バカボン鬼塚さんも登場! 静岡県のおすすめラジオ番組【後編】

AMもFMも参加型の自社制作番組が多い! 静岡県のおすすめラジオ番組【前編】」に引き続き、静岡県のおすすめラジオ番組をご紹介します!

K-MIX SHIZUOKA

自社制作番組率が60パーセントを超えているラジオ局です。静岡にゆかりのあるアーティストの番組も多く、公開イベントや音楽イベントもたくさん行っています。

本社は浜松駅の近くにあり、20年前に建てられた本社は美術館のようで、グッドデザイン賞にも選定・表彰されました。カーブを描いた送信アンテナも特徴的。

サテライトスタジオが3ヶ所もあり、ガラス越しに観覧できる生ワイド番組が多いのも特徴です。本社(view-st.)のほか、静岡市(view-st.Shizuoka”NOA”)、藤枝市( view-st.ole Fujieda)にあるほか、本社には試写会や音楽などのイベントが開催できるホール「Space-K」も常設されています。

『K-mix モーニング ラジラ』月曜日〜金曜日 7時28分〜10時52分

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番組の前半は情報がメイン、後半はリスナーから寄せられたメッセージと音楽をメインに進行。パーソナリティは高橋正純さんです。

朝の番組ですが、オープニングからいきなり、クイズコーナー「FDA TAKE OFF Q!」でスタート。真面目に正解を送ってもよし、ボケ解答を送ってもよし。ボケ解答も含めてのちほど紹介されます。ツッコんでいる時の高橋さん、なんだか嬉しそうです。

参加型企画は、日替わりのテーマ投稿のほか、「嗚呼! 我がメロンDAYS」(水〜金)では、曜日別のテーマでメッセージ(金曜はリクエスト曲)を紹介しており、水曜日は失敗エピソードの「ダメロン」、木曜日は溺愛エピソードの「メロメロン」、金曜日は「ナツメロン」で懐メロのリクエストです。採用された方の中から1名様に静岡温室農協からメロンがプレゼントされるのですが、リスナーからのメッセージに「メロンがほしい」という思いが垣間見られて、聞いていて微笑ましいものを感じます。

バースデーメッセージを紹介するコーナーでは、リスナーにものまねをふられると躊躇することなくやってしまうところにご注目。一方、金曜に放送している「ラジラ FRIDAY STORY」(10時12分より放送)では、高橋さんが真面目に絵本を朗読します。

『K-mix おひるま協同組合』月曜日〜木曜日 11時30分〜14時55分

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こちらは、どこかスマートなイメージのある日下純さんと、ちょっぴりおとぼけなイメージの熊谷もえさんとの奇妙なコンビでお届け。日替わりのテーマを軸に、リスナーを巻き込んだ井戸場会議で、ワイワイしています。

番組内コーナーの「じじばばにおはなをおくろう組合」では、孫からおじいちゃん、おばあちゃん宛に寄せられたメッセージを紹介。お花をプレゼントするコーナーで、聞いていてほっこり。放送前に番組スタッフが、メッセージが放送されることを連絡しているところがミソです。

月曜日のコーナー「もえが洋楽の歌詞を紹介します(略して「もえかす」)では、熊谷さんが毎回、洋楽の歌詞を丁寧に紹介。実は熊谷さんはイギリスに留学経験があり、英語が堪能なのです。このコーナーでは「ココは私に任せて!」と言わんばかりに日下さんにレクチャーします。ボーッと聞いていると、スルーしてしまいがちな曲が、全く違う聴こえ方になることも!

