トイレの大小レバーをきちんと使い分けると○○リットル節水できるらしい

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7月4日(月)放送後記

先週のビックリするほどの暑さ。みなさんも多方面で原因などについて聞いたかもしれませんが、気象予報士・増田雅昭さんにあらためて詳しく教えていただきました。

東京は昨日まで9日連続の35℃以上。最長記録が出てしまいました。これまでは2015年に8日連続35℃以上ということがあったのですが、それが出たのが8月。まだ8月なら納得できますけど、6月からこの暑さですからね。

今週(7/4~)は暑さが落ち着き、曇りや雨が続きます。「梅雨明けしたのに、なんでまた雨?」と思うかもしれませんが、実は気象庁も今週7月4日の週は、曇りや雨が続くことは分かっていたんです。

だから、梅雨明けを発表するのは、けっこう悩んだと思いますよ。ただ、やはり、あの晴天続きと猛暑でしたし、梅雨明け直後の猛暑は、熱中症になる方が急増することを考えると、6月27日時点の発表で良かったと思いますね。

6月からいきなり真夏のような猛暑になりましたけど、これはまだ予行演習なんですよね。

陸上とかに例えるなら、予行演習で走ってみたら、いきなり記録が出てしまったといった感じです。

夏本番の7月後半~8月はどうなるか?予行演習だけ記録が出て、本番はさっぱりという可能性もありますし、反対に、やっぱり本番のほうが、もっとすごかったということも有り得ます。

最新のデータを見る限りは、7月後半~8月最初は、夏の高気圧がまた強まるので、晴れる日が増えて、厳しい暑さがやってくることにはなるでしょうね。

そして、今年の夏に向けて気をつけるのがこちら↓

水が少なくなる前にはじめよう!節水はできることからコツコツと

今年は「節電」が呼びかけられて、取り組んでいる方もいるかと思いますが、今年は「水」も、この先の天気を考えると、安心できないんですよね。

九州や四国のダムは、貯水率がかなり下がってきている所があります。各地、今年は梅雨が短くて雨の量が少なかったですし、この先、真夏の天気が続けば、貯水率がどんどん低下する可能性があります。

Q:関東の方でも、ダムの貯水率が下がっている?

関東では、利根川水系のダムの貯水量が今は100%あって、過去のこの時期の平均より多く、今すぐ危ないという状況ではありません。

ただ、梅雨が早く開けて、猛暑が続く年というのは、過去、貯水率の減り方がとても早くなる年が目立っています。

今後、7月後半から再び猛暑になる可能性があることを考えると、貯水率も気にしておかないといけないですよね。

みなさんはは水不足がニュースになったのって、記憶にありますか?

ここ30年だと、最もひどかったのが平成の大渇水と言われた1994年。

1994年は、全国的に水不足となり、琵琶湖の水位が過去最低を記録、四国の水がめ早明浦ダムでは、水がなくなってしまって、役場の跡地が出てきたほど。特に九州や四国など西日本が深刻で、各地で断水が長期間おこなわれました。

関東は断水まではいきませんでしたが、その2年後、1996年に春から続いた渇水では、一部で学校のプールの授業が無くなったり、噴水が止まったりしました。

また、2001年は梅雨が7月1日に明けて、その後、雨が降らずに、高温が続いて、一気に貯水率が低下。利根川水系でも、一部で取水制限が行われました。

さらに、近年だと、2013年に渇水対策で12年ぶりに東京都が奥多摩町の小河内ダムにある人工降雨装置を試運転したことも。

今年は今すぐそういう状況にはなりませんが、再び来るであろう猛暑に備えて、“コツコツ”節水のためにできることご紹介します!

何リットル節水できるかもあわせてご紹介するので、「そんなの知ってるよ!」と言わず、改めて意識してもらいたいです。節水の量は、TOTOの公式サイトを引用しています。

■その1「トイレの洗浄、レバーは大小の切り替えをきちんと使い分ける」

毎回、レバーの「大」のほうで流していませんか?毎回「大」だと、必要以上に多く水を使うことになってしまいます。レバーを「小」で流すと、1回あたり最大2リットルの節水につながるそう。

4人家族の場合、1ヵ月でおよそ720リットル節水できるそうですよ。500mlのペットボトル1440本分!

■その2「ハミガキのとき、コップで口をすすぐ」

「コップを使わずに水を出しっぱなしにする」という方が意外といるそうです。

歯磨きの間ずっと流していると、1回あたりおよそ5.4リットル…500mlのペットボトル11本分、すごく流れてしまっています。コップを使えば、1ヵ月でおよそ1,296リットル節水できるそうですよ。

■その3「お風呂でシャワーをこまめに止めて使う」

これはやってしまう方多いのでは?

シャワーをこまめに止めることで、1回あたりおよそ8リットル、1ヵ月でおよそ960リットルの節水に。

さらに、半身浴を心がけて、お湯はりの量を少なくすると、およそ20~30%も節水に繋がるそうなんです!

ほかに、「キッチンで食器をため洗いする」「洗濯にお風呂の残り湯を使う」など全部を取り組むと、1年で17万4,178リットルの節水になるんだそうです。これをみんなで行えば、相当な量ですよね。

今年は再び猛暑になる可能性が高いことを考えると、「水不足のおそれ」となってからでは遅いので、生活の中のできることから少しずつ節水に取り組むクセをつけていきましょう!

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同盟国の日本企業のアメリカ企業買収にダメを出した、バイデン政権の危うさ『町田徹のふかぼり!』

経済ジャーナリスト・町田徹が毎週注目すべき国内外のニュースを徹底解剖。日本経済が抱える問題の本質、激動の国際情勢の行方について、時に冷徹に、時に熱く、語ります。

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