【#てるぴー】「ラジオはありのままの私を出せる場」石井てる美インタビュー

石井てる美さんがパーソナリティを務める、FM FUJIの番組『Bumpy』(水曜13:00~18:50)。持ち前のトーク力と明るさで盛り上がるこの番組ですが、今回はてる美さんのあれこれについて深掘りしてみました。

※この記事は、FM FUJIの大学生アンバサダー「D studio」のメンバーが構成を担当しました。

主なコーナー紹介

◆14時台「あのリク ーあのシチュエーションのリクエストー」
番組から提案したシチュエーションに合う曲をリスナーの皆さんから募集するコーナー。毎週、選りすぐりのお題が出されます。

◆14時台「BLOOMING FUJIZAKURA!!!!!」
女子サッカーチーム『FC ふじざくら山梨』の情報をお届けしていきます。毎週いろいろな選手のお話が聞けるコーナーです。

◆15時台「made in Yamanashi 応援プロジェクト〜みんなでやまなしを応援しよう〜」
山梨で頑張るあの人やこの人を紹介していきます。

◆16時台「Yamanashi In The World」
「世界の中の山梨」と題して、「山梨と海外のあれこれ」「英語の小ネタ」など、語学に堪能な石井てる美さんならではのコーナーです。山梨と絡めたワールドワイド情報をお届けします。

◆17時台「山梨大学 Radio キャンパス」
毎週山梨大学に関係するゲストにお越し頂き、大人から子どもまでみんなで楽しいキャンパスライフを過ごしていこうというコーナーです。

◆18時台「およそ6時30分の80’s」
パーソナリティの石井てる美さんセレクトで、みなさんを80’sの世界へといざないます…

てる美さんのこれまで

ーーてる美さんについて調べていくなかで、大学で学び企業に勤めてから「やっぱりお笑いの道」を選んだというのは、とても印象的でした。どうしてお笑いに進もうと思ったのか教えていただきたいです!

石井:なんか昔は、勉強して良い大学行って良い会社に勤めなきゃいけないんだって思い込んでたんですよね。それが何かいわゆる自分でやりたいこととかじゃなくても。だからこういう喋る仕事や芸能の仕事って、生まれ変わったらやりたいけど、でも自分の家族や親戚とかにその世界で生きてる人が誰もいなかったから想像がつかなくて、考えたことがなかったんですよね、現実的な将来の選択肢として。でも、本当は多分なりたかったんですよ。どこかにそういう気持ちがあって、ミーハーだったし(笑)

ーーなるほど、だから大学卒業後は就職の道を選んだんですね?

石井:そうねー、最初はまあ大学出て、みんなが行くようなコンサルティング会社で働いて……そこもすごく人気企業ではあったんですけど、1回働きすぎて、そういうのについていけなくて潰れちゃって。それがきっかけで、やっぱり好きなことをやってみよう、ってなって、飛び込んだって感じです。でもなんか、私なりに友達を笑わせたりとかがすごい好きで、学園祭とかお祭りごとも大好きだったタイプで。

ーームードメーカーみたいな存在ですね?

石井:そうそう、クラスのピエロみたいな存在だったので(笑)だからパソコンに向かって仕事するよりも、もっとそういうこと、好きなことをしてみたいなって思ったんです。自分じゃない、出来る仕事人を演じるのがなんか違うなと思って、自分をさらけ出すようなことをしたいなって思って、このお笑いとか芸能の道に進みましたね。

てる美さんとラジオ

ーーラジオにはいつから関わるようになったんですか?

石井:以前AbemaTVのニュース番組にレギュラーで出ていた時期があって、その時に、とある女性たちを取材したことがあったんですけど、彼女たちの事務所の社長のおじさんがなぜか私に興味を持ってくれて、「変わった経歴だね」みたいな感じで(笑)で、しばらくしてそのおじさんが、「事務所に所属している女性たちにラジオ番組をさせたいんだ、でも彼女たちはまだほぼ素人だから、会話の回し役としてラジオに出てくれないか」っていうご依頼をいただいて……それがFM FUJIさんだったんですね。だからこれがラジオのスタートかなあ。

ーーそんなてる美さんにとって、ラジオはどんな存在ですか?やっぱり「ラジオ」と「テレビ」はちょっと違う部分があると思うんですけど……

石井:全然違うと思う!!佐藤ドミンゴさんっていうFM FUJIで金曜日を担当する偉大なDJさんがいるんですけど、その方が「ラジオとは心のフル〇ン」だって言っていて……

ーー……心のフ〇チンですか!?

