根本要・KAN・馬場俊英『風のハミング』おさらい、杉山清貴が「君は1000%」を歌った経緯は?

5月1日は、『靭公園MUSIC FESTA~FM COCOLO 風のハミング』(4/29 @大阪靭公園テニスセンター・センターコート特設会場から、無観客・生配信)のおさらい放送。ライブ出演者でこの後の番組の馬場俊英も一緒にお送りしました。

 

■雨の中初配信になったライブについて~杉山清貴さんがゲストに決まった経緯~1曲目の「愛は勝つ」(アカペラバージョン)について
 

要:靭公園『風のハミング』をご覧になっていただいた方、ありがとうございます!

KAN・馬場:ありがとうございます!

要:今日はその思い出し番組という事で、みなさんにその時の模様をお聞かせしたいと思います。配信をやっていたので、ご覧になっていただいた方もいらっしゃると思いますし、見られなかった方は

KAN:7日いっぱいまで、アーカイブを見ていただけますので、ぜひ、生配信を見れなかった方、見たくなかった方(笑)、これは見ておいた方がいいですねぇ。

要:本当に見るにあたいする、いいライブが出来ました!

KAN:そうですねぇ。

馬場:そうですねぇ。

要:当日は、前日リハから雨で、もしかしたらあがるかもという期待をよそに、本降りのまま最後まで、

KAN:一瞬もやまなかったですね、ずっとね

要:特に、ステージ脇のテントでみんなと言ってたんですよ。やっぱり、馬場くんが歌い出すと、強めに雨が降る。

KAN:強くなる、それは確かでしたね、

馬場:なんか工事も途中始まって、雨なのに

KAN:前日のリハの時は、近くに新しい大っきいビルが建ってて、その工事をやってると、29日は祭日なので工事はやんないだろうと言ってたんですでど、馬場くんの時だけやってたんだよね

要:馬場君の時だけ(笑)

馬場:事情があったんでしょうねぇ

要:でも、あらためて、雨になりましたけど、初配信だったんですが、それはいい企画でしたね。あの会場内で、みなさんがあの雨の中、3時間座られているかと思うと。もちろん、もしお客さんが入っていたという状態でしたら、僕らは違う構成を作っていたと思うんですけども。にしても、3時間の雨で見ていただくよりは、配信に切り替えたゆえに、3時間とりあえず、まんま見せられたというのはよかったですね。

KAN:そうですね。

要:今回ライブやるにあたって、いつもKANちゃんの構成が中心になるわけですけども。 

KAN:これね、違うんですよ。僕が構成でなくて、みなさんの意見を表にまとめるのが僕なんですよ。

要:(笑)まずぼくら3組(スターダスト☆レビュー、KAN、馬場俊英)と、今回のゲストということで、毎回スペシャルなゲストをおよびしているわけで、今回はどなたにしようか?という事で、まぁ、コロナという事もあり、ミュージシャンによってはとても気になる方もいて、まぁ僕らが気にしていないというわけじゃないですが、ライブでやる事をはばかっている方もいらっしゃると思うので、そのへんの慎重な選び方で、一応誘い慣れた杉山清貴に(笑)お声をかけさせていただいて。

KAN:一応誘い慣れた(笑)

要:まぁなんかあったら杉山だろうってことでね、杉山もふたつ返事でって事で、まぁゲストは決まって。そっからね、何をやろうかというとこで。今回は。ライブの中でも馬場くんが偉そうに言ってましたけど(笑)ハーモニーをね、コーラスをさしに、これがまた良かったですよね。

KAN:そうですね。『風のハミング』はアコースティックしばりでやってるので、もういつもコーラスはたっぷり色々とやっているですが、特にそれをお客さまに印象づける構成にしようと、スタジオの打ち合わせでなりました。

要:なんたって僕らスターダスト☆レビュー6人と、KANちゃん、馬場くん、そして杉山くんと歌う人ばっかりですから、これは9人のコーラスをフィーチャリングしたらとても面白いものができるという事で、1曲目は「愛は勝つ」のアカペラバージョン。

