ピーター・バラカンに訊く!映画『ランブル』とその奥に潜む音楽エンターテインメントと人種差別問題

「Whole Earth Station FM COCOLO」ならではのコンセプトとメッセージを込めて、さまざまなトピックを取り上げていく日曜の朝6時からの1時間プログラム『Whole Earth RADIO』。グローバルも、ローカルも。歴史上の存在や出来事から、地元で/世界で現在進行形の取り組みまで、“Whole Earth”と“SDGs”の視点から紹介しています。

13日(日)はブロードキャスターのピーター・バラカン氏をお迎えしお届けした1時間。バラカン氏が字幕監修を担当した公開中の映画『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』とその奥に潜む、音楽エンターテインメントと人種差別問題について話を伺いました。

実は「Black Lives Matter」よりも深刻だとも言われる「インディアン」に対する差別問題。映画では、音楽をきっかけに人種・移民・難民問題を考え、音楽にできることは何か?を問いかけています。

1950年代後半、アメリカが保守的な時代にインディアンの血を引くリンク・レイによって生まれた曲「ランブル」は、インストゥルメンタルでありながら「少年犯罪を助長する」という理由で放送禁止に。ブルース、ジャズ、ロック、ヒップホップなど今私たちが聴いている音楽のルーツは、そこにあり、またイギー・ポップ、スティーヴィー・サラス、ジェフ・ベックらも多大な影響を受けたとされている音楽のルーツがインディアンの音楽であることは、あまり知られていない。

この映画は専門的な知識がなくても楽しめると語るバラカン氏の丁寧な解説をお楽しみください。
 

【お送りした曲】
Link Wray「Rumble」
Taj Mahal「Statesboro Blues」
Kora Jazz Band「Oye Como Va」
Bettye LaVette「Strange Fruit」
John Scofield「That's Enough」

 

Whole Earth RADIO
放送局:FM COCOLO
放送日時:毎週日曜 6時00分~7時00分
出演者:DJ:八木早希 ゲスト:ピーター・バラカン
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