石井:そうそう、表現はあれですけど(笑)。なんというか、テレビってすごく作られてるんですよね。出演させていただいたら、すごく限られた枠の中でその期待に応えるというか、私に求められたものをちゃんと出さなきゃいけないものだと思っていて。だからラジオよりは、ある程度役割を演じなきゃいけない部分があるんですよ。あなたはインテリの枠だったら、番組の中で何かちくりとさすようなこと言ってくださいとか……ね。でもこのラジオはありのままの私を出させて貰えるから、凄くありがたいなって思っています。

てる美さんと『Bumpy』のはじまり

ーーその後のラジオとの関わりはどんな感じでしたか?

石井:そうねえ、そうこうしているうちにFM FUJIの社員の方から、こういうワイド番組や生放送に興味ない?って言う風に言われて、「めっちゃやりたいです!!」と思っていたから、そこからラジオの活動も広がったって感じかな。

ーーそこからこの『Bumpy』に出演する流れになった……と

石井:そうです!『Bumpy』の前に『terminal』っていう番組をやらせて頂いたのが2019年の4月からで、そのあと一応面接とかオーディションを経て、この『Bumpy』に出演させていただけることになりました。てことはもう5年目か……めちゃくちゃありがたいしラジオを凄く楽しませてもらってます。

ーー『Bumpy』で6時間喋るのも、全然苦じゃないということですね?

石井:そうそう、めちゃめちゃ楽しんでる。長いので夕方4時くらいにお腹空いたなとかは正直あるんですけど(笑)。でも今までいろんなことをやってたつもりだけど、やっぱり一人で喋るっていうのはこんなに難しいんだとは最初思いましたね。

ーー話す内容とか、このタイミングではこれを言おうとか、そういった準備が大変ということですか?

石井:ん~、相手の顔が見えない中で1人で喋り続けることかな、難しいのは。誰かが目の前で「うんうん」とか言ってくれるわけじゃないので。お笑いとかは観客がすぐそこにいて反応が見えるけど、ラジオはそこがまた別のセクションだからっていう難しさがある。最初は慣れなかったし、怖かったですね。けど、FM FUJIのリスナーさんはツイッター(X)とか見る限りはすごいみんな温かくて、一緒になって盛り上げてくれるの。私がラジオ1年目の時からすごく温かくて、こんな優しい世界で喋らせて貰えて嬉しいなと思います。

てる美さんとBumpyのコーナー

ーー私は大学生なので、山梨大学の教授がお話しされるコーナー「山梨大学 Radio キャンパス」が結構面白いなと思いました。てる美さんはあのコーナーで話される時に、なにか意識していることはありますか?

石井:リスナーのみなさんは、その教授たちの持つ専門に詳しくないじゃないですか、私も専門じゃないから、難しいことを誰も聞きたいわけじゃなくて。でも絶対に世の中につながってる何かをどの先生も持っているので、純粋に聞きたいことを聞くようにしてます。凄く初歩的なことから。一般的に聞いて分かる単位までは噛み砕かせてもらうかな。どの先生もねすごいマニアックな分野を担当してるから、毎回いろんなお話がきけてすごく面白いよね。

ーー私が以前講義を受けたことがある先生も出演されていて、たしかに内容が分かりやすく説明されていると思いました。あとは、こんなに話をされる先生だったのか…!とちょっとびっくりしましたね。

石井:やっぱり先生たちって真面目だから、大人としての教科書通りみたいな綺麗な喋り方で終わらせてもらいたくなくて、もっとその人っぽい先生の個性とか身近に感じるような部分が引き出せたらいいなって思っています。教壇に立っている時にはなかなか見せないちょっと砕けたプライベートな性格とかも見えたらいいなって(笑)

ーー別のコーナーで、一番最後にてるみさんセレクトの曲を流すやつあるじゃないですか、(「およそ6時30分の80’s」)

石井:この番組のハイライトだね(笑)

ーーその80'sのコーナーはどんなこだわりを持ってやっているんですか?

