中小貴族の高貴な遊びは「ばくりっこ」昔の文具が懐かしい!

北海道の中小貴族、紅雅みすず(左)と銀河祐 ©STVラジオ

独特な世界観を醸しだし、ちょっと異様だけどハマると抜け出せないSTVラジオの"沼番組"『貴族の時間』。中小貴族を名乗る謎の劇団「シークレット歌劇團0931」の銀河祐と紅雅みすず、娘役・音羽美雨がクセの強いお戯れトークを繰り広げます。昭和の頃、貴族たちも慣れ親しんだものやことを懐かしむ「懐かし貴族」」コーナーでは「ちり紙」の話題に。花柄や香りのついた「ちり紙」を友だち同士で交換していた…というラジオ平民の献上文が寄せられました。

銀河:(ちり紙は)ちょっと値が張るんだよね、絵がついてるから。

紅雅:においもついてるんだよ、いい香りが。

音羽;昔の文房具、におい付きがたくさん色々あって、良かったですね。

紅雅:私もね、文房具をよく集めてたんだけど、MY BOXを自分で持っていて、文房具ボックスを持っていて、色んなメモ帳やシール、消しゴム、鉛筆、そして「千代紙」を私は集めていた。

銀河:「千代紙」ブーム?

紅雅:千代紙ブームがね、自分に来ていた。

銀河・音羽:はぁ~ん

紅雅:もうね、千代紙を見つけたら、即買い。

銀河:じゃあさぁ、そこの町の千代紙という千代紙が無くなっていくんだな。

紅雅:ぜんぶ、紅雅邸にあった。

銀河・音羽:(爆笑)

音羽:よっ、貴族!

銀河:よっ、貴族!!

紅雅:友だちで集まって、箱を持ち寄るんだよ。「きょうは千代紙交換ね」なんて言って。

音羽:え~、かわいい~。

銀河:なるほど、文房具の色んな集めたモノを、みんなで交換するわけね。

紅雅:見せ合いっこして。

銀河:「きょうは消しゴムね」とか?

紅雅:そう。「わたし、きょうはこの可愛い封筒あげるから、便せん1枚ちょうだい」みたいな。

音羽:高貴な遊び…。

紅雅:そう。”ばくりっこ”すんの。

銀河:”ばくりっこ”ね。(音羽とともに爆笑)

紅雅:”ばくりっこ”するんだ。

銀河:みなさん、わかりますか?”ばくりっこ”。

紅雅:ね~、懐かしいね。

銀河:取り替えっこということです。(北海道以外の人も聴いてるから)”ばくりっこ”って言ったら「なにかしらっ?」って思うから。

紅雅:交換することのことですよ。

銀河:モノとモノを交換するときに、北海道の人は”ばくろうぜ”って言います。

紅雅:ぜひ、お使い下さい。

北海道弁も「なまら」とか「~っしょ」などは最近は全国的に有名になりましたが、「ばくる」は最近は若い人はあまり使わない感じです。「ばくる」が自然と口に出るのは、貴族世代かも知れません…。

さあ、今週も貴族の時間をなまら堪能するっしょ~。

STVラジオ『貴族の時間』(毎週土曜 21:00~21:30)

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貴族の時間
放送局:STVラジオ
放送日時:毎週土曜 21時00分~21時30分
出演者:銀河祐(ぎんがゆう)、紅雅みすず(こうがみすず)、音羽美雨(おとは・みう)/「シークレット歌劇團0931」
番組ホームページ

メール:kizoku@stv.jp
twitterハッシュタグ:#貴族の時間

出演する銀河祐と紅雅みすずは、札幌を拠点に北海道各地で活動する「シークレット歌劇團0931(ゼロキュウサンイチ・オークサイ)」の夢組の2トップ。音羽美雨は娘役です。「シークレット歌劇團0931」は17年前に結成され、クセとアクが強烈ながらも、うなじを綿毛でくすぐるような唯一無二の高貴な世界観でじわじわと人気が広まり、いまでは公演チケットはプラチナチケット!(マジです)。「公演を東京で」との甘い誘いにも流されることなく、ひたすらに北海道の「平民」「ラジオ平民」のためにエンターテイメントを届け続ける、平和を愛する心優しき"中小貴族"です。番組で言う「平民」とは「平素より大変お世話になっている民」「平和を愛する民」のことを言います。

