90年代のグランジ/オルタナサウンドがたまらない! 奈良のロックバンド・ARSKN

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。音楽プロデューサー、CD・レコードショップのバイヤー、ライブハウスのスタッフ、音楽評論家、海外在住の音楽ライターなどなど、さまざまなジャンルの音楽好きが日替わりでヤバい音を紹介する「GEEK OUT」のコーナー。

8月8日(木)はニュースメディア、Qeticの代表、宍戸麻美がおすすめのアーティストを紹介した。


■こだわりは興味を引くような記事の動線作り

Qeticは、音楽だけでなく、映画、芸能、アート、ファッション、グルメ、アプリ、コラム、アニメなどのエンタメ・カルチャーを紹介しているメディアだ。宍戸は音楽レーベルの出身だが、編集部にはファッション系や元消防士など、さまざまなキャリアを持つ人が集まっている。

宍戸:ジャンルは違えど音楽が好きだったり、カルチャーの一つのモノにすごくハマってたりする人たちが多くて、Qeticをやめてからも繋がってる人が多いですね。
あっこゴリラ:めちゃめちゃいいですね。私も時間ができたらQetic入りたい! (笑)

宍戸が記事を書くときは、こんなことにこだわっている。

宍戸:オンラインのメディアってたくさんあって情報もたくさんあるので、受け取った情報がどういう温度であるかってすごく大事だなと思っています。
あっこゴリラ:うんうん。
宍戸:例えば一人のアーティストを紹介するときに、そのアーティストのパーソナリティや人間性まで伝わることが大事かなって。あとは難しい言葉を使って説明しないってことと、情報を渡すだけでなく、そのあとに“行く”とか“買う”とか次の行動に移ってもらえるように、興味を引くような記事の動線作りにこだわってます。
あっこゴリラ:媒体さんからそういう言葉を聞けると嬉しいですよね。温度ってすごい大事だと思います。



■若いスタッフが行ってる場所や情報を大事に

宍戸は新しい音楽と出会うために、「若いスタッフが行ってる場所や情報を大事にしている」と話す。

宍戸:みんなが聴いてるアーティストのライブに実際に足を運んだり、若い子が良いと言っているプレイリストをなるべく聴くと、自分では見つけられないような音楽の出会いがあったりするので、人の話を聞いて実際に見に行くことは大事にしています。
あっこゴリラ:それ超大事ですよね。しかも生だとやっぱり違いますよね。現場に行くと思ってたイメージを超えてきますしね。



■ライブがめちゃめちゃかっこよかった

宍戸さんのおすすめは、奈良を拠点に活動するリョウナの一人バンド、ARSKN(アルソコニ)。

宍戸:スタッフから勧められて最初音源だけで聴いたときに、90年代のいわゆるグランジとかオルタナのリバイバルかなと先入観で思ったんですよ。
あっこゴリラ:うんうん。
宍戸:でも実際、ライブに行ったらめちゃめちゃかっこよくて、自分が、「昔この時代のものってあったよね。それの再解釈だろうな」と思ってたのが恥ずかしいくらい。彼らが、リアルタイムじゃないけどその音を聴いて影響を受け、自分たちの音楽をやっているんだ、と思いました。
あっこゴリラ:うんうん。
宍戸:基本的にはリョウナ君っていう一人の男の子がやっていて、ライブではサポートのメンバーが入りバンド形式でやっているのが、このARSKNというアーティストです。
あっこゴリラ:気になる! 

番組内ではARSKN『hells』をオンエア。



あっこゴリラ:ギターの音がたまらないですね! 私も90年代のグランジやオルタナは自分の通ってきたルーツであるっていうのももちろんデカくて、無条件に大好きなんですよ。それを若い世代がリアルな熱量で、今鳴らしたい音として鳴らされてるっていうのがすごく嬉しいです。
宍戸:歌詞の言葉遊びもおもしろいバンドなんですよ。
あっこゴリラ:なるほど。ライブもヤバそうだな〜。
宍戸:ライブはもう、めちゃめちゃおもしろいです! お客さんを巻き込んで、その空気がどうであろうとかまわない、みたいな。
あっこゴリラ:そういう人私好きですね〜。リスナーのみなさんも要チェックです! 

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時−24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
タグ

最近のニュースでよく目にする言葉「Web3」とは?

4月26日「長野智子アップデート」(文化放送)、午後4時台「ニュースアップデート」のコーナーでは、メディアコンサルタントの松浦シゲキさんを招き、最近のニュース番組などでよく目にする「Web3 (ウェブスリー)」という言葉について話を伺った。

長野智子「『そもそもWeb3とはなんなんだ?』ってことからお願いします!」

松浦シゲキ「3なので、2もあれば1もありますよね?インターネットの歴史のフェーズの中で。最初の『Web1(ウェブワン)』といわれているところはどんな感じかというと、インターネットの初期の頃を街の掲示板に例えます。街の掲示板って最初は情報を読むだけでした。昔のインターネットでいうと、情報が出ても、みんなただただ読むだけ。これがまずWeb1の状態。『Web2(ウェブツー)』の状態は、人々が掲示板に情報を貼ることができるようになったような状態。インターネットでいうと、XとかFacebookとかのように自分たちで情報を作って出すことができるようになった」

長野「誰もが発信できる」

松浦「誰もが発信できるようになったのがWeb2ですね。いまの掲示板とか広場とかの話でいうと、掲示板はFacebook掲示版・X掲示板・YouTube掲示板みたいな感じで、つまり管理者がいるんですよね。それぞれのプラットフォーマーに管理者がいて、その管理者のルールに従って色々とコンテンツを貼り付けなければいけなかった。じゃあWeb3はというと、そこの掲示板の参加者が全員で話し合ってルールを決める。管理者がいないんです」

長野「管理者がいない?それこそGAFA(ガーファ)といわれるGoogleとかFacebookとか超大手のプラットフォームがもう要らなくなるってことですか?」

松浦「そうです。ルールをみんなで決める。アプリストアでいうと、(Web2までは)Googleが一回お金を徴収してアプリを出している企業さんにお金を渡すっていう流れじゃないですか。Web3は自分たちでお札を印刷する、コインを作るじゃないですけど、そういう形で自分たちで決済のルールすらも作ることができるような、誰もが平等に参加できる透明性の高い掲示板みたいな感じです」

長野「みんながGAFAの元で繋がってるインターネットじゃなくて、もう分散していろんなコミュニティがそれぞれ自分たちの管理でやってるっていうのがある感じ?」

松浦「そう。たとえば村があって、村長さんがいて、村で『こういうこと決めなきゃいけないですね』みたいになったときに最終的に村長さんが決定するじゃないですか。もちろん議会とかそういうのも色々あるかもしれないですけど。でもWeb3はもうみんなで決める。たとえば(スタジオにいる)この3人がWeb3で繋がっていたら2対1でも決まるというイメージですね」

長野「これ実際に、新潟県の山古志村で『デジタル村民』っていって、やってるんですよね?」

松浦「はい、そうです。その村民であることの証明書っていうのも、ちゃんとWebで記録するような形にして、みんなでその権利を持って投票して、『これやります、あれやります』っていうのを決めます、みたいな感じですね」

長野「(鈴木さん)ついてきてます?」

鈴木敏夫「うん、ついてきてるけど……。(山古志村では)お年寄りの皆さんもこれに参加してらっしゃる?」

松浦「そうです、そうです」

鈴木「それがすごいですよね」

Facebook

ページトップへ