福山雅治、キタニタツヤ、星野源、桑田佳祐…本当に面白いラジオ番組【アーティスト編】

全国各地のラジオ局で放送されているラジオ番組の中から、アーティストがパーソナリティを務める面白い番組をピックアップ。radikoユーザーに熱い支持を得ている人気番組はもちろん、業界関係者も注目している番組をご紹介します。

サカナクション・山口一郎出演 STVラジオ『加藤さんと山口くん』

サカナクション・山口一郎さんが極楽とんぼ・加藤浩次さんとお送りしている30分番組。山口さんがメインで企画を立案しており、東京都内を中心としたロケや収録で行われているのも特徴的です。

北海道小樽市出身の2人ならではの道産子ネタも満載。番組には、山口さんの音楽仲間やファン、加藤さんの妻「カオリさん」こと緒沢凛さんらが登場することもあります。

加藤さんと山口くん
放送局:STVラジオ
放送日時:毎週日曜 9時30分~10時00分
出演者:加藤浩次、山口一郎
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加藤浩次&山口一郎がパーソナリティ『加藤さんと山口くん』の魅力とは?

キタニタツヤ出演 ニッポン放送『キタニタツヤのオールナイトニッポン0(ZERO)』

シンガーソングライター、音楽プロデューサーとして活躍するキタニタツヤさんの冠ラジオ番組。キタニさんの音楽活動はもちろん、プライベートにまつわるエピソードトークが楽しめます。

ゲストが出演する回では、キタニさんが大好きなベイブレードによる勝負もお約束。相手が誰であろうと真剣勝負で立ち向かうキタニさんの奮闘ぶりも聴きどころです。

キタニタツヤのオールナイトニッポン0(ZERO)
放送局:ニッポン放送
放送日時:毎週月曜 27時00分~28時30分
出演者:キタニタツヤ
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キタニタツヤのラジオ番組『キタニタツヤのオールナイトニッポン0(ZERO)』

星野源出演 ニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』

ミュージシャン、俳優、文筆家と幅広く活躍する星野源さんの冠ラジオ番組。音楽やゲーム、お笑いにパソコンなど、さまざまな話題で繰り広げられるトークのほか、新曲やアルバムがリリースされる際には星野さんによる解説をたっぷりとお届けします。

「夜の国性調査」や星野さんの友人"ニセ明"がお送りする「ニセ明のオールナイトニッポン」、弾き語りなどコーナーも盛りだくさん。星野さんの誕生日前後には、公私ともに交流のあるバナナマン・日村勇紀さんがコスプレ姿で毎年ゲスト出演しています。

星野源のオールナイトニッポン
放送局:ニッポン放送
放送日時:毎週火曜 25時00分~27時00分
出演者:星野源
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あの出演 ニッポン放送『あののオールナイトニッポン0(ZERO)』

歌手にタレント、俳優業とマルチに活躍するあのさんの冠ラジオ番組。深夜3時にテンション高く盛り上がったり、時には知的な一面も見せたりするなど、ラジオでも独特の世界観を展開しています。

番組には、あのさんと交流のあるお笑い芸人たちもゲストで定期的に登場しており、これまでに霜降り明星や紅しょうが・熊元プロレスさん、レインボー・ジャンボたかおさんらが出演。ブレイク前から長い付き合いの南海キャンディーズ・山里亮太さんが出演した回では、お互いに歯に衣着せないやりとりで盛り上がりました。

あののオールナイトニッポン0(ZERO)
放送局:ニッポン放送
放送日時:毎週火曜 27時00分~28時30分
出演者:あの
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あいみょん出演 ニッポン放送『あいみょんのオールナイトニッポンGOLD』

あいみょんさんは現在、『オールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送)第1金曜日のパーソナリティを担当中。関西弁丸出しの自由気ままにお届けするトークは、幅広い世代のリスナーに支持されています。

番組では、あいみょんさんの近況報告はもちろん、楽曲に込められた想いや現場での制作エピソード、ゲストとのトーク、リスナーと電話を繋いでの特別企画などが楽しめます。

あいみょんのオールナイトニッポンGOLD
放送局:ニッポン放送
放送日時:2025年12月5日 金曜日 22時00分~24時00分
出演者:あいみょん
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あいみょんのラジオ番組出演情報

福山雅治出演 TOKYO FM『福山雅治 福のラジオ』

ラジオパーソナリティとしても絶大な人気を誇る福山雅治さんの冠ラジオ番組。TOKYO FMでは『福山雅治のSUZUKI Talking F.M.』(1996年4月〜2015年11月)から担当しており、『福のラジオ』としても2025年6月に放送500回を迎えました。

新曲やライブツアーの感想紹介、人生相談などの投稿コーナーも充実しているほか、福山さんが出演するドラマや映画の関係者がゲストで出演することもあります。

福山雅治 福のラジオ
放送局:TOKYO FM
放送日時:毎週土曜 14時00分~14時55分
出演者:福山雅治
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ラジオ番組から見える福山雅治の魅力を出演番組から徹底解剖!