KAN:そうなんですよ。僕が配信だからみんなでアカペラカラオケをやって、見てくだあっているお客さまが歌うっていうのはどうかと提案して、だったらみんな知ってる曲がいいねとなって、要さんが「愛勝つ」だろう、しかもじゃぁ1曲名にやろうと。え~っ!みたいな。(笑)

要:僕はね、今回のやつはそういうインパクトがほしいなと思ったんですよ。というのは、顔なじみの人たちだったから、どの曲も歌いやすいし、ましては「愛は勝つ」はもともとコーラスが入っているから、それを基盤にすれば、後はKANちゃんのアレンジで上手いこと1曲としてできるかなぁと、で、変に尺をつめたアカペラにしたくなかったんですよ。

KAN:僕は、最初はショートバージョンでいこうと思っていたんですけど、リハやっていみて、これ短くする必要ないなと思いましたね。

要:できるっていうか。そのへんはなんか聞かせられるんじゃないかという思いがあったんで、コーラスをみんなで歌うエネルギーを見せるためには「愛勝つ」だろうということで。

KAN:これはもう本当、うれしかったですよ。

要:1回目め、KANちゃんとリハーサルした時は、まぁボロボロでしたけど、空気はあったんですよ。僕は、おっ!これはすごいのができる!ていう予感をあの時感じた。

KAN:そうですか。僕は、31年あの曲を歌ってますけど、完全アカペラにしたのは初めてで、それでもう全編みなさん歌いっぱなしで、だからもう、一回通す度に、高い、きつい(笑)

要:あそこがわかんないとか。(笑)

KAN:一番時間を取りましたね。リハーサルでね。

要:譜面にして6枚、長い譜面をみんなでパート毎に、色々調整しながらね。

KAN:そうなんですよ、僕、転調があるから繰り返しが出来ないんですよね譜面上。ここにリピートってできないんですよね。

要:にしても、転調とういう事で言うと、聞いてらっしゃるお客さんは気づかずに聞いてらっしゃると思いますが、「愛は勝つ」事態が、絶妙な転調をしていまして、これは楽器だと押せばその音が出てくるけど、人間で転調するということは、あらかじめ次なるキーを頭に入れておかないと出来ないんですよねぇ。だから、僕は「愛は勝つ」は歌い慣れているのと、あの転調感だったらきっと頭に入れやすいだろうと思ったのもあって、だから非常に聞いている以上に実は高度なアカペラですよね。

KAN:いやぁ高度です、それは。

要:みんなでまとまってやる事が出来なかったので、回数のわりには上出来なものが出来たと思うんですけど。

KAN:よかっと思います。本当にあれは、うれしかったですね。

要:あれ正直いうと拍手もらいたかったです。1曲目に、今年の『風のハミング』はこれかぁと、お客さんの感嘆、ため息、わ~っというお客さんの歓声を浴びたかったなぁというのはありましたけど

KAN:でも、生配信を見ていただいている方というのは、生の緊張感を楽しみたいというみなさんが見てくれていると思うので、相当なインパクトがあったはずよ。

馬場:では、ここで「愛は勝つ」1曲目のスペシャルアカペラバージョンで
 

●M1. 愛は勝つ(アカペラバージョン)

 

■カルロス・トシ“ヒデ”の苦悩 ~ 杉山清貴さんが「君は1000%」を歌う事になった経緯について


要:馬場くん的には今回はどうだったんですか?

馬場:コーラスをフィーチャーした部分があって、『風のハミング』といえばサプライズゲストの方、そこから逆算していった演出。10000ボルトがあって、1000%があって、10%があって(笑)あれが、役割的にはしっかりやらないといけなくて、あそこは葛藤が、やると決めるまでの2日間くらいはありましたね。

KAN:お聴きになっているみなさん、配信を見ていただいたみなさん、カルロス・トシ“ヒデ”は馬場くんの発案ですからね。

馬場:いや、COCOLOでコーラスをテーマにすると決めた時に、KANが「カルロス・トシ“ヒデ“」とポロッとおっしゃったんです。その場は誰も拾わずに、家に帰って、「あるなぁ~」と思って、杉山さんが「君は1000%」を歌うっていう事は、これはスゴイ事だぞと。カルロス・トシヒデがあれば実現するかもしれないと、ネックはそれをやらなくてはいけないという事で。

