スタジアムDJ・八幡淳が極上のドライブミュージックをリスティング

飲むなら乗らずに、聴いてリラックス

 この春からSTVラジオ 朝の情報ワイド番組『北海道ライブ あさミミ!』のパーソナリティに加わった八幡淳による特別番組『八幡淳のミュージックソムリエ』が6月26日(土)17:00~オンエアされます。

 八幡淳…名前を聞いただけでは、まだ誰だか分からない方が多いかも知れません。でも、プロ野球・北海道日本ハムファイターズのファンの方なら、声は聴いたことはあるはずです。そう、八幡淳はファイターズのホームゲームで、「札幌ドーム」などのスタジアムDJを担っているのです。「4番、中田 翔!!」などと、選手を鼓舞し、スタンドを盛り上げる、あの声の主こそ八幡淳なのです。

その八幡淳が、スタジアムではなくリスナーのリビングや車の中へ向けて、落ち着いた大人の雰囲気でお届けするのが『八幡淳のミュージックソムリエ』です。

 平成の時代にヒットした洋楽を中心に、シチュエーションを想定したストーリーとともに週末の夕方を楽しんでもらって、明日への活力をつけて欲しいという思いを込めています。今回は「子育てが一段落した夫婦が、久しぶりに2人きりでドライブに出かける」物語。運転席と助手席の二人だけ空間…札幌から北に向かってシーサイドロードのドライブがスタートします。

聴くとドライブがしたくなるスペシャル・プログラム『八幡淳のミュージックソムリエ』…ぜひお聴き下さい。

STVラジオ『八幡淳のミュージックソムリエ』(6月26日 17:00~17:30)

八幡淳のミュージックソムリエ
放送局:STVラジオ
放送日時:2021年6月26日 土曜日 17時00分~17時30分
出演者:八幡淳(『北海道ライブ あさミミ!』パーソナリティ・北海道日本ハムファイターズスタジアムDJ)

※該当回の聴取期間は終了しました。

岸田総理「コストカット型経済から30年ぶりに転換する」が意味する重要なこと

ジャーナリストの佐々木俊尚が10月4日、ニッポン放送「新行市佳のOK! Cozy up!」に出演。岸田総理の2年間の政権運営について解説した。

第2次岸田再改造内閣発足から一夜明け、記者団の取材に応じる岸田文雄首相=2023年9月14日午前、首相官邸 ©産経新聞社

岸田政権発足から2年 ~補正予算案は臨時国会で「会期内の成立」目指す

岸田政権は10月4日で発足から2年となる。岸田総理はNHKのインタビューに応じ、経済対策の裏付けとなる補正予算案について臨時国会に提出し、会期内の成立を目指す考えを示した。また、所得税などの減税策の必要性について、今後の与党の議論を踏まえて判断する方針を示した。

—–

『数十年に一度起こるかどうかというようなできごとが次々と起こり、国内外で歴史的な転換点と言えるような状況を感じてきた。先送りできない課題に一つ一つ正面から取り組み、勇気を持って決断し、実行してきた2年間だった』

~『NHK政治マガジン』2023年10月4日配信記事 より(2年間の政権運営について、岸田総理の言葉)

—–

安全保障政策や外交では功績を残したが、未だによくわからない「新しい資本主義」

佐々木)この2年間で、安全保障政策や外交に関しては大きな功績を残していると思いますが、モヤモヤするのは経済対策です。未だに「新しい資本主義」が何かよくわからないという人が多いと思います。

注目すべき岸田総理の「コストカット型の経済から30年ぶりに転換する」という発言

佐々木)首相官邸での会見で、「コストカット型の経済から30年ぶりに転換する」という岸田総理の発言がありましたが、これは注目すべきポイントだと思います。

新行)コストカット型経済からの転換。

佐々木)これについて何か書いている人がいないか、いろいろな媒体を調べてみましたが、見つかりませんでした。1つだけ元全国紙の経済記者だったという年配ジャーナリストが「コストカットしなくていいのか」と怒っていたのですが、そうではありません。

新行)そうではない。

佐々木)コストカット型の経済とは何かと言うと、日本は2000年ぐらいから不況に入り始め、グローバリゼーションのなかで日本の産業はあまりにもコストが高すぎると言われていました。輸出競争力が落ちているので、コストカットを行い、とにかく引き締まった産業にしなければいけない時代があったのです。