石井:これ不思議なもんで、音楽は結構好きな方で、子供の頃から。特に80'sは私が大学生の頃に好きで沢山聞いていたものなんだけど、趣味でやってたことが、今こうして目玉のラジオコーナーになっていて私も驚いてる。あの頃好きで調べてたものが、今こうして繋がってるって不思議だなと思って。

人にプレゼントをあげるときのコツとして、本当にそれを自分も欲しいかどうかで決めるのが大事だと思うんだけど、音楽も一緒かな。こだわりポイントは、自分が「これは凄く好き」「いいよねこれ」っていう曲を選ぶようにしているところですかね。たまに私の好きなアーティストにすごく偏っちゃうから、最近初めて知ったようなものもかけてみたりするんだけど、やっぱり自分の気持ちも反応もそんなにかな……って思います。

てる美さんとFM FUJI

ーー番組を外から見ていると、てる美さんとディレクターさん達との掛け合いが凄く面白いなと思いました。今この空間の雰囲気とかも、とても仲がよい感じだなと思うんですけど、FM FUJIについて、好きだなっていうポイントがあったら教えてください。

石井:もう本当に、もの凄くみんないい人たちですね。

AD:バカなだけです(笑)

石井:いやいや私もそんなにディープに関わっているわけじゃないですけど、色んな現場とかを見てきても、ここはやっぱり皆さん素敵な人たちだなと思います。 

ーー他にはなにかありますか?

石井:あとは山梨がやっぱりいいところですね。食べ物とかフルーツとかお酒とか、食べ物ばっかりだな。私お酒超好きなんで今日も放送中に飲んじゃったし(笑)。FM FUJIは地域に密着していて温かみがある、そんなところが良いなあって思います。なんて言うんだろうな、山梨を盛り上げよう、社会を盛り上げようとしている会社だなって。

ーー余談なんですけれど、今日も人参を食べていらっしゃったり、いろんなおやつをラジオ中に食べてるって聞いていて…

石井:えぇ、誰だぁバラしたのは(笑)

ーーこれまで食べたラジオ中のおやつを教えてください!(笑)

石井:やっぱりリスナーさんからいただく差し入れとか、たまに、あそこ(オフィス)のカウンターのところに会社への差し入れがあって、先週はマフィンを頂いたり……パンを差し入れしてくれるリスナーさんもいたり、シャインマスカットとかフルーツも貰えて、どれも美味しいですね。

ーーおやつはラジオ中のエネルギーみたいですね?

石井:喋り続けるからすごいエネルギーを使ってるみたいで、お腹が空くからおやつは最高、ガソリン的な感じかな。

てる美さんからのメッセージ

ーー最後に、このBumpyという番組はどんな人にぴったりか教えてください。

石井:多分こんなかじりついて聞くものではないと思う。家で何かする時にラジオがかかっていて、元気な人の声を聞くだけで元気になれるみたいな。私がそういうタイプなんだけど、くだらないことでも他のFM FUJIのDJさんとかを聞くと元気になるから、自分もそういう存在でありたいなって思います。だから、何か元気出したいなとか、もの寂しいなって時に、洗濯物畳みながらとか日常生活の中のBGMとして聞いて貰えたら嬉しいですね。DJさんがおすすめの曲とか流していると自分も調べたくなるし、「聞いて元気をもらってます!」みたいなメッセージをもらうと、やっぱり凄く嬉しいしありがたいです。

ーーこれからもてる美さんのリアルが知れるような番組、楽しみにしています!

