やまなしを食べよう~エジプトからやってきた奇跡の野菜、モロヘイヤ~

FM FUJI毎週金曜にオンエアの『Awesome!』内コーナー「やまなしを食べよう」(11:00~)では食育活動、販売促進をされている加藤恵美子さんを「山梨を食べようナビゲーター」としてお迎えして、やまなしのおいしいくだもの、野菜、お肉など、今が旬!山梨のおいしい!をあなたにお届けしています。今回はモロヘイヤをピックアップ。

エジプトからやってきたモロヘイヤ

エジプト原産のモロヘイヤ。アラビア語で「王家のもの」、「王様の野菜」という意味があります。古代エジプトの王様が病気になった際にモロヘイヤのスープを飲むと回復したことが由来だそうです。

モロヘイヤ

・含まれる栄養素は?
モロヘイヤは「奇跡の野菜」と呼ばれているだけに、栄養が凄いんです!ビタミンAをはじめ、B2、C、E、Kのビタミン類、カルシウムや銅といったミネラル類を多く含みます。特に、体内でビタミンAに変わるβカロテンはほうれん草の2倍以上含まれています。野菜の中でもトップクラスの含有量なんです!若返りのビタミンと呼ばれ、強い抗酸化作用を持つビタミンEも野菜でトップクラスの含有量。さらに、日本人に不足しがちなカルシウムも多く含まれています。また、モロヘイヤの粘りは、水溶性の食物繊維で、便秘解消、整腸作用が期待できます。コレステロールの吸収を抑えたり、食後の血糖値を抑えたりすることにも役立つといわれています。

・モロヘイヤの旬は?
モロヘイヤは高温を好む野菜なので、日本では6月から9月が出回る時期になります。山梨の直売所などでも見かけると思います!

・食べ方のポイントは?
まずは新鮮なうちに食べきる、茹でるなどの加熱処理をすることがオススメです。刻むと粘りが出てくるので、納豆、オクラなど粘りがある食材との相性がとてもいいです!ぜひ、モロヘイヤも一緒にあわせて、ねばねば倍増で食べてみてください。また茹でる時は栄養が逃げないように軽く茹でてください。

・保存方法は?
湿らせたキッチンペーパーを茎に巻いて、ポリ袋に入れて野菜室に入れてください。低温に弱いので、冷蔵庫に入れると葉が黒くなります。日持ちしないので1~2日以内に使い切ってください。鮮度が落ちると葉が硬くなり、味が落ちてしまいます。夏のモロヘイヤはお買い得ですし、たくさん食べたい野菜なのでサッと茹でて水気をきってラップに包んで冷凍保存がオススメです!みじん切りにして使う分だけ小分けにして冷凍すると、すぐスープなどに使えたり、いろいろとアレンジができますよ♪

はなきん簡単クッキング~モロヘイヤのパワーソース~

茹でたモロヘイヤを細かく刻んで粘りを出したものに、めんつゆで味を整えます。ごま油、レモン果汁を風味付けという感じでよく混ぜるだけで出来上がりです!

油と一緒に摂ることで、豊富なβカロテンが吸収されやすくなり、レモン果汁に含まれるクエン酸でカルシウムが吸収されやすくなるなど、味だけではなく栄養価的にも、工夫しています。今回は冷奴にのせていただきましたが、ご飯やそうめん、焼いたお肉などにのせてもおいしいですよ!

山梨のモロヘイヤは、たべるJAんやまなしほか、直売所などで購入できます。

仕上がりはこちら!
山梨を食べようナビゲーターの加藤恵美子さんと
Awesome!
放送局:FM FUJI
放送日時:毎週金曜 7時00分~11時53分
出演者:藤本えみり
番組ホームページ
公式Twitter

番組ハッシュタグは「#はなきんえみり」

出演番組をラジコで聴く

※該当回の聴取期間は終了しました。