霜降り明星、“お笑い第7世代”と括られる風潮に「嫌やって言ってる、みんな」

2月28日(金)深夜、お笑いコンビ・霜降り明星の粗品とせいやがパーソナリティを務めるラジオ番組「霜降り明星のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週金曜27時~)が放送。最近の若手芸人の総称であり、せいやが提唱者とされる“お笑い第7世代”について、心境を語った。

先日の「アメトーーク!」(テレビ朝日系)で、「僕らビミョーな6.5世代」という企画が実施されたのを受け、「ラジオやから言わせて」と“お笑い第7世代”について触れたせいや。
「第7世代は得をしてるのか? っていう話になってくる」と切り出し、心境を語った。

せいや:マジで、『第7世代』って自分で言っている芸人はいないんですよ。

粗品:ああ~実はね。

せいや:本当に、周りから言われているだけ。僕は特に、言い出しっぺって言われてるでしょ?

粗品:なってますよ。

せいや:これは再三、言ってますけど、大事なことだからもう一回言います。僕は、お笑い第7世代とは一言も言ってないです。第7世代みたいなのがあって、僕らみたいにM-1を取って、キングオブコントを取った人が20代だと。だから、アスリートやユーチューバーとか、いろんな20代の人と、ポケモンとか、僕らだけでわかる話ができたら面白いなっていうのが、きっかけね。

粗品:はい。

せいや:お笑い第7世代とは一回も言ってない。お笑いで区切りだしたら、めちゃくちゃになるって、俺はその時にわかっているわけですよ。ドリフとかクレージーキャッツとか、俺は好きだからわかる。

粗品:それは、いわゆる第1世代ですか?

せいや:やめろ、それ!

粗品:ははははは(笑)

せいや:これはでも、本当に怒っている人に誤解を解きたい。

粗品:確かに、色んな意見を見ましたよ。『せいやって奴が言い出して、6.5世代が可哀そう』みたいな。

せいや:違うねん! 俺は『お笑い第7世代』とは一言も言ってない。『第7世代』とは言ったけど、それは第1から数えて、ちゃんと計算した第7ではない。

粗品:はいはい。

せいや:たまたま俺が、『NARUTO-ナルト-』に登場するキャラクター“7代目・火影”が好きだったとか、7っていう数字が気持ち良かったから。響きが。だから、第7世代って言って。そうしたら、お笑い第7世代ってなっていた。気が付いたら。僕はまず、お笑いで区切ってないです。

粗品:いやでも、なんか……。

せいや:マジマジマジ! これは、本当に危ないところよ。今日で(この話題は)終わろうとしているから。

粗品:ははははは(笑)

せいや:テレビや雑誌がお笑い第7世代を盛り上げるあまり、これ危険よ。よく言われる、『第7世代のブームが終わったら、終わるんじゃないか』と。

粗品:確かにね。

せいや:俺ら、第7世代のブームなんか思ってないですよね。宮下草薙、四千頭身とかみんな。第7が嫌やって言ってる、みんな。

粗品:まあな。

せいや:だから、どこかで“第7世代・被害者の会”みたいな企画をやらないといけない。反旗を翻そう! 6.5世代の人より、第7世代と言われている方が被害者なんだから! マジで!

粗品:6.5世代が『第7世代のせいで』みたいな風潮は、確かにちょっとズルいかなと僕も思う。

せいや:まあまあ、そこまでは言ってないけど。

粗品:え!?違うの?(笑)。穏便に穏便に?

せいや:俺は言い出しっぺをやめたいだけ。

粗品:なんやねん!(笑)

せいや:もうね、世代とか関係ないんですよ。(俺が)一番アンチ第7世代かもしれない、逆に。

粗品:ははははは(笑)。お前が? 深いな~。

せいや:色んな、ゴチャゴチャに巻き込まれているから。先輩から、『なんで言い出したんや』みたいな。俺が一番憎んでいるかもしれない。第7世代を。

粗品:なるほど、『なんで、こんなのを生んでしまったんだ』と?

