アナログレコードで音楽を聴くと「見え方が変わる」ワケは? シンリズムが語る

7インチシングルレコード『赤いタワーまで c/w Moon River Lady』を発表したシンガーソングライター・シンリズムに、ブームが再燃しているアナログレコードについて話を訊いた。

【8月19日(月)J-WAVE『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「ZOJIRUSHI MORNING INSIGHT」】

シンリズムは、兵庫県神戸市出身の22歳。高校在学中に発表した『心理の森』が話題になり注目を集めた。今月には、ソロ作品として2年ぶりの両A面シングル『赤いタワーまで c/w Moon River Lady』をアナログ7インチレコードでリリース。

世代的にアナログレコードが身近ではないシンリズムだが、音楽好きな父の影響で、家にあるレコードコレクションを聴いてみたいと思い、USBに取り込めるレコードプレイヤーを高校2年生のときに買ったのだという。

CDやデジタル配信だと好きな曲だけを聴きがちだが、レコードでは曲を飛ばして聴くということが難しく、アルバムを通して聴くことにな。そうすることで見え方が変わってくると、レコードで聴く魅力を語った。

アナログレコードの生産枚数は現在、10年前の10倍である111万枚まで復活した。シンリズムを含め、若手アーティストがアナログでリリースすることが増え、同世代でも「好きな作品をアナログで聴いてみたい」とレコードプレイヤーを買う人が増えているとシンリズムは言う。


■デジタルとアナログの2択になりつつある

番組では、別所がレコードプレイヤーを操作して『赤いタワーまで』をオンエアした。

『赤いタワーまで』は、シンリズムの故郷・神戸の風景をイメージして書かれたナンバーで「僕は作詞よりも作曲先行。曲を作るタイミングでこういう曲ができたので、地元の風景を書いてみるとハマりそうだと思って歌詞を書きました」と解説した。

現在の音楽シーンについてシンリズムは「デジタルとアナログレコードの2択になりつつあるのが面白い。改めてアナログレコードが見直されていて、いい時代に活動できているなと思います。音楽を聴く方法としてデジタル配信が簡単に聴けるので、真逆のものが魅力として出てくるのだと思います」と語った。

シンリズムは9月15日(日)渋谷7th Floorでシングル発売記念ライブを開催する。ぜひチェックしてみてほしい。

『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「ZOJIRUSHI MORNING INSIGHT」では、あらゆる世界の本質に迫る。放送時間は8時35分から。お楽しみに!

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時−9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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鈴木おさむ“小説SMAP”メディアでの取り上げられ方に言及「テレビの本ですが、やはりテレビでは紹介しにくいわけです」

科学者の茂木健一郎がパーソナリティをつとめ、日本や世界を舞台に活躍しているゲストの“挑戦”に迫るTOKYO FMのラジオ番組「Dream HEART」(毎週土曜 22:00~22:30)。 4月13日(土)、4月20日(土)の放送ゲストは、ベストセラー作家への道を歩んでいる、元放送作家の鈴木おさむさんです。20日(土)の放送では、著書である“小説SMAP”こと『もう明日が待っている』(文藝春秋)の内容や、出版前の裏話などについて伺いました。


鈴木おさむさん



1972年生まれ、千葉県出身の鈴木さん。19歳で放送作家としてデビューし、それから32年間、さまざまなコンテンツを生み出してきました。
2024年3月末をもって放送作家・脚本家を引退。現在は、「スタートアップファクトリー」を立ち上げ、スタートアップ企業の若者たちの応援を始め、コンサル、講演などもおこなっています。
3月27日(水)に刊行した著書『もう明日が待っている』は、発売2日で累計発行部数15万部を突破。同著の著者印税は、すべて能登半島地震の義援金として寄付されます。

またTOKYO FMでは現在、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのリーダー・陣さんとともに音楽チャートラジオ番組「JUMP UP MELODIES」(毎週金曜13:00~14:55)のパーソナリティもつとめています。



鈴木:(『もう明日が待っている』には)「黒林さん」というプロデューサーも出てきます。(本名は)黒木(彰一)さんと言って、54歳でお亡くなりになられた方です。ずっと一緒に番組を作っていて、この(小説の)なかでもマイケル・ジャクソンを(SMAP×SMAPに)引っ張ってきた、すごくファニーなキャラクターの人です。

茂木:あれもすごいことでしたね。

鈴木:そうです。マイケル・ジャクソンを呼んでね。「まぁ、小説だからいいか」ということで、呼んだ金額まで書いているんですけど(笑)。その黒木さんがご病気で、「もしかしたら危ないかも」と思って。だから今回、よりスタッフの話を残したんですよ。

ちょうど、この本のゲラ(※誤字・脱字などのチェックをおこなうために仮に印刷した印刷物)が全部出てきたときに、黒木さんのご病気が少し悪くなって、「会いたい」と言われて会ってきたんです。

それが金曜日だったのですが、(出版元の)文藝春秋に頼んで、ゲラをまとめて表紙を付けて仮の本にして渡すことができたんですよね。たぶん読んでくれて、その夜に「おもしろかったです。ありがとうございます」というメールが来ました。シンプルな文でしたが、メールを打つのもしんどかったと思います。なぜなら、金曜日に読んでいただいて、月曜日の夜にお亡くなりになられましたから。それぐらい体力的にも限界のなかで(本を読んで、メールをくださった)。

茂木:でも、間に合ってよかったですね。

鈴木:そうなんです。それでお葬式に行ったら、娘さんが「うちの父は本を読むのが本当に好きな人で、最後の本がこの本になりました」と言ってくれて。だからそこも含めて、僕らスタッフのなかでも本当に最後に「〇(丸)」を付けることができたというのもあります。

でも僕がおもしろいなと思うのは、テレビのためにずっとやってきて、言ってみれば(『もう明日が待っている』は)テレビの本なんですけど、やはりテレビでは紹介しにくいわけですよ。

茂木:いろいろな事情でね。

鈴木:はい。テレビのランキング番組の“(小説売上)ランキング”に入っているのですが、(紹介されるのはタイトル名と僕の名前)「『もう明日が待っている』鈴木おさむ」だけで、SMAPの「ス」の字も言わない。

それは仕方がないんです。だけど、放送作家が最後にテレビの本を書いて、それがテレビで紹介されないというのもおもしろいし、だからこそ絶対にミリオン(100万部)売れてほしいと思います。

番組では他にも、鈴木さんが今後の目標について語る場面もありました。


(左から)鈴木おさむさん、茂木健一郎



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4月20日(土)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年4月28日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:Dream HEART
放送エリア:TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜22:00~22:30
パーソナリティ:茂木健一郎

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