桑田佳祐出演 TOKYO FM『桑田佳祐のやさしい夜遊び』

2025年4月に放送30周年を迎えた、サザンオールスターズ・桑田佳祐さんの冠ラジオ番組。2025年10月にはTOKYO FM開局55周年と『やさしい夜遊び』放送30周年を記念した番組イベントを日本武道館で開催し、豪華アーティストたちとの共演が話題になりました。

桑田さんの軽快なトークや音楽論、深夜らしい大人向けの企画など、ラジオパーソナリティとしてのスキルが存分に発揮されています。サザンや桑田さんの新曲もこの番組で解禁しているほか、ライブ音源などの貴重な音源がオンエアされることもあります。

桑田佳祐のやさしい夜遊び
放送局:TOKYO FM
放送日時:毎週土曜 23時00分~23時55分
出演者:桑田佳祐
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山下達郎出演 TOKYO FM『山下達郎の楽天カード サンデー・ソングブック』

山下達郎さんが所有する膨大なコレクションから珠玉の名曲をお届けする音楽番組。2025年5月には放送1700回に到達しました。オンエアされる楽曲は、山下さんがラジオ放送に適した音質に調整するなど、音に対する強いこだわりが感じられます。

山下さんが所有するレコードから楽曲をアトランダムにお届けする「棚からひとつかみ」、多種多様なテーマ特集、リスナーからのリクエストなど、山下さんの音楽ルーツといえるオールディーズソングが楽しめるほか、毎年8月と12月には妻・竹内まりやさんとの「夫婦放談」、音楽評論家・宮治淳一さんとの「新春放談」も恒例になっています。

山下達郎の楽天カード サンデー・ソングブック
放送局:TOKYO FM
放送日時:毎週日曜 14時00分~14時55分
出演者:山下達郎
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スピッツ・草野マサムネ出演 TOKYO FM『SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記』

スピッツ・草野マサムネさんが、架空の大陸"ロック大陸"を音楽とともに旅するコンセプトでお届けする音楽番組。メインコーナーでもある「○○で漫遊記」では、往年のミュージシャンや楽器、音楽雑誌など、毎回さまざまなテーマを設けて楽曲の魅力を語ります。

毎年1月は三輪テツヤさん、田村明浩さん、﨑山龍男さんらスピッツメンバーが週替わりで登場し、草野さんとの新春対談とスピッツメンバーそれぞれの選曲が楽しめます。

SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記
放送局:TOKYO FM
放送日時:毎週日曜 21時00分~21時55分
出演者:草野マサムネ
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人気アーティストが日替わりで登場 J-WAVE『SPARK』

J-WAVEで月曜から木曜の深夜24時から放送している音楽番組。今をときめくアーティストが日替わりでナビゲーターを務め、自身の音楽やルーツ、プライベートなトーク、ナビゲーターの個性が光るコーナーなどをお届けします。

過去には、チャットモンチーや尾崎世界観さん、BE:FIRSTもナビゲーターで出演。現在はsumika、King Gnu・新井和輝さん、秦基博さん、三代目 J SOUL BROTHERS・ØMIさんらが担当しています。

SPARK
放送局:J-WAVE
放送日時:毎週月曜~木曜 24時00分~25時00分
出演者:(月)sumika(火)新井和輝(King Gnu)(水)秦基博(木)ØMI(三代目 J SOUL BROTHERS)
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J-WAVE深夜の人気プログラム『SPARK』各番組・ナビゲーター一覧

新世代アーティストが日替わりで登場 J-WAVE『THE KINGS PLACE』

「新世代音楽王(バンド)の集い」を番組のコンセプトに、ライブハウスを主軸にするアーティストやバンドマンたちが各曜日のナビゲーターを担当。ゲストコーナーの「KINGS MEETING」では、注目のアーティストやライブハウスのスタッフ、音楽関係者らの生の声も聞きながら、これからの音楽について深掘りしていきます。

ナビゲーターが数ヶ月の周期で入れ替わるのも特徴的で、これまでにクリープハイプやゲスの極み乙女。、キュウソネコカミ、KANA-BOON、マカロニえんぴつといった人気バンドも出演。現在は04 Limited Sazabys、MAN WITH A MISSION、ねぐせ。、ヤングスキニーの4組が担当しています。

