三島由紀夫vs.東大全共闘―美と共同体と東大闘争」(著)三島由紀夫、東大全共闘)を読んだのですが、映像を観ると(書籍では)半分くらいしか(真意が)伝わっていないことが分かります。書籍には、討論での発言が全部書いてあるのですが。映像の力というか。

例えば、三島由紀夫が討論の冒頭10分くらいの時間をもらって、自己紹介を兼ねて宣戦布告ではないですけど、「君たちと僕には共通点があるんだ。暴力を否定しないところである」みたいな話から始めて、ところどころで笑いを取ってくるんですよね。

刀根:つかみが上手いですよね。例えば、書籍には「自民党の政治家から頼まれて、暴力反対決議というのをやるから署名してくれと」と書かれてあって、ここに「(笑)」がついているんですけど、なんの笑いなのか分からなかったけど(映像を観たら理解できました)。

三島は敵とされている学生側(東大全共闘)からの笑いを、ちゃんと待つんですよね。そして、何とも言えない顔をして「私は生まれてから一度も暴力に反対したことがないから、署名ができませんと返事をした」と続ける。そして、またウケるという。

豊島:その辺が、ちょっと知的なことに対してプライドのある学生の心をくすぐるようなギャグを放り込むので、学生たちもつい笑っちゃうんですよね。

あと、東大全共闘が三島を揶揄するような「近代ゴリラ」と書いたポスターを(構内に)貼って、三島を待ち受けるわけですけど、三島は「『近代ゴリラ』として立派な『近代ゴリラ』になりたい」と言ってまた笑いを取る。

会場で笑いが起きるということは、相手の緊張を解くことでもあるし、自分がより言いたいことを言いやすく、やりたいことをやりやすい環境にさせる。三島は写真集の被写体になり、映画にも出ているような人だからかもしれませんが、自分をどういう状況に置いて、どういう発言をして、どういうふうに振る舞うと、自分が輝くのかということを、ものすごく理解している人だなと、この映像を観て思いました。

刀根:Wikipedia(ウィキペディア)的に言うと、“三島由紀夫の項目”が多すぎるので全体がボヤッとしか分からなくなってしまうのですが、この討論だけを掘っても相当おもしろい。逆に、そうしないと三島が見えてこない。ここだけ掘っても、まだ全然分からないんですけどね。三島は本当に頭が良い。そして魅力的。

豊島:この映画を鑑賞してくださった方々の感想をSNSなどで見るのですが、よく見かけるのが「紳士的な言葉の交わし合いがあって驚いた」と。単純な分け方をすれば、右翼・左翼という敵同士なわけで、もっと相手を罵り合うような討論を想像していたと。

実際にそうですよね。三島は当時44歳、相手は10代後半~20代前半の学生たち。言ったら子どもみたいなものですよ。その人たちを相手に、まずは真摯に人の話を聞き、自分のなかで咀嚼した上で、丁寧に返すって姿を学生たちの前で見せるわけです。学生たちもかなり面食らったのではと思います。

刀根:あの場で少しでも否定的なスタンスで入ったら、本当に殴り合いが起きたかもしれない。それと、三島が討論に行く前、「近代ゴリラ」のポスターを見てニヤリとする写真が残っているじゃないですか?「近代ゴリラ」というフレーズを、わざわざ冒頭の演説で入れて笑いを取って、どんどんみんなに興味を持たせつつ。

豊島:あと、映像で残っていることが素晴らしいと感じたのが、例えば……対立するスタンスの三島由紀夫と芥正彦さん(あくた・まさひこ:東大全共闘主催者として三島由紀夫を招聘。現・劇団ホモフィクタス主宰者)が、議論を交わした後にタバコを交換して火を点け合う姿があったり。

刀根:豊島さん、あの場面が本当に好きですよね。ロマンチストですよ。

豊島:好きですけど、そんなことはない。僕はある種、冷静にあそこを編集していますからね。ロマンチストな人がこれをどう理解するか楽しみだなと思って編集していました。

*   *   *

来週の「TOKYO SPEAKEASY」のお客様は……

8月5日(水)馬場康夫さん(ホイチョイ・プロダクションズ代表)×石原隆さん(テレビプロデューサー)
8月6日(木)三枝成彰さん(作曲家)×和田秀樹さん(精神科医)

がご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? お楽しみに!

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▶▶ 三島由紀夫は、いかに生きたのか…詳しい放送内容は「AuDee(オーディー)」で!

スマホアプリ「AuDee(オーディー)」では、スペシャル音声も配信中!
★ダウンロードはこちら→http://www.jfn.co.jp/park
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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/

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