財津和夫、恋と愛とでは何が違うのかをちょっとだけ考えてみる
TULIP・財津和夫が、時には星座や宇宙について語るRKBラジオ『財津和夫 虹の向こう側』。7月7日の放送では、自分の星座占いの内容に○✕を付けたり、恋と愛についての感覚の違いを考察してみます。
「若い人も好き」とまでは書いてない
今日は7月7日。TULIP・安部俊幸さんの命日、そして七夕です。
財津「物心ついて、七夕っていうものを認識してからおそらく70年は経っていますね。でも、願い事はしていないんです。『七夕だな』って70回は思ったんですけど」
下田「あら」
下田アナのように七夕はお願いごとをするものと思っている人と、財津のように自分にはそういう習慣はない、という人に分かれるようです。神社仏閣の参拝でも、祈願なのか、誓い・報告なのか等々目的が分かれますしね。
財津「子供の頃は何か神秘的な感じがしましたよね。牽牛と織姫。恋愛的なものも興味があったし、本当に天上でやっていると思ったからね…そう、笹に何か書いてぶら下げたのは子どもの頃に一度やったきりで…」
財津曰く「その後は高度成長期に進んでいったのでそんな悠長な時代は過ごしていない」という時代背景に、実感のある方もない方もいらっしゃるかと思います。
さて、お星様繋がりということで、星座占いの話に。
下田「財津さんは、星座はうお座みたいですね。うお座の特徴を調べました。『感受性が強い。独特の感受性の芸術家肌』。当たっていますね」
財津「いやあ、当たってないと思うなぁ。割と僕はリアリティのある男です。目の前の現実を見ながら生きています。リアリストです」
下田「『甘えん坊』とも書いてありました」
財津「当たってます」
下田「そして『繊細』で」
財津「繊細は当たってない」
下田『フリーランス向き』
財津「それは当たってる」
下田『成熟した大人の女性が好き』
財津「それも当たってるわ。『若い人も好き』って書いてない?」
下田「それは書いてないです(笑)」
七夕、星座の次は、規模を大きくして(?) 宇宙の話に。
財津「『地球は青かった』っていうのは、ガガーリンでしたっけ。アメリカの宇宙飛行士では、価値観がものすごく変わったっていう人が多いですよね。『生まれて初めて何か不思議な体験をした』とかいう話が面白いなと思って。地球を俯瞰して見たらどんな気持ちになるのかな、っていう事に興味を持って、そんな曲を作ってみようとした時期があります」
ということで、今日の一曲は、TULIP「星空の伝言」。1983年(昭和58年)に発表された14枚目のアルバム「Halo」(ヘイロウ)に収録され、またシングル曲として先行発売もされました。
「Halo」とは、光背とか後光いう言葉に訳される、聖人や神仏の身体から発せられる光明の事だそうです。
財津「古代の人類は、宇宙人が他の星からやって来た時に、とても神々しく見えたからこそ、それを神と信じたのだと。宇宙の神秘っていうか自然の神秘なんでしょうか」
「愛情」と「恋情」と「痴情」
リスナーからのお便りの「詩は音楽に恋をする」というフレーズから、番組エンディングでつかの間の恋愛論が展開されました。編集カット部分も含めて掲載します。
財津「音楽も詞に恋をするよね。人は人に恋をするし。ペットもご主人に恋をしているかもしれないし…愛という言葉と、恋という言葉って似ているようで随分違うよね。何で違う言葉があるんだろう、何か区別されているようで、どう違うのかが今でも良くわかんないんですけど。若干恋の方が下世話ですよね」
下田「えっ、下世話ですか?!」
財津「愛って、なんか大きいじゃない。大きな人の心を表したりしますよね。恋は、狭い気持ちで相手に迫っていったりする場合もある。『情け』っていう言葉を後ろにつけると、より違いがはっきりしてくる。『愛情』と『恋情』、恋情の方が下世話でしょ」
下田「『痴情』よりは良いじゃないですか」
下ネタではなく、下田ネタ、でした。
財津「『地上より永遠に』ってタイトルの映画がありましたが、そのチジョウじゃなくてね…いいなぁ、最近痴情が好きになってきたかな。なんか近松門左衛門みたいですけど。年取ると色々ありますからね」
意味深長な言葉で終わる恋愛論となりました。
次回7月14日の放送は、通常通り18時15分(午後6時15分)からの予定です。
「記念グッズ」についてお話しします。
- 財津和夫 虹の向こう側
- 放送局:RKBラジオ
- 放送日時:毎週日曜 18時15分~18時30分
- 出演者:財津和夫、下田文代
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※該当回の聴取期間は終了しました。