『K-mix RADIOKIDS』月曜日〜木曜日 15時8分〜18時55分

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新静岡にあるスタジオ「view-st.Shizuoka”NOA”」から公開放送。姉御肌の雰囲気の漂うDJ Roniさんが、夜に向かってとっておきの情報と音楽をお届けします。

DJ Roniさんはリスナーとのコミュニケーションがうまく、街コンばかり行っているというリスナーには「早く、街コンを卒業したら?」とピシャリ。

静岡にちなんだコーナーも多く、静岡各地の偉人の歴史を、それにちなんだ曲にのせて紐解いていく「HISTORY KIDS」のコーナーや、5月に新しくなったばかりのラジオカー「うご☆ラジ」からの中継などなど……。

月・火・木の18時27分からは、リスナーの思いの丈を紹介して祈祷するコーナーもあります。タイトルはズバリ「お願い富士山」。

『K-mix FOOO NIGHT ピンソバ』月曜日〜木曜日 19時〜22時

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特に関東のラジオっ子にはおなじみ、バカボン鬼塚さんが故郷の静岡でも番組をスタートしました! 2017年4月のスタート以来、噂が噂を呼んで、いまや全国からメッセージが届いています。バカボンさん曰く”ラジオの首都、浜松”。

タッグを組むのは、入社4年目の高橋茉奈アナウンサーです。(”アナウンサー”と書かないと、アナウンサーと分からないほどの壊れっぷり)「これほどラジオから絶叫や笑い声が聞こえてくる番組は『ピンソバ』だけ」と言っても過言ではありません。そんな2人のコンビに惹かれたリスナーの皆さんが、連日view-st.の前に遊びに来ています。遠くは新幹線を使って観にくる人も。

中でも注目は、老夫婦のまねでお風呂コントをするコーナー(20時〜)と、リスナーから届いた無茶振りに、音楽に乗せてこたえる「キューちゃんリクエスト」(21時〜)です。テーマ投稿も含めて、リスナーのノリのよさはトップクラス。申し込み制のイベントを開催すると、あっという間に定員オーバーに。番組グッズ「大笑い袋」も完売で、数量限定で再販されました。

高橋さんは、7月には静岡・草薙球場で行われた中日-DeNA戦の始球式に登場して、大役を果たしました。大勢の観客に見守られながら、特技のI字バランスを披露するがごとく、左足を天高く突き上げてから投球。まさかの光景に場内からどよめきが起こりました。その様子は「ヤフーニュース」にも掲載され「まるで、巨人の星の星飛雄馬のようだった」と記されました。

そのほか、静岡県のヒット曲が丸わかりの『K-mix SHIZUOKA HITS ON PARADE』(毎週金曜日 11時〜14時)、kainatsuさん&わたなべだいすけさん(D.W.ニコルズ)のコンビで、かにぱんコーナーも楽しい『K-mix LIFE! LIFE! LIFE!』(毎週金曜日 14時8分〜16時55分)、ニュースやエンタメ情報を、楽しいおしゃべりで紹介する『K-mix WONDER ’69』(毎週土曜日 11時〜12時55分)にも注目です。

この記事を書いた人

YMgrdfKa

やきそばかおる

小学5年生以来のラジオっ子。ライター・構成作家・コラムニスト。

「BRUTUS」「ケトル」などのラジオ特集の構成・インタビュー・執筆を担当するほか、radiko.jp、シナプス「 I LOVE RADIO」(ビデオリサーチ社)/ J-WAVEコラム「やきそばかおるのEar!Ear!Ear!」/otoCoto「ラジオのかくし味」/水道橋博士のメルマ旬報など連載や、番組出演を通じて、ラジオ番組の楽しさを発信。

ラジコプレミアムを駆使しながら、全国のユニークな番組を紹介するツイキャス番組「ラジオ情報センター」(水曜21時〜22時)も放送。全てを合わせると、年間でのべ800本のラジオ番組を紹介している。

Twitter:@yakisoba_kaoru

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AMもFMも参加型の自社制作番組が多い! 静岡県のおすすめラジオ番組【前編】

面積の広さは全国13位。人口は367万人で10位。広くて人口の多い静岡県では、AMのSBSラジオも、FMのK-mixもラジオカーが活躍しています。

いずれも自社制作率が高く、また地元出身もしくは静岡にゆかりのあるアーティストや著名人の番組が多いこと、イベントが多いことが特徴に挙げられます。今回は、静岡のラジオ番組のなかからおすすめの番組をご紹介!

