親バカ自慢から説教コーナーまで! ユニークなコーナーがあるワイド番組【後編】

ニュースや天気予報、交通情報、メッセージ紹介など、幅広い情報を私たちに伝えてくれるワイド番組。前回は、東日本の番組内の変わったコーナーや、人気のご長寿コーナーを取り上げました。本記事では、後編として西日本で放送されているユニークなコーナーを紹介します。

親バカ自慢から説教コーナーまで! ユニークなコーナーがあるワイド番組【前編】

ABCラジオ『桑原征平 粋も甘いも』

木曜日14時台に「怔平の、私は忘れない」のコーナーを放送。元関西テレビ、現在はフリーで活躍しており、アナウンサー生活35年を誇る桑原征平さんは、新人時代からその日の出来事を毎日1〜5行でメモをしているそうで、覚え書きをもとにある年の出来事を振り返ります。

征平さんの物覚えの良さと、講談師を彷彿とさせるような描写力は圧巻です。30分間があっという間に過ぎていくだけではなく、濃い日々を表現できる征平さんのことが羨ましく思えてきますよ。

桑原征平 粋も甘いも
放送局:ABCラジオ
放送日時:毎週水曜~木曜 12時00分~15時00分
出演者:桑原征平、小川恵理子、永田まり
番組ホームページ

※放送情報は変更となる場合があります。

MBSラジオ『ありがとう浜村淳です』

放送45周年を迎えて、ますます絶好調の浜村さん。10時台の名物コーナーのひとつに「演歌天気予報」(10時25分頃放送)のコーナーがあり、日本気象協会の資料を基にお天気の模様を演歌に乗せてお届けします。

都々逸を思わせる独特の口調ですが、台本が用意されているわけではなく、浜村さん自身が考えているんだとか。合いの手を入れる、鳥居睦子さん、佐々木りつこさんの息もピッタリですよ!

ありがとう浜村淳です
放送局:MBSラジオ
放送日時:毎週月曜~土曜 8時00分~10時30分
出演者:浜村淳、佐々木りつ子、鳥居睦子
番組ホームページ

※放送情報は変更となる場合があります。

BSSラジオ『午後はドキドキ!』

注目のコーナーは、木曜日を担当している山田弥希寿アナウンサーが、即興ラップでリスナーの悩みを解決する「ミッキーのラップでドキドキ」(15時10分頃から)。即興なのでうまくいけば拍手喝采ですが、うまくまとめられないとヘコんでいることも。“相棒”で先輩の田中友香理アナウンサーの、ツンデレな反応も気になるところです。

山田アナは、自身のyoutubeチャンネルで「全国ラジオ番組紹介ラップ」を公開しています。全国44本の番組を聴いた印象を見事なラップで表現。撮影も編集も一人で行ったという傑作です。このラップが縁で、静岡のSBSラジオ『満開ラジオ 樹根爛漫』から声がかかったり、各地の番組のパーソナリティとSNSでやりとりをしたりと、面白い展開になっています。

午後はドキドキ!
放送局:BSSラジオ
放送日時:毎週月曜~金曜 13時15分~16時50分
出演者:べるを、中島早也佳、森谷佳奈、大田祐樹、中岡みずえ、田中友香理、山田弥希寿
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※放送情報は変更となる場合があります。

RCCラジオ『一文字弥太郎の週末ナチュラリスト』

9時20分頃から放送されている「柳田理科雄先生の空想科学ラジオ読本 デラックス」は、「接着剤」や「月で採取された地球最古の石」から「動物性集合胚」といった、ちょっと難しそうな話まで、柳田先生が解説します。

聴いて分からなかった部分がある時は、ラジコのタイムフリー機能を使っておさらいしたいところです。

一文字弥太郎の週末ナチュラリスト
放送局:RCCラジオ
放送日時:毎週土曜 7時00分~10時50分
出演者:一文字弥太郎、岡佳奈
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※放送情報は変更となる場合があります。

FM FUKUOKA『MORNING JAM』

福岡のラジオやテレビでおなじみの中島浩二さんとパートナーとのやりとりに定評のある番組です。

中でも看板的なコーナーは、「おもろい家族」(10時30分頃と12時に放送)。文字通り、家庭内で起きたエピソードを紹介するコーナーですが、特筆すべきはリスナーの文章のうまさと、中島さんの文章の読み方のうまさ。さらに、こはまもとこさん(月・水・木)、今村敦子さん(火・金)の豪快な笑いもポイントです。また。土曜日12時からは「おもろい家族 総集編」が放送されています。

MORNING JAM
放送局:FM FUKUOKA
放送日時:毎週月曜~金曜 7時30分~12時30分
出演者:中島浩二、こはまもとこ、今村敦子
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金曜日のみ7時30分~10時55分放送

