水谷豊「下積みをしている人に申し訳ない」映画監督のオファーが来ても長年断り続けた“2つの理由”とは?

俳優・石丸幹二がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「Grand Seiko THE NATURE OF TIME」(毎週土曜12:00~12:25)。各界で活躍するゲストを迎え、毎週1つのキーワードから“自分を支えている本質”を掘り下げて伺っていきます。

2022年6月のマンスリーゲストは、俳優・水谷豊さん。この記事では、“映画監督であること”について語っていただいた6月4日(土)放送の模様を紹介します。


(左から)石丸幹二、水谷豊さん


今月は、俳優の水谷豊さんをゲストにお迎えします。14歳でテレビドラマ「バンパイヤ」(フジテレビ系)の主演に抜擢。以降、さまざまなドラマに出演。なかでも「傷だらけの天使」「熱中時代」(ともに日本テレビ系)では、子どもから大人までを巻き込んで多大な影響を与えました。さらに「相棒」(テレビ朝日系)は、20年という長きに渡って続く国民的人気ドラマになっています。また、監督業もおこなっており、これまでに2本の映画を製作。今月には、3作品目となる檀れいさん主演の映画「太陽とボレロ」が公開中です。

そんな水谷さんは、いったい何を大切にしているのでしょうか。

◆監督を断っていた“2つの理由”

石丸:このサロンでは、人生で大切にしている“もの”や“こと”についてお伺いしております。今日はどんなお話をお聞かせくださいますでしょうか?

水谷:「映画監督であること」についてお話をしたいと思います。

石丸:水谷さんは、もちろん俳優でもいらっしゃいますけれども、映画監督として3本も撮っていらっしゃいますよね。そもそも、映画監督はいつ頃からやりたいと思われていたんですか?

水谷:これがですね、工藤栄一さんという京都太秦の東映出身の監督がいらっしゃって、すごく僕のことをかわいがってくれていたんです。僕が23歳のときに「時代劇で半年のシリーズを撮るんだけど、京都にいらっしゃい。(一緒に)やろうよ」って声をかけてくれたんです。それであるとき一緒に食事をしていたら、(工藤さんが)「監督をやれ」「今やれ」って言うんですよ。

石丸:23歳で「今やれ」って、それはすごいことですね。

水谷:そんなことがあって、それからずっと監督業のイメージはあったんですけれども、特に自分から積極的に“監督をやろう”と思ったことはなかったんですね。でも実は「監督をやりませんか?」って何度かオファーはされていたんです。

石丸:それは別の方から?

水谷:はい。ただ僕は、2つの理由で監督をやらなかったんです。1つは、俳優としての名前があるから“俳優が監督をやった”ということが話題になるのは、ほかの監督の方々や“これから監督になろう”といろいろ下積みをしている人たちに申し訳ない、という思いがあった。もう1つは、そもそも“この世界にずっといよう”とは思っていなかった、ということがあるんですね。

石丸:えっ!

水谷:30代のことですけれども。“自分にはもっと(他に)向いている世界があるはずだ”と思い込んでいたんです。

石丸:例えば、どういう世界ですか?

水谷:いつか“これだ!”というものに出会うだろうと思っていたんですね。ところが、今もこの世界にいるということは“出会わなかった”ということになるんですけれども(笑)。

石丸:いまのお仕事が水谷さんにとって一番合っているお仕事だったんだと、私は思います。

◆監督をするきっかけとなった作品

石丸:結果として、俳優をやりながら監督もおやりになられているじゃないですか。そのきっかけというのは?

水谷:これはですね、(自身が監督をした)最初の映画が「TAP THE LAST SHOW」という映画だったんです。これは僕が20代前半に思い描いた世界だったんですね。それをずっと(映画にしたいと)思い続けて2回くらいトライしたんですけど、映画にならなくて“もうダメだ”と諦めていたんです。

ところが、映画化のチャンスが訪れたわけです。そのときに、僕が(脚本家の方に)口頭で伝えながら書いてもらった脚本ができあがったら、そのときのプロデューサーが、「これだけの想いがあって、この世界を(映画で)作ろうとするならば、その世界観を本当に理解しているのは水谷さんしかいないんじゃないか。だから、監督をやってくれませんか?」と言われたことが(きっかけ)。

石丸:そういう流れだったんですね。

水谷:そうなんです。ところが、そのときはすぐに返事をしなかったんですね。それは、“監督をやると決めたら一生続ける”という決心が自分のなかでできないと……。

石丸:覚悟が必要だったということですね。やってみていかがでした?

水谷:そうですね。面白いもので、今まで「じゃあ監督をやります」っていう返事は一切していないんですね。

石丸:そうなんですか!?

水谷:そうなんです。初稿から準備稿ができあがってきて、最後に決定稿という脚本ができますよね。そのときに(「監督をする」という)返事をする前に、もうカット割りをしていたんですね(笑)。

石丸:(笑)。

水谷:「監督をやります」という返事もせずに(笑)。

石丸:でも自分のなかでは、すでに心の準備ができていらして……。

水谷:そうかもしれないですね。自分のなかでそういう気持ちになったから、ずっと続けようと。

石丸:素晴らしいなぁ。

次回6月11日(土)の放送も、引き続き水谷豊さんをお迎えしてお届けします。どうぞお楽しみに!

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聴取期限 2022年6月12日(日) AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:Grand Seiko THE NATURE OF TIME
放送日時:毎週土曜 12:00~12:25
パーソナリティ:石丸幹二
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/nature/
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