ラグビー日本代表のキャプテン、リーチ・マイケルが抱く「試合前の恐怖」とは

11月4日(月・祝)18時からJ-WAVEでは『J-WAVE SPECIAL Mastercard PRICELESS MOMENTS~Rugby World Cup2019~』(ナビゲーター:サッシャ・望月理恵)をオンエア。多彩なゲストを迎えて日本中を熱くした「ラグビーワールドカップ2019™」を総括し、日本代表のキャプテンとしてチームを史上初のベスト8に導いたリーチ・マイケル選手のスペシャルインタビューを紹介した。

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■娘から言われたこと

番組のテーマは「PRICELESS MOMENTS」。準々決勝の南アフリカ戦で日本が敗れたあとにリーチ選手が愛娘の真依さんをグラウンドピッチにあげ、肩車しているシーンはまさにプライスレスな瞬間だった。もともと予定していたことなのだろうか。

リーチ:最初から考えていました。いろんな選手が試合のときに自分の子どもをグラウンドピッチ内に連れてきていましたが、僕の場合は全試合終えた最後だけ連れていこうかなと。あのとき、娘から「1000日ずっと家にいてほしい」と言われて「1000日いるよ」と答えました。奥さんとは「お疲れ様」だけですね。


■対戦前にリーチ選手が抱いていた恐怖

グループステージ2戦目でアイルランドを撃破した際、リーチ選手が喜んだ時間はメディアでは30分と伝わっているが、実際はもっと短く、即切り替えて次のサモア戦に向けて準備を行ったという。次々と立ちはだかる世界の強豪国との対戦を前に、リーチ選手は毎回恐怖心を抱いていたそうだ。

リーチ:自分が仲間をがっかりさせたり、自分の役割をきちんとやれなかったりすることが一番怖い。ひとりが自分の役割を果たせなかったら、チームや戦術が成り立たちません。勇気をもって80分試合に臨んだと思います。

グループステージプールAで見事1位通過し、連戦連勝で史上初の決勝トーナメントに進出。そのときの感覚は......。

リーチ:ワールドカップの試合を永遠に続けたいと思っていました。多くの人たちの前で日本のジャージを着て、デカい人と戦って。すごくラグビー選手として楽しかったです。これ以上の最高の舞台はなかったですね。

今大会ではリーチ選手がボールを持つと地鳴りのように「リーチ!」という歓声があがっていた。自国開催で観客の応援は届いていたのだろうか。

リーチ:(「リーチ!」の応援は)途中で気づきました。また、僕たちがいいプレーしたときに喜んだり、ピンチのときに応援してくれたり、自分たちの背中を押している感じはありましたね。自国開催の応援はすごいと感じました。

■ラグビーはいろんな人にメッセージを与えるスポーツ

最後にリーチ選手から、今大会をきっかけにラグビーを好きになったリスナーに向けて伝えたいことを聞いた。

リーチ:ラグビーというスポーツは、いろんな人にメッセージを与えるスポーツだと思います。体を犠牲にする場面もたくさんありますが、それを楽しめる人もたくさんいるはずです。今後はラグビーのトップリーグの応援もよろしくお願いします。

J-WAVEがリーチ・マイケル選手にインタビューを行うのは今回が2度目。以後、選手みんなでマッサージ中にJ-WAVEを意識的に聴いているという。そして、リーチ選手が試合前に聴く音楽のジャンルはメタル。メタリカがお気に入りだそうだ。

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE SPECIAL Mastercard PRICELESS MOMENTS ~Rugby World Cup2019~』
放送日時:11月4日(月・祝)18時-20時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/holiday/20191104_sp/

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鈴木おさむ“小説SMAP”メディアでの取り上げられ方に言及「テレビの本ですが、やはりテレビでは紹介しにくいわけです」

