熊本・桜町の中華大人気店「燕燕」の太平燕を食す

熊本・桜町にある中華旬菜燕燕の店前にて ©RKBラジオ

北部九州・山口災害情報パートナーシップを結ぶコミュニティFM各局とRKBによるコラボ番組『ローカる!』。地域密着のコミュニティFM局のパーソナリティにとっておきの街ネタを紹介してもらう。4月は熊本県熊本市にある「熊本シティエフエム」とのコラボでお送りした。2日の放送では熊本シティエフエムがある熊本の中心、桜町で大人気店の太平燕を、熊本シティエフエムまちづくり推進部の内田早紀さんに紹介してもらった。(報告:『ローカる!』ディレクター荒木風花)

熊本の郷土料理といえば「太平燕」。ディレクター荒木は給食でよく食べていたが、本場熊本では食べたことがなかった。その太平燕が県内外で大人気、熊本シティエフエム社員御用達の中華旬菜燕燕に向かった。テレビ番組「バナナマンのせっかくグルメ」で紹介されたという看板もあり、期待は高まる。ランチ営業後に店主で福岡県八女市出身の馬場隆志さんに話を聞いた。

荒木:燕燕に来るお客さんはどんな人が多いですか?

馬場さん:桜町はビジネス街でもあり観光地でもあるので、ランチはビジネスマン、夜は観光客の方も多く来られます。

ホテルでの勤務、太平燕専門店での修業を経て燕燕を開業した馬場さん。そもそも太平燕とはどんな料理なのだろうか。

燕燕の太平燕 ©RKBラジオ

馬場さん:簡単に言うと、太平燕はちゃんぽん味の麺が春雨版って感じですね。お店によってスープが豚骨か鶏ガラか分かれます。燕燕では鶏ガラを使っています。太平燕はもともと中国の福建省の郷土料理で、その後長崎の華僑から熊本の華僑に伝わったと言われています。

コロナ禍で時短営業もままならなかったが、テレビ番組「バナナマンのせっかくグルメ」にて紹介されたことで、燕燕の太平燕は全国区になった。鶏ガラと野菜のだしを使って香辛料を抑えた坦湯麺の人気も止まらない。そんな燕燕は今年、11年目を迎えた。

馬場さん:2016年に起きた熊本地震や2020年からのコロナ禍を乗り越えてきました。コロナ禍ではなんとかしなくては…という思いから、ふるさと納税やお取り寄せを始めました。太平燕や坦湯麵、燕燕オリジナルの坦々燕、麻辣湯燕などをオンラインで販売しています。湯煎で10分で食べられるので、料理をしたくない時や一人暮らしの方にピッタリです。店内で食べた方がお土産にここから贈るというパターンもありますよ。

オンラインショップで販売している太平燕セット ©RKBラジオ

早速、太平燕を試食した。

馬場さん:太平燕の具は白菜、キャベツ、しめじ、たけのこ、もやし、青菜、ネギ、えび、いか、卵です。

荒木:本格的な中華料理屋さんの香りがします…!!うん!めちゃくちゃ美味しいです!そして胃袋に染みますね…!野菜がたくさん入っているので、たくさん食べても罪悪感がないです!

野菜と鶏ガラの優しい味が講じて、二日酔いの日に来るお客さんも多いとか。他のメニューには熊本らしさが溢れていた。

荒木:馬肉や赤牛というワードがメニューに多いですね。

馬場さん:出張の方が多いのですが、阿蘇までなかなか行けないという声を聞いていました。熊本市内にある燕燕でも馬肉や赤牛を味わってほしくてメニューに加えました。赤牛はステーキで、タレを中華風にしてみたり…工夫しています。

店名「燕燕」にはつばめのように、という意味がある ©RKBラジオ

「燕燕」という店名には、つばめにあやかって、もう一度、二度とお客さんに帰ってきてほしいという思いも込められているそうだ。そんな燕燕の営業時間は11:30~13:30、夜は18:00から。スープがなくなり次第終了なので、ランチタイムは特に早めに行くことをお勧めする。

燕燕の情報はこちらから見ることができる。

ローカる!
放送局:RKBラジオ
放送日時:毎週日曜 11時00分~11時15分
出演者:荒木風花
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