サカナクションのラジオ番組『802×サカナクション アダプトON THE RADIO』、『サカナLOCKS!』、『加藤さんと山口くん』
2007年にデビューし、今年15周年を迎えるサカナクション。ボーカル・ギター担当の山口一郎さんが手掛けるユニークな世界観の楽曲や、唯一無二のライブ演出で多くのファンを魅了し続けています。
今回は、3月30日にリリースされるコンセプト・アルバム『アダプト』にちなんだFM802とコラボ企画『802×サカナクション アダプトON THE RADIO』ほか、サカナクションが出演する『サカナLOCKS!』(TOKYO FM)と、山口さんが単独で出演する『加藤さんと山口くん』(STVラジオ)をご紹介します。
音楽の新しい時代を築くサカナクション
Concept Album「アダプト」3月30日リリース『802×サカナクション アダプトON THE RADIO』
サカナクションのレギュラー番組
サカナクション出演 TOKYO FM『サカナ LOCKS!』
山口一郎出演 STVラジオ『加藤さんと山口くん』
音楽の新しい時代を築くサカナクション
2005年、山口さんと岩寺基晴さんが在籍していたインディーズバンド「ダッチマン」が「サカナクション」に改称。2006年春に草刈愛美さん、岡崎英美さん、江島啓一さんら3名を加え、本格的に活動を開始し、翌2007年にアルバム『GO TO THE FUTURE』でメジャーデビューを果たしました。バンド名の「サカナクション」は、「魚」と「アクション」を掛け合わせた山口さん考案の造語で、止まっていたかと思えば急に動き出す魚の仕草から「変化を恐れずにやっていこう」という決意が込められています。
サカナクションの楽曲はバンド名の通り、まさに斬新そのもの。ロックでもあり、ポップスでもあり、エレクトロでもあり……ひとつのジャンルに囚われることのない曲調に、山口さんの歌詞が合わさることで、今までに無い新しい音楽のスタイルを確立させています。耳に残りやすい楽曲が多いことから企業とのタイアップも多く、『白波トップウォーター』(2007年)を皮切りに、テレビ番組やCMなどのテーマ曲に起用されています。
ライブも独創性に富んでおり、2021年12月から2022年年1月まで開催されたツアーライブ『SAKANAQUARIUM アダプト TOUR』では、ワイドショーをイメージしたセットを設営し、耳だけでなく目でも楽しめる演出が施されました。3月30日(水)には、コンセプト・アルバム『アダプト』がリリースされます。
コンセプト・アルバム「アダプト」3月30日リリース『802×サカナクション アダプトON THE RADIO』
3月30日(水)にリリースするコンセプト・アルバム『アダプト』にちなんだFM802のコラボ企画『802×サカナクション アダプトON THE RADIO』が決定!
山口一郎さんがFM802のさまざまな時間帯の番組に登場し、アルバムから1曲を選曲し、FM802の各時間帯、それぞれの番組に適応する『アダプト』の楽曲についてトーク。さらに、山口さん自身が選曲と共に3分以内に収めた曲紹介のコメントを寄せるというタイム“ショック”企画に挑戦します。どうぞお楽しみに!
『802×サカナクション アダプトON THE RADIO』実施番組
3月29日(火)
24時〜『Poppin’FLAG!!!』DJ板東さえか 24時台
3月30日(水)
6時〜『TACTY IN THE MORNING』DJ大抜卓人 9時台
14時〜『802 RADIO MASTERS』DJ中島ヒロト 14時台
21時〜『ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!-』DJ落合健太郎 23時台
3月31日(木)
11時〜『UPBEAT!』DJ加藤真樹子 11時台
18時〜『EVENING TAP』DJ土井コマキ 19時台
※放送情報は変更となる場合があります。
※放送情報は変更となる場合があります。
※放送情報は変更となる場合があります。
- ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!-
- 放送局:FM802
- 放送日時:毎週月曜~木曜 21時00分~23時48分
- 出演者:落合 健太郎
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番組ホームページ
※放送情報は変更となる場合があります。
- UPBEAT!