KAN:馬場くんがその流れをメールで送ってきたんですよ。

要:やっぱりミュージシャンの心境としては、同じ母体・オメガトライブというところに居て、杉山清貴とオメガトライブと、カルロス・トシキとオメガトライブは別ものだから、それを合体する言う事はよっぽどの事がないと、あり得ないと思ったけど、意外や意外・・

KAN:馬場くんはこのメールを送っただけで満足しました。もうやめますって言って、要さんは、結構ナイーブは問題じゃないの?って感じだったんですよ。いやぁ、僕はこれをやったらスゴイと思って、杉山さんに電話してみました。
「1000%を歌っていうのはどうですか?」って、「ううん、全然大丈夫だよ!」「いいよ!俺が覚えなきゃいけない」「特に問題は・・・」「全然ないよ!」って、あ~よかった・・・と。

要:でも、これは杉山だから成立した事ですよね。あと、俺たちの関係もあったでしょう。そのくらいまでは、このチームはやるなってね。承諾もらいましたって、KANちゃんから連絡もらった時、えぇ~って思ったもん。

KAN:僕もね、ナイーブな問題かもしれないので、とても言葉を選びながら電話で話たんですが、「あっ大丈夫だよ。全然OK!」って

要:結果的にすごい面白いものが出来たしね。

KAN:で、杉山さんのOKがでて、じゃぁやろうとなったんだけど、馬場くんがもう逃げ出したいって(笑)

馬場:着替えるくらいはあるなぁと思っていたんですが、そしたらヅラがマストだってなって・・・

要:ちょっと待って、そこの話は俺知らなかっただけど、その話はKANちゃんから出てきたんだ(笑)

 

■シークレットゲストが堀内孝雄さんになった経緯について


要:シークレットゲスト堀内孝雄さん。KANちゃんも僕も昔からお世話になってて、べーやんって、普段はめちゃくちゃ面白くて、テレビだとわりと大人な堀内孝雄さんなんですけど、本当に面白くて、どこかでご一緒できたらいいなぁと思っていたんですが、今回KANちゃんから1000%の話が出たとき、千といえば、万だろう、10000ボルトだっと言って、堀内孝雄さん、いいねぇ~と、すぐオファーして、承諾していただいたんですが。

KAN:堀内さんに僕がお話に行って、1000%から10000ボルトいう流れを作って・・・「うん、うん、面白いね。その上はないのか?」って(大笑)一応、郷ひろみさんの2億4千万という話も出ましたが10000ボルドで充分だろうと・・・「まぁ、充分だな。」って、話があったんです。

KAN:堀内さんの登場からも相当面白いですよ。

要:傘もってね(笑)。雨の靭公園のテニスコートに「君の瞳は~」と歩いてくるんですよ。僕らステージにいながら、わかっているけど大爆笑でしたよねぇ。「誰も聞いてねぇなぁ~」って)。

要・KAN・馬場:(大笑い)

 

堀内孝雄さんが登場するという複線だった
●M2.冬の稲妻

ライブのラストソング、2013年に作られた『風のハミング』のテーマソング
●M3.靭のハミング~

 

ライブの模様はアーカイブ配信で全国からご覧いただけます。(5月7日(金)23:59まで視聴できます)

※配信チケットのお求めはこちらから

[配信チケット] 3,000円(税込)*5月7日(金)18時まで購入可能

KANと要のWabi-Sabiナイト
放送局:FM COCOLO
放送日時:毎週日曜 18時00分~19時00分
出演者:根本要(スターダスト☆レビュー)/ KAN / 馬場俊英