※放送情報は変更となる場合があります。

RBCiラジオ『スポーツ フォーカル』

スポーツをテーマにした情報バラエティ番組ですが、クイズコーナーが充実! 「自分クイズ 知らんがな」や「スポーツ フォーカル デイリークイズ」、「スポーツ なぞなぞ」などがあります。その中で、注目なのは木曜日14時台の「格闘木曜日!」の実証実験企画。

パーソナリティ・漢那邦洋さんとプロレス大好き女子が「四の字固め・フィギュアフォーレッグロックに耐えられるのか」といった体当たり企画に挑みます。ラジオからは「イテテてテテ‼︎」と絶叫する声も聴こえてきますが、なんとも楽しそうです。

スポーツ フォーカル
放送局:RBCiラジオ
放送日時:毎週月曜~金曜 14時00分~15時45分
出演者:漢那邦洋、仲村美涼
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※放送情報は変更となる場合があります。

この記事を書いた人

やきそばかおる

小学5年生以来のラジオっ子。ライター・構成作家・コラムニスト。

「BRUTUS」「ケトル」などのラジオ特集の構成・インタビュー・執筆を担当するほか、radiko.jp、シナプス「I LOVE RADIO」(ビデオリサーチ社)/ J-WAVEコラム「やきそばかおるのEar!Ear!Ear!」/otoCoto「ラジオのかくし味」/水道橋博士のメルマ旬報など連載や、番組出演を通じて、ラジオ番組の楽しさを発信。

ラジコプレミアムを駆使しながら、全国のユニークな番組を紹介するツイキャス番組「ラジオ情報センター」(水曜21時〜22時)も放送。全てを合わせると、年間でのべ800本のラジオ番組を紹介している。

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「夜のヒットスタジオ」の司会者2人が再会! 古舘伊知郎、芳村真理の“プロ意識”を絶賛「周りをハッピーにさせる一言を言う」

女優・芳村真理と孫娘でシンガーのKayaが世代を超えて語り合うFM大阪の音楽番組「セキスイハイム近畿 3世代ミュージックハイム」。著名なゲストを迎え、3世代が楽しめる音楽とトークをお届けします。4月16日(土)と23日(土)の放送では、ゲストに古舘伊知郎さんが登場しました。

(写真左から)Kaya、芳村真理、古舘伊知郎さん


古舘伊知郎さんは、元テレビ朝日アナウンサーであり、「古舘プロジェクト」を1984年に設立後、フリーアナウンサーに。フリー転身後はキャスター・司会など、マルチに活躍しています。1980年代半ばに、芳村真理と「夜のヒットスタジオ」(フジテレビ系)の司会を務めました。

◆芳村が見せた「夜のヒットスタジオ」でのプロ意識

古舘さんは、芳村との「夜のヒットスタジオ」での共演を振り返ります。

古舘:芳村真理さんって本当に器が大きい人なので、「時間の計算とか、ちゃんと曲が全部入りきるように伊知郎さんにお任せするわ」って言って、いつも手のひらの上で転がしてくれてね。

芳村:あはは(笑)。

古舘:どっしりと構えていて、本当にキャパシティの広い人だと思っていました。だけど、それだけじゃなかったっていうのが、最近になってようやくわかったんですよ。ものすごく細やかな優しさをみんなに発揮していて、それがあったから僕が自由にやらせてもらっていたってことに、遅まきながら気付いたんです。

古舘さんは、ブレイク前のブルーハーツが番組に初出演したオンエアを例に挙げました。

古舘:ブルーハーツが本格的に売れる前に番組に出てくれて、わざと“無法者”を演じるトークをやったんですよ。インタビューが噛み合わない伝説のインタビュートークですよ。そのときの動画を観返すと、めちゃくちゃ真理さんがカバーしてくれているんです。

僕自身は噛み合わないトークを楽しんでいるから、「それじゃあスタンバイしてください。『リンダ リンダ』って曲を歌ってくれるはずなんですけども。真理さん、この人たち歌に才能がなかったら“ただの街のチンピラ”ですよ」って、わざと捨て台詞を吐いたりしたんですね。

Kaya:あはは(笑)!

古舘:歌を盛り上げようとして悪態をついたんですけど、真理さんは「そんなこと言っちゃ駄目」とか言わないの。知らんぷりしてニコッと笑って、歌が始まる直前に「カッコいい!」って言ってブルーハーツをフォローするんですよ。

Kaya:へええ!