SBSラジオ

開局66年。昨年4月に平日のワイド番組を中心に、大きなリニューアルを行いました。2018年8月13日には、朝からサザンの曲づくしの「サザンオールスターズ One Day Special」を放送。SBSラジオならぬ、SASラジオと化していました。

楽しいことが大好きなラジオ局で、イベントも積極的に展開。2017年に静岡市葵区の駿府城公園で開催されたイベント「超ドSフェスタしずおか」には3日間で20万人が来場したのだとか。

今年の夏は『鉄崎幹人のWASABI』(月曜日~木曜日 10時~13時55分)や『上田朋子のGoing My West』(毎週金曜日 10時~13時55分)、『満開ラジオ 樹根爛漫』(毎週土曜日 13時〜15時)など、さまざまな番組の公開放送で盛り上がりました。

『鉄崎幹人のWASABI』月曜日〜木曜日 10時〜13時55分

静岡は「静岡水わさびの伝統栽培」が世界農業遺産に認定されるほど、わさびの産地としても有名です。『鉄崎幹人のWASABI』は「日常にWASABIで刺激を! 毎日が少し前向きに過ごせる、薬味のような番組」がコンセプト。

オープニングは、ほかのメディアでは取り上げられないような話題に迫る「受け売りなんですけど」のコーナーです。取り上げる情報が全体的に面白く、12時台の「鉄は熱いうちに」では、午後からの仕事の活力につながる男飯を紹介する「メシロー」(月)、男と女の疑問・お悩み解消法を「行ってきますのチューよりも」(水)をお届け。

13時台の「午後のTEPPAN」では、生物や植物、自然、農業などにスポットを当てて鉄崎さんが熱く語ります。さらにリスナーの投稿コーナー「鉄分補給」もありますよ!

パートナーの大槻有沙さんが、話題に対して鋭いコメントをポツリと言っていることもあり、そちらにもご注目。

さて、『WASABI』といえば、2017年8月30日(水)に、忘れられない出来事がありました。この日、SBSラジオは「830YAZAWA Oneday Special」と題して、各ワイド番組で矢沢永吉の曲を特集していたのですが、なんと『WASABI』の放送中に、永ちゃんが生電話でサプライズ出演!

突然の出来事に、SNSで急遽「このあと矢沢永吉さんが電話出演」とツイートされましたが、あとから知って、ラジコのタイムフリー機能を使って聞いたファンも多かったのだとか。永ちゃんとのトークはおよそ10分。実は永ちゃんご自身、ラジオに電話で生出演したのは久しぶりだったそうです。永ちゃんと話している間の鉄崎さんの緊張具合は、ラジオを通じてもヒシヒシと伝わってきました。

『聴くディラン』 月曜日〜金曜日 14時〜18時15分

コンセプトは「かっこいい男を目指して日々成長し奮闘するラジオ」。月曜日~水曜日には、シンガーソングライター・渡邊ヒロアキさん、木曜日~金曜日は芸人・二村豊人さん(ダムダムおじさん)、黒田菜月アナウンサーが登場。(※黒田アナウンサーは金曜日のみ)

渡邊さんは8月で27歳になったばかり。分からないところがあると、リスナーがすぐに教えてくれて、リスナーが温かい目で見守っています。音楽の話になると急に饒舌になるのが特徴です。

7月には歌舞伎俳優の片岡愛之助さんが1時間にわたって生出演。こちらは、二村さん&黒田アナウンサーのコンビで楽しいトークが展開されました。ラジオカー・スクーピーの中継コーナーもあるのですが、SBSはキャスタードライバーの年齢も若く、フットワークの軽さを感じるワイド番組になっています。

森理世の美の相談室(月)、ヒロシのネガティブ相談室(火)、鮎貝健の英語で相談室(水)やしろ優のものまね相談室(木)、黒田菜月のすこやか相談室(金)など、17時46分から放送される日替わり相談コーナーも聴き逃せません。とくに金曜日は、どこか清楚なイメージのある黒田菜月アナウンサーが扮する、キミョーなキャクターに注目です。

『満開ラジオ 樹根爛漫』 毎週土曜日 13時〜15時

静岡を中心に大人気の樹根さんがパーソナリティ、パートナーを原田亜弥子アナウンサーが務めます。ラジオが好きな爆笑問題の太田光さんも注目している番組で、TBSラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』(毎週日曜日 13時~17時)の「JRN全日本ラジオ新番組選手権2010」では優勝を果たしました。

