【ラジオな人】山口智充、中川家、原田龍二、安東弘樹出演! ニッポン放送『DAYS』プロデューサー・ 柴田篤さんインタビュー(後編)
ラジオリスナーから支持される番組は注目される⁉︎
ーー貴重な体験談、ありがとうございます。最後に、これからの時代のラジオはどうなるのか、どうあるべきなのか、柴田さんのご意見をお聞かせください。
個人的な意見ですが、ラジオの“中”だけでやっていても難しいのではないかとと思っています。今までと同じように番組を創ることは勿論、今やっているMixChannelやSHOWROOMなど、外部メディアを使って、より立体的にしていく必要があると考えています。
でもその一方で、『オードリーのオールナイトニッポン』(毎週土曜日 25時〜27時)など、ラジオリスナーから支持を得ている番組は「ラジオだけのコンテンツとしても特に面白いな」と、手前味噌ながら思います。それはニッポン放送に限らず、リスナーから支持を得ているのが明快な番組は、最近少し注目されている気がします。
「良いコンテンツを作ること」&「多くの人に知ってもらうこと」
「単純に枠を売ること」ということではなく、「内容に合わせて、連動したコーナーを作っていかないとラジオは売れない」という空気があるかと思います。
だから「この番組は多くのリスナーが聴いているからCMを打つべきだ」というところに戻していくためにも、やはり「良いコンテンツをきっちり作ること」、「それをより多くの人に知ってもらうこと」が、ツールが何に変わっても重要だと感じています。
ーー柴田さん、貴重なお話をありがとうございました。インタビュー前編では『DAYS』の番組作りやパーソナリティ起用のポイントなどをお聞きしているので、ぜひチェックしてください!
『DAYS』月曜日〜木曜日 13〜16時放送!
※放送情報は変更となる場合があります。
取材・文=瀬尾明日香
撮影=井福菜保
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大ヒット曲『想い出の渚』は“夏”の歌じゃなかった?設定は“秋”でヒットしたのは“初冬のスキー場”
今年でデビュー57周年を迎えた『ザ・ワイルドワンズ』のみなさんが12月4日の『くにまる食堂』にご来店。大ヒットした『想い出の渚』の思い出や、2015年に亡くなった加瀬邦彦さんの思い出を伺った。
邦丸「今日のお客様は、鳥塚しげきさん、植田芳暁さん、島英二さん、加瀬友貴さん、ザ・ワイルドワンズ勢揃い!加瀬友貴さんは、加瀬邦彦さんのご次男でいらっしゃいます。それ以外はみなさん後期高齢者ですね。」
植田「はい、保険証もデカい黄色いやつですね。」
スタジオ(笑)
邦丸「今や『想い出の渚』はスタンダードナンバーになっていますが、メンバーにとってはデビュー曲。これが大ヒットになったんですね。」
植田「この曲は海のイメージですけど、意外なことにヒットしたのは11月頃。それも札幌スキー場あたりからじわじわ火が付いてたんです。」
邦丸「ああ!スキー場で流れてたんだ。」
鳥塚「でも詩の世界は、過ぎ去った夏を秋に思い出してるという設定なんですよ。だから本当は秋の歌かもしれないんですけどね。」
島「あともう一つ、個人的に思うのは、イントロの12弦ギターの音。あれが人を振り向かせるような、なにかを持ってるんじゃないかって気がするんですよ。」
邦丸「あのギターを引いておられるのが、12弦ギターの名手と言われた加瀬邦彦さんですね。」
植田「あのギターは、ヤマハのピアノの木を使った特注なんですよ。それを弾くとなんか哀愁があって、多分それが当時の若い人たちのにマインドに、自然に「いいな」って感じさせて、それでもしかしたら火がついたかもしれないですね。」
島「加瀬さんが前にいた「寺内タケシとブルージーンズ」のリーダー、寺内タケシさんが、加瀬さんが辞めるって決まったときに「お前、これ持って行け」って本当にそう言って、あのギターを頂いたんですって。」
邦丸「加瀬邦彦さんといえば、もちろん偉大なる音楽家でプロデューサーなんですが、ビートルズの来日コンサートの前座に「寺内タケシとブルージーンズ」が出る時、楽屋かなんかで缶詰状態になって、「ビートルズが来るのに見られないのか」って加瀬さんが言って辞めたって本当ですか?」
メンバー全員「はい、それ本当の話です。」
邦丸(笑)
この後は、メンバーが語る加瀬邦彦さんのエピソードや、『想い出の渚』レコーディング時の苦労など、往年のファンにはたまらないトークが満載!気になる方はradikoのタイムフリー機能でご確認ください。