- 放送局:FM802
- 放送日時:毎週月曜~木曜 11時00分~14時00分
- 出演者:加藤 真樹子
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番組ホームページ
※放送情報は変更となる場合があります。
※放送情報は変更となる場合があります。
サカナクションのレギュラー番組
サカナクション出演 TOKYO FM『サカナ LOCKS!』
TOKYO FMの人気番組『SCHOOL OF LOCK!』(毎週月〜木曜 22時〜)で、2012年4月から放送されているコーナー。2020年1月からは派生番組『SCHOOL OF LOCK! FRIDAY』(毎週金曜 22時〜)内で放送されています。山口さんは「音学の講師」として毎週、他4人のメンバーは「副担任」として不定期で出演中です。
番組では、毎回楽曲が作られるまでの過程を生徒(リスナー)が授業感覚で学んでいきます。 サカナクションの楽曲だけでなく、Adoさんの『うっせぇわ』やBTSの『Butter』など、他アーティストのヒット曲も取り扱い、ヒットまでの裏側を解説。サカナクションを知らなくても、音楽好きなら思わず「なるほど」と頷いてしまうシーンが満載です。
Twitterハッシュタグは「#サカナLOCKS」
※放送情報は変更となる場合があります。
山口一郎、放送中に男泣き…原点回帰の一曲『グッドバイ』(2014年1月9日放送)
間もなく放送10周年を迎える『サカナLOCKS!』において、ファンの間で忘れられないエピソードとして挙げられるのが、9枚目のシングル『グッドバイ/ユリイカ』が初オンエアとなった2014年1月9日の放送。このシングルは元々、『ユリイカ』と10枚目のシングルに収録された楽曲『さよならはエモーション』との両A面で発売する予定でした。
当時、山口さんは「自分が作りたい曲を作るのではなく、求められる曲を作ることに慣れすぎていた」と、自分の作りたい音楽と求められる音楽とのギャップに悩んでいました。そのギャップは山口さんを次第に苦しめ、精神面での不調やメンバーとの関係にも悪影響を及ぼすことに。 「1年くらい休養したいと本格的に考えたりもした」とスランプに陥った山口さんでしたが、そんな気分を紛らわせるため、好きな曲を口ずさんでいたところで浮かんできたのが『グッドバイ』のメロディーでした。
山口さんは、音楽活動を始めた初心の感覚で『グッドバイ』を完成させ、「たくさんの人に聴いてほしい」と思うようになると、テレビCM用に制作された『さよならはエモーション』と入れ替えるように、タイアップ元の東進ハイスクールへ打診。しかし、既にCMが完成していたため楽曲変更は叶わず、『グッドバイ』はお蔵入りとなりました。
しかし、それでも『グッドバイ』の披露を諦めきれない山口さんは、「サカナクションを知らないたくさんの人に『グッドバイ』を最初に聴いて、サカナクションを知ってもらいたい」と、サカナクションのマネジメントを手掛ける野村達矢さんを説得。山口さんの熱い想いを受け取った野村さんが東進サイドに再び掛け合い、ノンタイアップで『グッドバイ/ユリイカ』を両A面シングルとしてリリースしました。
一時は音楽活動の休止も選択肢に入れていた山口さんは、『グッドバイ/ユリイカ』を初めてオンエアするにあたってリスナーのリアクションをしきりに気にしていました。そして『グッドバイ』のオンエア直前、「あの……辛かったんだよね」、「親にも心配かけちゃったし、スタッフにも、本当に……」と感極まり、声を詰まらせたのでした。
『グッドバイ』の初披露を無事に終えて、山口さんは「初オンエアの日にラジオで泣くなんて。どんだけ中二病なんだってところですけど」と苦笑い。しかし、山口さんの"男泣き"にネット上では驚きの声が上がり、『グッドバイ』をリピートして聴くファンが続出することになりました。
山口一郎出演 STVラジオ『加藤さんと山口くん』
山口さんと極楽とんぼ・加藤浩次さんが日曜のお昼にお送りする30分のトーク番組。一見すると接点の無い組み合わせですが、山口さんと加藤さんには「北海道小樽市出身」という大きな共通点があります。
加藤さんがMCを務める『スッキリ』(日本テレビ系)の企画で2人が共演して意気投合したことがきっかけで、2020年7月にはSTVラジオで特別番組が実現。同年10月よりレギュラー放送がスタートしました。2021年10月からはSTVラジオをキー局に全国11局ネットでの放送となり、ヒット番組へと成長しています。
- 加藤さんと山口くん
- 放送局:STVラジオ
- 放送日時:毎週日曜 12時00分~12時30分
- 出演者:加藤浩次、山口一郎
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番組ホームページ
※放送情報は変更となる場合があります。
企画に収録…すべてが2人きり
『加藤さんと山口くん』では山口さんが企画を担当し、収録や進行もすべて二人だけで行われています。基本的に山口さんの自宅で収録が行われていますが、都内各地を散策したり、山口さんのマイボート「NF丸」で海釣りを楽しんだり、ロケ企画が多いのも特徴です。山口さんと加藤さんのトークはもちろん、ジンギスカンのタレを食べ比べるなど、北海道をよく知らない、行ったことが無いリスナーでも思わず笑ってしまう内容となっています。
腹を割った本音トークも
都内散策やまったりとしたトークが楽しめる『加藤さんと山口くん』ですが、時には2人の腹を割った本音トークも繰り広げられます。2021年12月12日の放送では、2022年1月に配信リリースされたサカナクションの新曲『ショック!』の話題に。山口さんは同曲のMV(ミュージックビデオ)でワイドショー風のセットを採用したことについて、「朝起きる度に"何か大きな事件が起きてないかな"と無意識に思っていることにショックを受けた」と明かしました。
『スッキリ』でワイドショーのMCを長年務める加藤さんは、「『スッキリ』がワイドショーの在り方を変えた」と切り出すと、海外アーティスト出演のコーナーについて触れました。知名度の関係で視聴率が振るわず、次第に排除されていった事情を明かし、加藤さんは「絶対に番組のカラーになるし、これは続けましょう」と、スタッフに海外アーティストの出演を継続させるように説得。ミュージシャンに失礼のないようにどう伝えるかを向き合った結果、視聴率も回復したとワイドショーの観点から音楽表現について語りました。
ミュージシャンの立場から見たワイドショー、ワイドショーのMCのから見た音楽。全く異なる2つを並べることで新しい発見があるのも、人気の理由と言えるでしょう。
そのほか過去の放送回
2人の地元・北海道にまつわる話題や青春時代、人生観など日々の思いを語る本音トークで盛り上がった回(2020年7月19日放送)
サカナクション・山口「土下座させられた」下積み時代の苦労を語る
山口さんが北海道の音楽文化について熱く語った回(2020年11月1日放送)
サカナクション・山口一郎、北海道の音楽性を語る「反響するものに対してすごく敏感なサウンド」