THE KINGS PLACE
放送局:J-WAVE
放送日時:毎週月曜~木曜 25時00分~26時00分
出演者:(月)04 Limited Sazabys(火)MAN WITH A MISSION(水)ねぐせ。(木)ヤングスキニー
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J-WAVE平日深夜の音楽番組『THE KINGS PLACE』各番組・ナビゲーター一覧

Official髭男dism・楢﨑誠出演 FM FUJI『ロヂウラベース』

Official髭男dismのベース・サックス担当の楢﨑誠さんがパーソナリティを務める2時間番組。少女漫画あるあるやときめく実体験を紹介する「3年タピ組ときめき先生」や、楢﨑さんがリスナーの悩みを解決する「ナイトクラブ誠」など、音楽の話はそこそこに自由な雰囲気でお届けします。

毎月最終週には、ドラム担当の松浦匡希さんが「ビッグゲスト」として出演するほか、音楽仲間がゲストで登場することもあります。

ロヂウラベース
放送局:FM FUJI
放送日時:毎週月曜 21時00分~23時00分
出演者:楢﨑誠(Official髭男dism)
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オーイシマサヨシ出演 MBSラジオ『オーイシマサヨシのMBSヤングタウン』

アニメソングシンガーとして人気アニメの主題歌も数多く手掛けるシンガーソングライター・オーイシマサヨシ(大石昌良)さんの冠ラジオ番組。『MBSヤングタウン』火曜日のパーソナリティを2021年10月から担当しています。

ゲストコーナー「オーイシとオハナシ」では、ミュージシャンや声優、お笑い芸人といったさまざまな分野の専門家をゲストに招き、仕事の流儀を学んでいきます。番組終盤には、オーイシさんが今歌いたい曲やリスナーのリクエストに応えて、アコースティックギターで弾き語りする「弾き語るオーイシ」をお届けします。

オーイシマサヨシのMBSヤングタウン
放送局:MBSラジオ
放送日時:毎週火曜 22時00分~23時30分
出演者:オーイシマサヨシ
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ワタナベフラワー出演 ラジオ関西『Clip』(※水曜日)

ラジオ関西で月曜から木曜にかけて放送されている生ワイド番組。面白トピックや地域ニュース、ライフハック、エンタメにお出かけ情報など、好奇心をくすぐる情報をお届けします。

毎週水曜日は、神戸発の3人組ロックンロールバンド・ワタナベフラワー(クマガイタツロウさん、ムサさん、イクローさん)がパーソナリティを担当。明るく元気になれる3人のゆるいトークも人気の一つとなっています。

メンバー個人では、クマガイさんがKiss FM KOBEで平日朝のワイド番組『シャカリキ』、アニメに造詣が深いムサさんがラジオ関西で『ワタナベフラワームサのアニソン部屋』、『青春ラジメニア』をそれぞれ担当しています。

Clip
放送局:ラジオ関西
放送日時:毎週水曜 13時00分~15時45分
出演者:ワタナベフラワー
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聴き逃したラジオ番組を聴ける「タイムフリー」【radiko使い方ガイド】

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この記事を書いた人

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ヨーロッパ企画、新作舞台は「傑作を見せられる」 『インターネ島エクスプローラー』金丸慎太郎、金子大地、上田誠インタビュー

ヨーロッパ企画第44回公演『インターネ島エクスプローラー』が現在、東京・下北沢の本多劇場にて上演中。

上田誠、金子大地、金丸慎太郎

今作のテーマは“冒険”。未踏のジャングル、天をつく絶峰、到達不能な極地。かつては冒険家たちをたぎらせたこれらの舞台も、今はすっかりシステムの中。地表はGPSに覆われ、ネットワークがゆきわたり、地理的空白は埋められ、指先ふたつで世界のどこへでも分け入れるようになっていた。そんなある日、屋根裏から見つかった祖父の日記に「絶対に× 印のところへ行くなよ」という警告と、手描きの海図が残されており——。

このたび、システムでさえ到達できなかった未踏の地へと足を踏み入れる冒険家役を演じる金丸慎太郎、同じく冒険家役でゲスト出演する金子大地、そして脚本・演出を手掛ける上田誠にインタビュー。ヨーロッパ企画に欠かせないエチュード稽古の様子のほか、上演への意気込みなどを聞いた。

――今回の舞台となるのは、まさかのジャングル。この物語を思いついたきっかけは何だったのでしょうか?

