蓮沼翔太フィル、個性豊かなメンバーの「バラバラ具合」を揃えない理由【ライブ音源あり】

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)のワンコーナー「MUSIC+1」。8月19日(月)のオンエアでは、音楽家・アーティストの蓮沼執太が登場。現在の活動について語った。


■枠に収まらないミュージシャンの集まり

蓮沼は、広告、アート、ダンスや演劇の音楽制作など、幅広い分野で活躍している。総勢16名が奏でる現代版フィルハーモニック・ポップ・オーケストラ「蓮沼執太フィル」としても活動。「オーケストラというのは社会の縮図」と話す。

蓮沼:西洋の音楽ができたとき、トップにバイオリンがいてピラミッド型に組織されているのが基本でしたが、僕は現代の日本に住んでいて、アンサンブルを組むのはいろいろな人がいていいなと思っていて。ジャズやラップをやってる人、弾き語り、クラシカルな音楽をずっと勉強している人、いろいろな人で音楽を作りたいなと思っているので、メンバーはみんな個性がバラバラなんです。服とかもバラバラで見た目にも出るし、そういった雑味もむりやりそろえないで、みんな自由に演奏するというかたちでずっとやってきています。

番組では今年の「FUJI ROCK FESTIVAL '19」のライブ音源から、蓮沼執太フィル『ONEMAN』をオンエアした。


■蓮沼が偏愛しているものは?

J-WAVEでは7〜8月の期間「偏愛サマー」と題して、偏愛がもつ強い「こだわり」や「スキ!」を電波に乗せて、東京の夏を盛り上げている。

蓮沼が偏愛しているのはヒップホップ。そのなかでも、スパイク・リー監督の映画『Do the Right Thing』の劇中に使われたPublic Enemy『Fight The Power』をイチオシし、「あのスタイル・精神を僕も持ち続けたい」と話した。

蓮沼執太フィルは、8月25日(日)に日比谷野外大音楽堂にて「日比谷、時が奏でる」を開催する。前半は豪華ゲストと蓮沼執太フィルとの共演、後半はファーストアルバム『時が奏でる』全曲を演奏する。ゲストは、KAKATO(環ROY x 鎮座DOPENESS)、JAZZ DOMMUNISTERS(菊地成孔&大谷能生)、砂原良徳、中村佳穂、原田郁子、平山昌尚、Licaxxxだ。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、毎回話題のミュージシャンをゲストに迎えている。放送時間は12時30分から。お楽しみに。

この番組をラジコで聴く
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時−13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone

タグ

鈴木おさむ“小説SMAP”メディアでの取り上げられ方に言及「テレビの本ですが、やはりテレビでは紹介しにくいわけです」

科学者の茂木健一郎がパーソナリティをつとめ、日本や世界を舞台に活躍しているゲストの“挑戦”に迫るTOKYO FMのラジオ番組「Dream HEART」(毎週土曜 22:00~22:30)。 4月13日(土)、4月20日(土)の放送ゲストは、ベストセラー作家への道を歩んでいる、元放送作家の鈴木おさむさんです。20日(土)の放送では、著書である“小説SMAP”こと『もう明日が待っている』(文藝春秋)の内容や、出版前の裏話などについて伺いました。


鈴木おさむさん



1972年生まれ、千葉県出身の鈴木さん。19歳で放送作家としてデビューし、それから32年間、さまざまなコンテンツを生み出してきました。
2024年3月末をもって放送作家・脚本家を引退。現在は、「スタートアップファクトリー」を立ち上げ、スタートアップ企業の若者たちの応援を始め、コンサル、講演などもおこなっています。
3月27日(水)に刊行した著書『もう明日が待っている』は、発売2日で累計発行部数15万部を突破。同著の著者印税は、すべて能登半島地震の義援金として寄付されます。

またTOKYO FMでは現在、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのリーダー・陣さんとともに音楽チャートラジオ番組「JUMP UP MELODIES」(毎週金曜13:00~14:55)のパーソナリティもつとめています。



鈴木:(『もう明日が待っている』には)「黒林さん」というプロデューサーも出てきます。(本名は)黒木(彰一)さんと言って、54歳でお亡くなりになられた方です。ずっと一緒に番組を作っていて、この(小説の)なかでもマイケル・ジャクソンを(SMAP×SMAPに)引っ張ってきた、すごくファニーなキャラクターの人です。

茂木:あれもすごいことでしたね。

鈴木:そうです。マイケル・ジャクソンを呼んでね。「まぁ、小説だからいいか」ということで、呼んだ金額まで書いているんですけど(笑)。その黒木さんがご病気で、「もしかしたら危ないかも」と思って。だから今回、よりスタッフの話を残したんですよ。

ちょうど、この本のゲラ(※誤字・脱字などのチェックをおこなうために仮に印刷した印刷物)が全部出てきたときに、黒木さんのご病気が少し悪くなって、「会いたい」と言われて会ってきたんです。

それが金曜日だったのですが、(出版元の)文藝春秋に頼んで、ゲラをまとめて表紙を付けて仮の本にして渡すことができたんですよね。たぶん読んでくれて、その夜に「おもしろかったです。ありがとうございます」というメールが来ました。シンプルな文でしたが、メールを打つのもしんどかったと思います。なぜなら、金曜日に読んでいただいて、月曜日の夜にお亡くなりになられましたから。それぐらい体力的にも限界のなかで(本を読んで、メールをくださった)。

茂木:でも、間に合ってよかったですね。

鈴木:そうなんです。それでお葬式に行ったら、娘さんが「うちの父は本を読むのが本当に好きな人で、最後の本がこの本になりました」と言ってくれて。だからそこも含めて、僕らスタッフのなかでも本当に最後に「〇(丸)」を付けることができたというのもあります。

でも僕がおもしろいなと思うのは、テレビのためにずっとやってきて、言ってみれば(『もう明日が待っている』は)テレビの本なんですけど、やはりテレビでは紹介しにくいわけですよ。

茂木:いろいろな事情でね。

鈴木:はい。テレビのランキング番組の“(小説売上)ランキング”に入っているのですが、(紹介されるのはタイトル名と僕の名前)「『もう明日が待っている』鈴木おさむ」だけで、SMAPの「ス」の字も言わない。

それは仕方がないんです。だけど、放送作家が最後にテレビの本を書いて、それがテレビで紹介されないというのもおもしろいし、だからこそ絶対にミリオン(100万部)売れてほしいと思います。

番組では他にも、鈴木さんが今後の目標について語る場面もありました。


(左から)鈴木おさむさん、茂木健一郎



----------------------------------------------------
4月20日(土)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年4月28日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:Dream HEART
放送エリア:TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜22:00~22:30
パーソナリティ:茂木健一郎

Facebook

ページトップへ