Number_i「出せるところまで出している」お互いを知り切る3人 でも“表現”では「見たことのない顔」

ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。4月15日(月)の放送は、Number_iがゲスト出演。パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)が、デビューから4ヵ月経った感想やメンバーについて新たに感じることを聞きました。



――「お互いを知り切っている」

COCO教頭:Number_i先生は去年(2023年)10月に結成されて、今年(2024年)1月1日に(1stデジタルシングル「GOAT」で)デビューされました。デビューから早4ヵ月が経ちましたけど、デビュー前と今とで何か変わったことはありますか?

平野紫耀:変わったこと……何だろう? そんなにないよね?

岸優太:もうお互いを知り切っているのもあるし、そういった変化はないですね。けど、4ヵ月経っているということに驚きましたね。

こもり校長:4ヵ月って、思ったより早いですか? それとも、絶妙に長いですか?

平野:俺はめちゃくちゃ長かったなぁ。やることが多すぎてね。いろいろ作業してたら、あっという間に……“あっという間”ということは短いのか! そうか!

こもり校長:(笑)。

平野:俺は“短い”ですね!

こもり校長:振り返ると、やったことが多すぎて濃すぎて制作過程が大変だった、と思いつつ……やり切れている感じはある、ということですかね?

神宮寺勇太:そうですね。

平野:“充実”だね。



――見たことない顔、聴いたことない声色「まだ発見がある」

COCO教頭:「Blow Your Cover」(4月12日リリースの2ndデジタルシングル)のタイトルには、“本当に自分をさらけ出す”という意味があると思うんですけど、4ヵ月やってみて新たにさらけ出している部分はありますか?

平野:もともとさらけ出しているんで、もう出すものがない……!

岸:出せるところまで出しているよね。

神宮寺:オフではないですね。オンでは「こういう表情をするんだ!」とかはあります。

平野:たしかに! 見たことのない顔、聴いたことない声色とか。

こもり校長:そういう意味で言ったら、「GOAT」はそういう一面がすごく見えたんじゃないですか? 僕も楽曲を聴いたりミュージックビデオを観たりして、お三方の表現方法やそれぞれの色を「こういう感じで出していくんだ!」という衝撃があったんです。ミュージックビデオやレコーディングのときに、そういうことは感じませんでしたか?

平野:めちゃめちゃ感じたね?

岸:レコーディングブースに一緒に入って、お互いの引き出しというか「こういう声が出るんだ!」、「こういう歌い方するんだ!」と、けっこう衝撃がありました。アルバムの制作をしていると、毎回そういう発見がありますね。

こもり校長:いまだにあるって、すごい話ですよね。

平野:たしかに! 10年以上の付き合いなんですけど、まだ発見できるのは嬉しいことだと思いますし、逆にプレッシャーにも感じますね。いろんな姿をメンバーにどんどん見せて、切磋琢磨して刺激し合わないといけないと思いますね。



――ミニアルバムのレコーディングでも新たな発見

こもり校長:そして! Number_i先生は、5月27日にミニアルバム『No.O -ring-』をリリースされます。おめでとうございます!

Number_i:ありがとうございます!

こもり校長:どんな感じになりそうですか?

平野:振り切っているところは振り切っているし、バラエティに富んでいるところもあるし。さっきも話したような、自分たちも知らないメンバーの表現が見れましたね。

岸:はい!

平野:僕たちもびっくりしたので、聴いてくださる方はよりびっくりしてくださる内容になっていると思います。

こもり校長:「ああいう楽曲を入れようよ」みたいに、3人で話し合ったりするんですか?

平野:ほぼ3人ですね。

こもり校長:へー! 手作り感満載ですか?

平野:そうですね。楽しんでもらえたら、と思います。

★4/15mon-4/19fri★SCHOOL OF LOCK! SPECIAL WEEK★

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4月15日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年4月23日(火)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、COCO教頭(CRAZY COCO)
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/
SCHOOL OF LOCK!
放送局:TOKYO FM
放送日時:2024年4月15日 月曜日 22時00分~23時55分

※該当回の聴取期間は終了しました。

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村上春樹「自分のカヌーは自分で漕げ」学生時代にカート・ヴォネガットの小説で出会った言葉

作家・村上春樹さんがディスクジョッキーをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「村上RADIO」(毎月最終日曜 19:00~19:55)。4月28日(日)の放送は「村上RADIO~村上の世間話4~」をオンエア。好評の「村上の世間話」シリーズ第4弾は、クスッと笑える“世間話”を、村上DJが選曲したグッドミュージックとともにお届けしました。
この記事では「今日の言葉」について語ったパートを紹介します。



◆The Sandpipers「Chotto Matte Kudasai」
サンドパイパーズが歌います。「ちょっと待ってください」というのが曲のオリジナル・タイトルなんです。マジで。

◆TSF「Salade de Fruits」
TSFというフランスのボーカル・グループが「フルーツ・サラダの歌」を歌います。

トマト・サラダも好きだけど、フルーツ・サラダもいいですよね。マンゴー入りのサラダが僕の好物です。



◆<クロージング曲>
Barney Wilen「As Time Goes By」

今日のクロージング音楽、フランス人のベテランテナーサックス奏者バルネ・ウィランが「As Time Goes By」を演奏します。いいですねえ。決めの歌詞、「月の光とラブソングが、時代遅れになることはない」。本当にそのとおりです。

ちなみに今日おかけした音楽は、すべて僕が最近中古屋さんのバーゲンで買い込んできたCDです。値段は100円か200円か、高くて300円。そんなものです。バーゲン・コーナー、こまめに探すとけっこう素敵なものに巡り会えますよ。

さて、今日の言葉は、
「Paddle Your Own Canoe(自分のカヌーは自分で漕げ)」です。

これはボーイスカウトのモットーにもなっていますが、もともとは英国の古い格言です。でも僕がこの言葉を初めて知ったのは、学生時代にカート・ヴォネガットの小説『スラップスティック』を読んだときです。その中でこの言葉はとても印象的に使われていて、今でもよく覚えています。『スラップスティック』、愉快な小説ですよね。先日久しぶりに読み返して、あらためて感心しました。

「自分のカヌーは自分で漕げ」。要するに自分のことは人に頼らずに、自分でしっかりやれということですよね。

でも「自分のことは自分でやれ」と言うと、身も蓋もないというか、ごく当たり前の「ご教訓」になってしまいます。でも「自分のカヌーは自分で漕げ」って言われると、そのシチュエーションが目の前に浮かんできますよね。実際にカヌーに乗って、パドルを手にして、1人で急流を乗り切っているような、そんな具体的な気持ちになります。「がんばらなくちゃ」、みたいな。

言葉の力って、表現の力って、結局そういうことなんですよね。生きた具体的な共通イメージを、送り手と受け手の間に起ち上げること。僕はいつもそのことを頭に置いて文章を書いています。それって大事なことです。

「自分のカヌーは自分で漕げ」

漕いでください。



番組では他にも、ほとんど夢を見ないという村上さんが鮮明に覚えているという“夢の話”から、近所をジョギングしているときにある動物に遭遇したときのエピソード、学生時代の夏休みに一人旅をしたときの思い出などについて語る場面もありました。

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4月28日(日)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 5月6日(月・祝)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:村上RADIO~村上の世間話4~
放送日時:4月28日(日)19:00~19:55
パーソナリティ:村上春樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/

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