せいや:そう! だから、第7世代を早く潰さないといけないし、早く抜け出す為に頑張らないといけない。

粗品:それは熱いですね、熱い熱い。

せいや:でも第7世代の仕事を断るというのは、また違うけどね。それは拗ねているだけみたいになるから。

その後、粗品が「僕らはM-1を優勝しての1年間だったけど、第7世代で一括りにされて、(TVに)よく出ている印象を持たれるのは、ちょっと悔しいと思う」と語ると、せいやは「“第7世代はこうや”と括られだしてから、おかしくなったな」と回想。続けて粗品が「正直言うと、第7世代の皆が思ってますけど、先輩と仕事したいしな」とコメントすると、せいやは「そうやねん!」と同調するなど、心境を語った。

鈴木おさむ“小説SMAP”メディアでの取り上げられ方に言及「テレビの本ですが、やはりテレビでは紹介しにくいわけです」

科学者の茂木健一郎がパーソナリティをつとめ、日本や世界を舞台に活躍しているゲストの“挑戦”に迫るTOKYO FMのラジオ番組「Dream HEART」(毎週土曜 22:00~22:30)。 4月13日(土)、4月20日(土)の放送ゲストは、ベストセラー作家への道を歩んでいる、元放送作家の鈴木おさむさんです。20日(土)の放送では、著書である“小説SMAP”こと『もう明日が待っている』(文藝春秋)の内容や、出版前の裏話などについて伺いました。


鈴木おさむさん



1972年生まれ、千葉県出身の鈴木さん。19歳で放送作家としてデビューし、それから32年間、さまざまなコンテンツを生み出してきました。
2024年3月末をもって放送作家・脚本家を引退。現在は、「スタートアップファクトリー」を立ち上げ、スタートアップ企業の若者たちの応援を始め、コンサル、講演などもおこなっています。
3月27日(水)に刊行した著書『もう明日が待っている』は、発売2日で累計発行部数15万部を突破。同著の著者印税は、すべて能登半島地震の義援金として寄付されます。

またTOKYO FMでは現在、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのリーダー・陣さんとともに音楽チャートラジオ番組「JUMP UP MELODIES」(毎週金曜13:00~14:55)のパーソナリティもつとめています。



鈴木:(『もう明日が待っている』には)「黒林さん」というプロデューサーも出てきます。(本名は)黒木(彰一)さんと言って、54歳でお亡くなりになられた方です。ずっと一緒に番組を作っていて、この(小説の)なかでもマイケル・ジャクソンを(SMAP×SMAPに)引っ張ってきた、すごくファニーなキャラクターの人です。

茂木:あれもすごいことでしたね。

鈴木:そうです。マイケル・ジャクソンを呼んでね。「まぁ、小説だからいいか」ということで、呼んだ金額まで書いているんですけど(笑)。その黒木さんがご病気で、「もしかしたら危ないかも」と思って。だから今回、よりスタッフの話を残したんですよ。

ちょうど、この本のゲラ(※誤字・脱字などのチェックをおこなうために仮に印刷した印刷物)が全部出てきたときに、黒木さんのご病気が少し悪くなって、「会いたい」と言われて会ってきたんです。

それが金曜日だったのですが、(出版元の)文藝春秋に頼んで、ゲラをまとめて表紙を付けて仮の本にして渡すことができたんですよね。たぶん読んでくれて、その夜に「おもしろかったです。ありがとうございます」というメールが来ました。シンプルな文でしたが、メールを打つのもしんどかったと思います。なぜなら、金曜日に読んでいただいて、月曜日の夜にお亡くなりになられましたから。それぐらい体力的にも限界のなかで(本を読んで、メールをくださった)。

茂木:でも、間に合ってよかったですね。

鈴木:そうなんです。それでお葬式に行ったら、娘さんが「うちの父は本を読むのが本当に好きな人で、最後の本がこの本になりました」と言ってくれて。だからそこも含めて、僕らスタッフのなかでも本当に最後に「〇(丸)」を付けることができたというのもあります。

でも僕がおもしろいなと思うのは、テレビのためにずっとやってきて、言ってみれば(『もう明日が待っている』は)テレビの本なんですけど、やはりテレビでは紹介しにくいわけですよ。

茂木:いろいろな事情でね。

鈴木:はい。テレビのランキング番組の“(小説売上)ランキング”に入っているのですが、(紹介されるのはタイトル名と僕の名前)「『もう明日が待っている』鈴木おさむ」だけで、SMAPの「ス」の字も言わない。

それは仕方がないんです。だけど、放送作家が最後にテレビの本を書いて、それがテレビで紹介されないというのもおもしろいし、だからこそ絶対にミリオン(100万部)売れてほしいと思います。

番組では他にも、鈴木さんが今後の目標について語る場面もありました。


(左から)鈴木おさむさん、茂木健一郎



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4月20日(土)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年4月28日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:Dream HEART
放送エリア:TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜22:00~22:30
パーソナリティ:茂木健一郎

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