上田:昔からずっと「いつか南太平洋あたりを舞台とした話をやってみたいな」と思っていました。そして今作は、金丸くんがヨーロッパ企画に正式に入団しての初舞台。記念舞台ということで座長をやってもらおうと思った時に、物語に彼のパーソナルな部分を加えたいと考えたんです。金丸くんは世界一周旅行をしたり、海外でヒッチハイクもできちゃう人なので、「冒険」というテーマが合うと思ったのがきっかけになっていますね。

――ヨーロッパ企画にとって「入団公演」となるのも珍しいです。入団前からの関係値があったからこその舞台になりそうですね。

上田:以前からヨーロッパ企画の舞台に出ていたからこそ、むしろ「入団公演」と謳わないと誰も気づいてくれないんじゃないかと思って。たまには大々的にアピールしてみてもいいんじゃないかと思いました(笑)。

――金丸さんは「入団公演」「座長」と聞いた時にどう思いましたか?

金丸:本当にありがたいことだと思います。とんでもないギフトをもらったような気持ちですね。以前より参加してはいますが、改めて「賑やかなやつが入ったな!」と思ってもらえるように、いろいろな表情・芝居を見せていかなければならないなと気合が入りました。

――今作のプロットを読んで、どんな感想を持ったかも聞かせていただけますか?

金丸:冒険がテーマとは聞いていましたが、まさかジャングルが舞台になるとは(笑)。

上田:28年も脚本を書いていると、そういうバカバカしいことに抵抗もなくなってきて(笑)。少し前までは「ジャングルを舞台にする」とか「ヘビと戦う」なんて、バカにされると思って書けなかったと思います。ですが、今はもう何の恥も外聞もありません。ヘビと戦うのは主に2人(金丸&金子)なのですが、めちゃめちゃ面白く演じてくれていて。書いて良かった(笑)!

金子:しかも、そのヘビに関しては“とある伏線”になっているんですよね。

上田:そうなんです。後半に回収するシーンがあるので、ぜひ楽しみにしていただけたら。

――金子さんは、ヨーロッパ企画の舞台に初出演となります。上田さんの描くスケールの大きい物語の印象はいかがでしょうか?

金子:スケールが大きすぎて、最初はまったく頭が追い付きませんでした(笑)。それから資料を読んだり、モアイ像について勉強をしたりして、少しずつイメージが湧いてきたところです。ただ、上田さんの書く物語って、スケールは大きいけれど会話はとても日常的なんですよね。そのギャップが面白さの1つだと思っていて、演じている僕自身も毎回楽しんでいます。

――ヨーロッパ企画の舞台ならではとなっている、エチュード稽古はいかがでしょうか?

金子:とても面白いです! 緊張しないような空気感を劇団員の皆さんが作ってくれて、さらに僕が何をしても拾ってくれるんです。その安心感があるからこそ自由に挑戦できるし、その結果、僕自身が知らなかった表現も見つけることができました。その新たな発見が楽しすぎて、毎回キャラが変わっちゃうんですよね(笑)。

上田:毎回いろいろなパターンを見せてくれて、こちらこそアイディアが膨らんでいます。

金丸:すごく嫌なやつの時もあれば、めちゃめちゃ弱弱しい時もあったりしてね(笑)。

――金丸さんと金子さんは、ライバル冒険家役。2人で掛け合うことが多いそうですが、金丸さんは金子さんの毎回変わる芝居に応えるのは大変ではないですか?

金丸:まったく大変ではありません。それがヨーロッパ企画のエチュードの醍醐味ですからね。金子さんはエチュードの経験が少ないと言っていましたが、そうとは思えません。めちゃめちゃ面白い! エチュード慣れしているメンバーが毎回笑っているので、自分も負けてられないなと思わされます。

上田:毎回同じパターンだと、メンバーが笑わなくなるんだよね(笑)。

金丸:そうなんですよ! 誰も笑わないとやっぱりショックなので、笑いがほしくて頑張っています(笑)。

金子:僕としては、金丸さんが困れば困るほど面白くなるというのがわかってきたので(笑)。金丸さんをもっと困らせられるように頑張ります!

金丸:僕が困っていると楽しそうな表情をするなと思っていました(笑)。

――エチュードの様子を聞いているだけでも、2人の関係性が役にマッチしていると感じます。上田さんは、なぜ金子さんを金丸さんのライバル役にキャスティングしたのでしょうか?