科学者の茂木健一郎がパーソナリティをつとめ、日本や世界を舞台に活躍しているゲストの“挑戦”に迫るTOKYO FMのラジオ番組「Dream HEART」(毎週土曜 22:00~22:30)。 4月13日(土)、4月20日(土)の放送ゲストは、ベストセラー作家への道を歩んでいる、元放送作家の鈴木おさむさんです。20日(土)の放送では、著書である“小説SMAP”こと『もう明日が待っている』(文藝春秋)の内容や、出版前の裏話などについて伺いました。


鈴木おさむさん



1972年生まれ、千葉県出身の鈴木さん。19歳で放送作家としてデビューし、それから32年間、さまざまなコンテンツを生み出してきました。
2024年3月末をもって放送作家・脚本家を引退。現在は、「スタートアップファクトリー」を立ち上げ、スタートアップ企業の若者たちの応援を始め、コンサル、講演などもおこなっています。
3月27日(水)に刊行した著書『もう明日が待っている』は、発売2日で累計発行部数15万部を突破。同著の著者印税は、すべて能登半島地震の義援金として寄付されます。

またTOKYO FMでは現在、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのリーダー・陣さんとともに音楽チャートラジオ番組「JUMP UP MELODIES」(毎週金曜13:00~14:55)のパーソナリティもつとめています。



鈴木:(『もう明日が待っている』には)「黒林さん」というプロデューサーも出てきます。(本名は)黒木(彰一)さんと言って、54歳でお亡くなりになられた方です。ずっと一緒に番組を作っていて、この(小説の)なかでもマイケル・ジャクソンを(SMAP×SMAPに)引っ張ってきた、すごくファニーなキャラクターの人です。

茂木:あれもすごいことでしたね。

鈴木:そうです。マイケル・ジャクソンを呼んでね。「まぁ、小説だからいいか」ということで、呼んだ金額まで書いているんですけど(笑)。その黒木さんがご病気で、「もしかしたら危ないかも」と思って。だから今回、よりスタッフの話を残したんですよ。

ちょうど、この本のゲラ(※誤字・脱字などのチェックをおこなうために仮に印刷した印刷物)が全部出てきたときに、黒木さんのご病気が少し悪くなって、「会いたい」と言われて会ってきたんです。

それが金曜日だったのですが、(出版元の)文藝春秋に頼んで、ゲラをまとめて表紙を付けて仮の本にして渡すことができたんですよね。たぶん読んでくれて、その夜に「おもしろかったです。ありがとうございます」というメールが来ました。シンプルな文でしたが、メールを打つのもしんどかったと思います。なぜなら、金曜日に読んでいただいて、月曜日の夜にお亡くなりになられましたから。それぐらい体力的にも限界のなかで(本を読んで、メールをくださった)。

茂木:でも、間に合ってよかったですね。

鈴木:そうなんです。それでお葬式に行ったら、娘さんが「うちの父は本を読むのが本当に好きな人で、最後の本がこの本になりました」と言ってくれて。だからそこも含めて、僕らスタッフのなかでも本当に最後に「〇(丸)」を付けることができたというのもあります。

でも僕がおもしろいなと思うのは、テレビのためにずっとやってきて、言ってみれば(『もう明日が待っている』は)テレビの本なんですけど、やはりテレビでは紹介しにくいわけですよ。

茂木:いろいろな事情でね。

鈴木:はい。テレビのランキング番組の“(小説売上)ランキング”に入っているのですが、(紹介されるのはタイトル名と僕の名前)「『もう明日が待っている』鈴木おさむ」だけで、SMAPの「ス」の字も言わない。

それは仕方がないんです。だけど、放送作家が最後にテレビの本を書いて、それがテレビで紹介されないというのもおもしろいし、だからこそ絶対にミリオン(100万部)売れてほしいと思います。

番組では他にも、鈴木さんが今後の目標について語る場面もありました。


(左から)鈴木おさむさん、茂木健一郎



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4月20日(土)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年4月28日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:Dream HEART
放送エリア:TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜22:00~22:30
パーソナリティ:茂木健一郎

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