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シンガーソングライターで、偉大なメロディメーカー・KANが、音楽シーンをウィットたっぷりに語り通すSTVラジオ『KANのロックボンソワ』。この日の「押し入れミュージック」のコーナーでは、Brian Ferry率いるRoxy Musicの「More Than This」を掛けました。曲紹介の時、KANは、Roxy Musicのライブに強烈な思い出があることを明かします。

KAN：1983年に日本武道館でやった Roxy Musicのコンサートを見に行ってます。曲をあまり知らない状態で行って、知ってたのは、当時に出たばかりの「Main Thing」という曲と、あとジョンレノンのカバーの「Jealous Guy」くらいで。

KAN：ただ、何となくカッコいいなと言う印象があったのと、ライブで"人間フェードアウト"っていうのをやったんですよ。これは、CDでフェードアウトされてる曲を、ライブでもフェードアウトするってことをやってて、「これは初めて見たなぁ」と思って。その頃、洋楽のコンサートちゃんと見たのって、ビリー･ジョエルくらいで、Roxy Musicが2回目か3回目くらいだったんですが「フェードアウトするんだ！」って思って。

KAN：で、さっそく自分のアマチュア時代にやってたバンドで、やってましたね、フェードアウト。だんだん、自主的にみんなで音を小さくして行って、照明もそれに連れて暗くしてもらって、しかも、しゃがんで行くって言う、そういうのをRoxy Musicの影響でやってました。

KAN：そう言えば、デビューしてからも何度かやったことはあったけど、ん～、久しぶりにやって見たいですね。弾き語りでもやってみようかな（笑いがこみあげて…）。「どうしたの？」って思われるんですよね。

弾き語りで"人間フェードアウト"やったら、しゃがむ代わりに椅子の上で縮こまるのでしょうか…体育座り状態？

STVラジオ『KANのロックボンソワ』（毎週土曜日　24:00～25:00）
 

※該当回の聴取期間は終了しました。