上田:金丸さんを基準に物語を考えていくと、この主人公に強力なライバルが必要だと思いました。それまで金子さんとお会いしたことはなかったですが、以前に僕が脚本を書いたドラマ『魔法のリノベ』に出てくださっていたことを思い出し、そこで演じてもらった役が、僕の思い描いていたものを「凌駕した」と言っていいくらいのレベルで面白く仕上げてくれいたんです。それで今回、出演オファーをさせてもらいました。

金子:うわ、うれしすぎる……!

上田:ヨーロッパ企画のコメディには、だいたいシチュエーションに翻弄されるキャラクターが登場します。今回は金子くんの役がそうなるかと思っていたら、エチュードを膨らませた結果、そうならなくて。またまた僕の構想を凌駕する芝居を見せてくれて、お呼びして本当に良かった! ただそのせいで、金丸さんの役をもっと勇ましくさせるはずが、そうじゃない方向に(笑)。しかし、それが面白いバランスを生んでいて、物語としても当初のイメージ以上のものになっています。

――呉城久美さんもゲストとして出演しますが、キャスティングの理由は?

上田:呉城さんはヨーロッパ企画の別ユニット「イエティ」の劇に2回ほど出てくださっていますが、存在感がすごくて。僕の勝手なイメージなのですが、金丸さんは普段の延長の姿で舞台に立つ一方、呉城さんは普段の様子からは想像できない姿で舞台に立たれる印象があります。その対象的な2人がステージに揃い立つのが面白そうだと思いました。

――音楽を担当される王舟さんも、ヨーロッパ企画の舞台に参加するのは初めてですが、ドラマでは何度かご一緒されていますね。

上田:王舟さんは、音楽におけるファッションコードのようなものを自在に操ることができる方です。どれを聞いてもまったく違った印象を受ける音楽を作られていて、今回の舞台に求めているエキゾチックな世界観も表現してもらえるのではないかと思いました。「今作のCM用にデモをいただけませんか?」とお願いしてみたところ、なんとパターンの違う楽曲が7曲も送られてきて……! 王舟さんも僕のイメージを凌駕して、作品世界を広げてくださる方でしたね。

――“冒険”をテーマにしているということで、3人が今後やってみたいこと/行ってみたい場所などをうかがえますか?

金丸:僕はもう、地理的な冒険はお腹いっぱいです。向こう10~20年は旅行も行かなくていいくらい(笑)。挑戦という意味では、もう10年以上も関わっているヨーロッパ企画の皆さんに「こいつにまだこんな引き出しがあったとは!?」と驚いてほしいですね。せっかく入団させてもらえたので、ヨーロッパ企画の新たな可能性になれるように頑張ります!

上田:最初の人から抽象的な話が出ちゃったな~(笑)。

金子:ごめんなさい、僕も抽象的なことになっちゃいます(笑)。僕は、アウェイな現場を冒険したいですね。この仕事をしていると、よく「アウェイって面白いな」と思うんです。もちろん悲しいし切ない気持ちにもなるのですが、それが踏み台になって、良い芝居になったりするんですよね。いつか、言葉の通じない国でエチュードをやらされてみたい(笑)。自ら進んで挑戦するのではなく、“やらされる”というのが大事。そのアウェイ感を常に感じて、成長していきたいです。

上田:僕はもともと地理的な冒険はしないのですが、“読書の冒険”はよくします。自分ではない人の書いた言葉を辿って歩く作業って、かなり負荷がかかりますよね。ただ、自分の中にはない“その人の世界”に連れて行ってもらえているようで、大いなる旅に出ている気分になります。

――本作は過去最多の全14都市を回ります。公演を楽しみにしている全国の方々へ、メッセージをお願いします。

金子:歴史あるヨーロッパ企画の舞台に参加できること、劇団の皆さんと一緒に芝居ができることは、大変光栄なことだと思っています。こんな長い期間に上演される舞台に出演するのは初めてで、僕にとってターニングポイントとなる作品になるのではないでしょうか。思い残すことがないくらいの芝居をぶつけて、発散しようと思っています。そんな僕の全力を、来てくださる皆さんにぜひ楽しんでほしいです。

金丸:まったく守りに入っていない、オルタナティブで攻めの姿勢の新作公演をお届けできると思っています。脳をガツンと殴られたような感覚になりたい人、大笑いしてスカッとしたい人はぜひ観に来てください!

上田:日々脚本を書いていると「これはもうダメだ」という気持ちと「最高傑作だ!」という気持ちが交互に訪れます。「超面白いネタを思いついた!」と思ってメモしても、次の日には「なんだこれ」となることが多いのですが(笑)……今作は、その「もうダメだ」や「なんだこれ」の気持ちになっていないんですよね。観に来てくださる方には、おそらく傑作を見せられるのではないかと思っています。期待していてください。

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