最近は、これまた全国にファンをもつ広島・RCCラジオ『平成ラヂオバラエティ ごぜん様さま』(月曜日~金曜日 9時~11時30分)の横山雄二アナウンサーとのつながりが増し、番組の公式LINEの友達登録者の半分は県外のリスナーなのだとか。

人気コーナー「出しちゃっていいとも」は、ゲストがノーギャラでスタジオ(または電話)出演! かつては、女優・松岡茉優さん、アーティスト・蓮沼執太さん、ピアニスト・小原孝さんが出演したこともありました。そのほか、「かたーい」「黒くてツヤツヤ~」といった樹根さんのヒントだけを頼りに、それがどんなものか電話で答えるクイズのコーナー「妄想クイズ!これな~に!?」もおすすめ。番組サイトには(※クイズの答えは、放送禁止用語ではありません)という但し書きが添えられてあります。

『テキトーナイト!!』毎週土曜日 21時〜23時30分

2009年に放送開始。静岡を中心に活躍している鬼頭里枝さん(通称:キトちゃん)が“適度にテキトーに…” 10代を経験したすべての人にお送りする番組です。

静岡の学校に関する話題が多く、部活で活躍した人をゲストに迎えることも。日々の練習についてじっくりと聞くほか、どさくさに紛れて恋愛の話を引き出すのがお約束となっています。

また「静岡横断中高生クイズ!!」(毎月第1週は中高年クイズ)では、5問正解すると1万円がもらえますが、恋愛については必ず聞かれるので、参加する場合はそれなりの覚悟が必要です。「教えて!キトー先生」では進路から友人関係、恋愛にまつわる相談までキトちゃんが一刀両断。

大人のリスナーも多く、番組Twitterでは大人のリスナーからの、まるで子どもを見守るかのような意見も寄せられます。最近話題の高校生シンガーソングライター・崎山蒼志さんをはじめ、地元の10代のアーティストなども多数出演。

8月25日(土)には昨年好評だった「ラジオナイトサミット」の第2弾が開催!(昨年の様子はこちら

今回もさまざまなパーソナリティやラジオ関係者がSBSラジオに集結します。白熱した議論になること間違いなし! 放送は8月25日(土)の20時30分からですよ!

そのほか……俳優・手芸家として活動する勝野洋輔さん(お母様はキャシー中島さん)がパーソナリティを務める『SATURDAY View→N(サタデービューン)』(毎週土曜日 7時30分〜11時)では、手芸や手作りの話題を紹介するコーナーがあり、おすすめの手芸の方法を伝授したり、地元で活動する作家さんなども招きます。

SBSアナウンサーの一人喋りが楽しい番組『アナらじ』(毎週金曜日 22時30分〜23時30分)の番組内で、22時50分から放送されている『高木萌香のアナらじ』(22時50分~23時10分)は、テキサス育ちの高木アナのファンキーっぷりに注目。また、静岡県西部のコミュニティーFM「FM haro」とコラボして、サイマルで放送する番組『tea time speakers』(毎週土曜日 15時〜16時)も春にスタートしました。

---続きは後編

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やきそばかおる

小学5年生以来のラジオっ子。ライター・構成作家・コラムニスト。

「BRUTUS」「ケトル」などのラジオ特集の構成・インタビュー・執筆を担当するほか、radiko.jp、シナプス「 I LOVE RADIO」(ビデオリサーチ社)/ J-WAVEコラム「やきそばかおるのEar!Ear!Ear!」/otoCoto「ラジオのかくし味」/水道橋博士のメルマ旬報など連載や、番組出演を通じて、ラジオ番組の楽しさを発信。

ラジコプレミアムを駆使しながら、全国のユニークな番組を紹介するツイキャス番組「ラジオ情報センター」(水曜21時〜22時)も放送。全てを合わせると、年間でのべ800本のラジオ番組を紹介している。

Twitter:@yakisoba_kaoru

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