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『神津カンナのあんな話こんな話』は日曜朝、作家の神津カンナがゲストと語らう“ちょっと知的でとにかく楽しい”がコンセプトの対談番組。10月は5週にわたってテレビのコメンテーターとしてもおなじみ、経済産業省の元エリート官僚で慶応義塾大学大学院・教授の岸博幸氏をゲストに迎えて、神津カンナがあれこれツッコミを入れる！

 

総合格闘技が大好きな岸氏。自らも毎日、トレーニングに励むそうで、ぐっと引き締まったスリムな体形にカンナも思わず「59歳に見えない！」と驚嘆の声をあげた。岸氏は「日本の政治にも格闘技の気合と根性を！」と愛嬌のある笑顔で語る。しかし、その笑顔とは裏腹にコロナ対策、エネルギー政策に関しては舌鋒鋭く政府批判に容赦がない。

慶応義塾大学大学院ではメディアデザイン研究科の教授として、「地域創生」に挑んでいるそうだ。一例は、漆器の産地である福井県鯖江市と共同で開発した漆塗りのミニ水筒。日本の漆技術は、美しいばかりでなく再生可能でもありSDGsの考え方にも適ったもの。「これまでの地方再生政策はまちがっている。日本の地方は宝の山」と地方にエールを送る。また、私生活では小学生2人の子供を持つ父親。「デジタル社会に必要な能力はアナログの中で育つ」と、実践している家庭教育を披露した。

 

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