※該当回の聴取期間は終了しました。

鈴木おさむ“小説SMAP”メディアでの取り上げられ方に言及「テレビの本ですが、やはりテレビでは紹介しにくいわけです」

科学者の茂木健一郎がパーソナリティをつとめ、日本や世界を舞台に活躍しているゲストの“挑戦”に迫るTOKYO FMのラジオ番組「Dream HEART」(毎週土曜 22:00~22:30)。 4月13日(土)、4月20日(土)の放送ゲストは、ベストセラー作家への道を歩んでいる、元放送作家の鈴木おさむさんです。20日(土)の放送では、著書である“小説SMAP”こと『もう明日が待っている』(文藝春秋)の内容や、出版前の裏話などについて伺いました。


鈴木おさむさん



1972年生まれ、千葉県出身の鈴木さん。19歳で放送作家としてデビューし、それから32年間、さまざまなコンテンツを生み出してきました。
2024年3月末をもって放送作家・脚本家を引退。現在は、「スタートアップファクトリー」を立ち上げ、スタートアップ企業の若者たちの応援を始め、コンサル、講演などもおこなっています。
3月27日(水)に刊行した著書『もう明日が待っている』は、発売2日で累計発行部数15万部を突破。同著の著者印税は、すべて能登半島地震の義援金として寄付されます。

またTOKYO FMでは現在、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのリーダー・陣さんとともに音楽チャートラジオ番組「JUMP UP MELODIES」(毎週金曜13:00~14:55)のパーソナリティもつとめています。



鈴木:(『もう明日が待っている』には)「黒林さん」というプロデューサーも出てきます。(本名は)黒木(彰一)さんと言って、54歳でお亡くなりになられた方です。ずっと一緒に番組を作っていて、この(小説の)なかでもマイケル・ジャクソンを(SMAP×SMAPに)引っ張ってきた、すごくファニーなキャラクターの人です。

茂木:あれもすごいことでしたね。

鈴木:そうです。マイケル・ジャクソンを呼んでね。「まぁ、小説だからいいか」ということで、呼んだ金額まで書いているんですけど(笑)。その黒木さんがご病気で、「もしかしたら危ないかも」と思って。だから今回、よりスタッフの話を残したんですよ。

ちょうど、この本のゲラ(※誤字・脱字などのチェックをおこなうために仮に印刷した印刷物)が全部出てきたときに、黒木さんのご病気が少し悪くなって、「会いたい」と言われて会ってきたんです。

それが金曜日だったのですが、(出版元の)文藝春秋に頼んで、ゲラをまとめて表紙を付けて仮の本にして渡すことができたんですよね。たぶん読んでくれて、その夜に「おもしろかったです。ありがとうございます」というメールが来ました。シンプルな文でしたが、メールを打つのもしんどかったと思います。なぜなら、金曜日に読んでいただいて、月曜日の夜にお亡くなりになられましたから。それぐらい体力的にも限界のなかで(本を読んで、メールをくださった)。

茂木:でも、間に合ってよかったですね。

鈴木:そうなんです。それでお葬式に行ったら、娘さんが「うちの父は本を読むのが本当に好きな人で、最後の本がこの本になりました」と言ってくれて。だからそこも含めて、僕らスタッフのなかでも本当に最後に「〇(丸)」を付けることができたというのもあります。

でも僕がおもしろいなと思うのは、テレビのためにずっとやってきて、言ってみれば(『もう明日が待っている』は)テレビの本なんですけど、やはりテレビでは紹介しにくいわけですよ。

茂木:いろいろな事情でね。

鈴木:はい。テレビのランキング番組の“(小説売上)ランキング”に入っているのですが、(紹介されるのはタイトル名と僕の名前)「『もう明日が待っている』鈴木おさむ」だけで、SMAPの「ス」の字も言わない。

それは仕方がないんです。だけど、放送作家が最後にテレビの本を書いて、それがテレビで紹介されないというのもおもしろいし、だからこそ絶対にミリオン(100万部)売れてほしいと思います。

番組では他にも、鈴木さんが今後の目標について語る場面もありました。


(左から)鈴木おさむさん、茂木健一郎



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4月20日(土)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年4月28日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:Dream HEART
放送エリア:TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜22:00~22:30
パーソナリティ:茂木健一郎

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