古舘:番組を観ている人に向けたフォローですよね。「古舘が悪態をつきやがった」っていう人たちに対して、ものすごくいい潤滑油になるんですよ。真理さんはね、隙間に周りをハッピーにさせる一言を言うんです。それもね、「ありがとう」じゃなくて「カッコいい」っていう、“自分の主観”を入れるんですよ。真理さんが番組を支えてくれていたんです。

芳村:そんなこと、私全然覚えてない(笑)。

古舘は、小泉今日子が出演した回でも芳村の“プロ意識”を見出したそうです。

古舘:バイクの話になったんですけど、僕はちゃんとネタが頭に入っていたんですね。真理さんはすっごく喜んでくださって、「えっ、キョンキョンがバイク!? 知らなかった。驚いた」って物凄くトークを楽しんでいるんですよ。

芳村:だって、本当に楽しかったから(笑)。

古舘:キョンキョンを送り出して、歌の間奏が入っているときは「伊知郎さん、あの話って本当?」って聞いてね。けっこう素になっているんですよ。

Kaya:あはは(笑)。

古舘:でも真理さんはプロだから、カメラが回る瞬間がわかるんですよね。「カメラが撮りにくるな」ってときは、いつのまにか表情がニコニコになってました。

Kaya:プロだなあ。

古舘:真理さんはね、そういうのが自然とできる人なんですよ。すごいのよ。

芳村:よく見てるわねえ(笑)。

◆ラップと実況の違いを解説

番組では、古舘さんのお気に入りの楽曲を紹介。AK-69(エーケーシックスティナイン)の「START IT AGAIN」をオンエアしました。

Kaya:今考えると、古舘さんの実況自体がフリースタイルラップだったんじゃないかなってすごく思うんですよね。

芳村:本当だ!

古舘:それでAK-69が好きなのかもしれないです。ただ、ラップと僕の実況の決定的な違いとしては、“歌”と“喋り”で区分けされちゃうところですね。AK-69の場合はメロディ、楽曲があるからおしゃれに聞こえてくるんですよ。

実況ではセンテンスを繋げていくことが重要視されると語る古舘は、即興でF1の実況を披露し、2人を驚かせました。

古舘:実況では、どんどん言葉を繋げていくんですよ。

芳村:すごい!

古舘:自分は実況がベースだから、憧れの気持ちを持ってラップを聴いていますね。「ラップはできないけど、自分だったらどう繋げていくかな」って考えます。

Kaya:そういう聴き方もあるんですねえ。

芳村:面白いでしょ(笑)。

Kaya:圧倒されます。

古舘:素人ですけど、僕はそんな風に聴いて楽しんでおります。

◆玉置浩二の名曲が仕事に影響を与えた

古舘さんには、「酔っ払ったときについ聴いてしまう曲」があるそうです。

古舘:いろんな曲を聴くんですけども、そのなかで筆頭に挙げられるのは、玉置浩二さんの「花束」っていう歌です。あの曲は元々、中島美嘉さんに向けて作った曲なんですけど、ご自分でもカバーしているんです。

Kaya:セルフカバーされているんですね。

古舘:玉置さんには失礼だけど、酔っ払っていると“歌詞を味わう機能”が低下しちゃっているんですね。ただただ、あの歌声に惚れて、たゆたうようにスウィングしちゃうんです。「いい曲だなあ」って没入しちゃうんですよ。

芳村:へええ!

古舘:それぐらい玉置さんの歌唱力がすごいってことですよね。

続けて古館さんは、仕事中でも無意識に「花束」という言葉が出てきたエピソードを語りました。

古舘:ちょっと前、テレビのミニコーナーで昔の懐かしい競馬場の風景が出てきて、僕が実況中継をするって場面があったんですね。昔の府中競馬場にたくさんの人々が詰めかけているんですよ。

人が密集している俯瞰の映像が出てきたとき、普通だったら「立錐(りっすい)の余地もないほど」とか「多くの人々がこれからの重賞レースを待ち受けています」って言葉を言うんですね。そのときに、「まるで花束だ! 人生、一人ひとりが一輪挿しの美しさ」みたいなことを言ったらウケました。

Kaya:すごい話ですね。

芳村:素晴らしい。カッコいい!

古舘:僕は音楽に関しては素人だけども、素晴らしい歌によって勉強させられているし、喋りにも応用が効くんだなと思いました。

芳村:今の話よかった。いいこと喋ってる!

古舘:家に帰ってカミさんに報告したら、「ちょっとうるさいんだけど。テレビ観てるから」って言われました。自慢げに言ったんで。

Kaya:(笑)。せっかくですから、これから流す「花束」をご紹介していただけますか?

古舘:「夜のヒットスタジオ」時代を思い出しまして、曲紹介をさせていただきます。かつて、玉置浩二さんが安全地帯の頃に素晴らしい歌声と、パッと伝える声がミックスされている連想から、“歌う抜き足差し足忍び足”と喋らせていただきました。そこから歳月が30有余年流れまして、こうして今曲紹介をさせていただきます。

この歌を口ずさんだ瞬間、私は旅へと誘われます。素晴らしい楽曲というのは、人を旅へと誘ってくれるんですね。それでは参りましょう。歌うGo To トラベル、玉置浩二さんの「花束」。

*   *   *

次回のゲストはミッツ・マングローブさんです。どうぞお楽しみに。

<番組概要>
番組名:セキスイハイム近畿 3世代ミュージックハイム
放送日時:毎週土曜 8:00〜8:25
放送エリア:FM大阪のみ
パーソナリティ:芳村真理、Kaya
番組Webサイト:https://musicheim.com/
※TOKYO FMは放送エリア外となります

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