※該当回の聴取期間は終了しました。

鈴木おさむ“小説SMAP”メディアでの取り上げられ方に言及「テレビの本ですが、やはりテレビでは紹介しにくいわけです」

科学者の茂木健一郎がパーソナリティをつとめ、日本や世界を舞台に活躍しているゲストの“挑戦”に迫るTOKYO FMのラジオ番組「Dream HEART」(毎週土曜 22:00~22:30)。 4月13日(土)、4月20日(土)の放送ゲストは、ベストセラー作家への道を歩んでいる、元放送作家の鈴木おさむさんです。20日(土)の放送では、著書である“小説SMAP”こと『もう明日が待っている』(文藝春秋)の内容や、出版前の裏話などについて伺いました。


鈴木おさむさん



1972年生まれ、千葉県出身の鈴木さん。19歳で放送作家としてデビューし、それから32年間、さまざまなコンテンツを生み出してきました。
2024年3月末をもって放送作家・脚本家を引退。現在は、「スタートアップファクトリー」を立ち上げ、スタートアップ企業の若者たちの応援を始め、コンサル、講演などもおこなっています。
3月27日(水)に刊行した著書『もう明日が待っている』は、発売2日で累計発行部数15万部を突破。同著の著者印税は、すべて能登半島地震の義援金として寄付されます。

またTOKYO FMでは現在、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのリーダー・陣さんとともに音楽チャートラジオ番組「JUMP UP MELODIES」(毎週金曜13:00~14:55)のパーソナリティもつとめています。



鈴木:(『もう明日が待っている』には)「黒林さん」というプロデューサーも出てきます。(本名は)黒木(彰一)さんと言って、54歳でお亡くなりになられた方です。ずっと一緒に番組を作っていて、この(小説の)なかでもマイケル・ジャクソンを(SMAP×SMAPに)引っ張ってきた、すごくファニーなキャラクターの人です。

茂木:あれもすごいことでしたね。

鈴木:そうです。マイケル・ジャクソンを呼んでね。「まぁ、小説だからいいか」ということで、呼んだ金額まで書いているんですけど(笑)。その黒木さんがご病気で、「もしかしたら危ないかも」と思って。だから今回、よりスタッフの話を残したんですよ。

ちょうど、この本のゲラ(※誤字・脱字などのチェックをおこなうために仮に印刷した印刷物)が全部出てきたときに、黒木さんのご病気が少し悪くなって、「会いたい」と言われて会ってきたんです。

それが金曜日だったのですが、(出版元の)文藝春秋に頼んで、ゲラをまとめて表紙を付けて仮の本にして渡すことができたんですよね。たぶん読んでくれて、その夜に「おもしろかったです。ありがとうございます」というメールが来ました。シンプルな文でしたが、メールを打つのもしんどかったと思います。なぜなら、金曜日に読んでいただいて、月曜日の夜にお亡くなりになられましたから。それぐらい体力的にも限界のなかで(本を読んで、メールをくださった)。

茂木:でも、間に合ってよかったですね。

鈴木:そうなんです。それでお葬式に行ったら、娘さんが「うちの父は本を読むのが本当に好きな人で、最後の本がこの本になりました」と言ってくれて。だからそこも含めて、僕らスタッフのなかでも本当に最後に「〇(丸)」を付けることができたというのもあります。

でも僕がおもしろいなと思うのは、テレビのためにずっとやってきて、言ってみれば(『もう明日が待っている』は)テレビの本なんですけど、やはりテレビでは紹介しにくいわけですよ。

茂木:いろいろな事情でね。

鈴木:はい。テレビのランキング番組の“(小説売上)ランキング”に入っているのですが、(紹介されるのはタイトル名と僕の名前)「『もう明日が待っている』鈴木おさむ」だけで、SMAPの「ス」の字も言わない。

それは仕方がないんです。だけど、放送作家が最後にテレビの本を書いて、それがテレビで紹介されないというのもおもしろいし、だからこそ絶対にミリオン(100万部)売れてほしいと思います。

番組では他にも、鈴木さんが今後の目標について語る場面もありました。


(左から)鈴木おさむさん、茂木健一郎



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4月20日(土)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年4月28日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:Dream HEART
放送エリア:TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜22:00~22:30
パーソナリティ:茂木健一郎

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