新行)日本の産業はコストが高すぎるため。

佐々木)確かにそれまでは高度経済成長からの勢いで、コストを考えずに進めてきた部分はありました。それを1回引き締めて、筋力を高くするのは大事だったのです。

平成不況の時代は利益を上げるためにコストカットしかしてこなかった

佐々木)しかし、その後の20年~30年の平成不況、デフレ時代に何が起きたかと言うと、コストカットしかしなかったのです。

新行)コストカットしかしなかった。

佐々木)例えば、マクドナルドの社長になった方などもそうですが、彼らは成功した経営者と思われています。しかし、実際に行ったのは従業員の給料を減らしたり、人員削減など、コストカットしただけです。見た目上、売り上げは変わらないのにコストが減れば、利益が増えるではないですか。

新行)そうですね。

佐々木)「利益をV字回復させた」などともてはやされたのですが、その人がいなくなったあとを見ると、新しい商品開発もできず、サービスも低下して死屍累々という感じになってしまった。

新行)その後を見れば。

佐々木)コストカットしたあとに「どう成長させるか」というビジョンがないまま、コストカットばかりしてきたのが、日本の平成不況の時代だったのです。例えば、正社員を減らして非正規雇用を多くすると、少ない正社員の労働時間が長くなり、給料は増えないのに管理職をやらされたりします。

新行)給料は増えずに。

佐々木)新しい若手も全然入ってこないから、同じような雑務をずっとやらされる……そんな状況で、新しい商品やビジネスのアイデアが生まれるわけがないですよね。結果的に、外資系企業や外国に優秀な人材が流れ、日本の開発能力が落ちてしまった。

約2000兆円ある家計の金融資産の半分を占める現預金が経済のために回っていない

佐々木)お金もそうです。日本はいま、家計の金融資産が2000兆円くらいありますが、そのうち半分は預金なのです。

新行)現預金ですね。

佐々木)我々はいま、盛んに「投資しましょう」「NISAを使おう」などと言われているではないですか。投資したお金が投資銀行に向かい、投資銀行のお金が例えばスタートアップ企業やベンチャー企業に回るのであれば、お金が循環して新しいビジネスが生まれます。でも約2000兆円のうち、半分の現預金はメガバンクや地銀に貯まっているわけです。

土地などを担保にお金を貸すことしかしてこなかった地銀

佐々木)メガバンクはともかく、地銀には問題があります。地方にいるお金持ちのお年寄りなどの金は、みんなそこにあるのです。

新行)地銀に。

佐々木)しかし、地銀の何がいけないかと言うと、昭和の時代から「土地などを担保にしてお金を貸す」という方法しかやってこなかったのです。

地方で若い人が新たなビジネスを始めるため、地銀に相談しても投資してもらえない

佐々木)地方で20代くらいの若い人が「新しいビジネスをやろう」と考え、銀行に投資してもらおうと相談に行くとします。でも、「担保がなければ貸せません」と言われてしまうのです。

新行)土地などの。

佐々木)そのため、結局は経営者が個人保証して、自分の家屋敷を担保に入れ、「もし会社が失敗した場合には自分が担う」というような形でお金を借りる。そうすると失敗した瞬間に「ドサッ」と負債を抱え、再チャレンジできない状況になってしまいます。

新行)地方の場合。

佐々木)都会ならば、例えばエンジェル投資家などが「100万円投資するよ」と貸してくれる場合もあります。失敗しても個人の負債ではないから、「次は頑張って」と言うしかないという感じですが、それがないのですね。

新行)都会と違って。

佐々木)地銀は土地を担保にお金を貸してきたから、貸し先がないため困っています。結果的にお金が動かないまま、地銀に貯まってしまっている。

「お金がきちんと回る経済に変えていかなければならない」というのがコストカット型経済からの脱却

佐々木)コストカットだけではなく、「お金がきちんと回る経済に変えていかなければならない」というのが、コストカット型経済からの脱却という話なのです。

新行)岸田総理の発言にある。

佐々木)それがあまり理解されていないと思います。

radikoのタイムフリーを聴く

Facebook

ページトップへ