石井:そうですね、結婚も婚活のことも言ってましたし、マッチングアプリやら結婚相談所の話までしてたDJあんまいないと思う(笑)

大学生アンバサダーの感想

愛を持って、ラジオではお話されていることが分かりました。SNSなども使って、リスナーのみなさんとのキャッチボールを楽しみながら作っている番組だと思います。ちょっと元気をもらいたいな、なにか物寂しいなというときには、ぜひ毎週水曜13時から、石井てる美さんのBumpyを聞いていただきたいです!てる美さんのエネルギー、おやつの差し入れもお待ちしています!(笑)(山梨県立大学・遠藤美湖)

Bumpy
放送局:FM FUJI
放送日時:毎週月曜~木曜 13時00分~18時54分
出演者:鈴木ダイ(月)、上野智子(火)、石井てる美(水)、渡辺麻耶(木)
番組ホームページ
公式Twitter

Twitterハッシュタグは「#ダイピー」(月)、「#ばんぴーのとも」(火)、「#てるぴー」(水)、「#ばんまや」(木)

出演番組をラジコで聴く

※該当回の聴取期間は終了しました。

タグ

補欠選挙の結果を分析。「保守王国」と呼ばれる島根に変化が?

4月29日「長野智子アップデート」(文化放送)、午後4時台「ニュースアップデート」のコーナーでは政治ジャーナリストの角谷浩一さんに、4月28日に行われた補欠選挙の結果を解説してもらった。この記事では島根1区に関する部分をピックアップする。

長野智子「選挙区ごとに分析などいただければと思います。まずは唯一の与野党対決となった島根1区です」

角谷浩一「亀井(亜紀子)さんは一度現職もやられていたので返り咲きということになりますが、島根が『保守王国』といわれますよね。1区はずっと細田(博之)前衆議院議長が地盤を守っていて」

長野「小選挙区制度の導入以降、ずーっと。勝ち続けた」

角谷「2区は、もう亡くなりましたけど竹下亘さんがずっと議席を持っていた。つまり保守王国というより、細田さんと竹下さんがずっとやっていたと。ある意味で当たり前だった。それがお二人ともご存命でなくなって、時代が変わってきて、新しい人が。それも自民党の人が引き継ぐものだと思っていたら、こんなことに、と。細田さんがお亡くなりになったための選挙ということで、自民党も候補者を立てました」

長野「はい」

角谷「ただ細田さんは(旧)統一教会との関係が取り沙汰されたり、じつはセクハラ問題というのがあったり。それに安倍派を細田さんはずっと守っていた、ということも。いま問題になっていることを全部抱えていた、みたいな問題があった。お亡くなりになったので自民党は候補者を立てたけど、そんなに簡単ではなかった、ということ」

長野「きちんと説明されないまま、亡くなられてしまったわけですね」

角谷「今回負けたけど、次はもう有権者は自民党に帰ってくる、という声も地元にはあるんだと思います。今回も県会議員がほとんど動かなかった、という話もありました。一方で世論調査、事前のいろんな調査ではかなり引き離されていて、亀井さんが強かった。でも(岸田文雄)総理は2度入ったんですね。最後の土曜にも入られると。総理が最後に入るのは、逆転できそうなとき、というのが不文律でした。数字の差が既にあるのに、総理は入った」

長野「はい」

角谷「これは岸田さんの独特なやり方というかな。突然、政倫審に出ると言う、派閥を解散すると言う……。岸田さんは誰かと相談して揉んで決めるというよりは、直感的に決められるんですね。島根1区は自民党が唯一出していたところだから、小渕(優子)選対委員長はずっと張り付いていました。国会開会中でしたけど、ずっと」

長野「はい」

角谷「岸田さんは2度も入った。茂木(敏充)幹事長は入らなかったんですね」

長野「それはなぜですか?」

鈴木純子(文化放送アナウンサー)「岸田さんとの仲が微妙だという話も……」

角谷「ただ選挙に勝てば微妙どころか、戦うところで『茂木さん、よくやった』となりますよ。一生懸命、入らなかったというのは、幹事長自らが諦めていたんじゃないだろうか、とか。もっと言うと第一声。泉健太立憲民主党代表は、初日に島根で第一声、声を上げているんですね。ところが茂木さんは行かなかったと」

Facebook

ページトップへ