財津和夫、3.11東日本大震災を振り返る

※撮影時のみマスクを外しています

TULIP・財津和夫が、時には平穏な日々のありがたさを改めてかみしめる『グランドメゾン プレゼンツ 財津和夫 虹の向こう側』。今回は、あれから12年が過ぎた3.11東日本大震災を振り返る。

12年たっても鮮明な記憶

「3.11の時は東京にいましたが、そこでも相当揺れました。本当に不安になりました。昼の仕事で日比谷にいました。車で出発したのは9時前でしたけど、世田谷区の外れの家に着いたのが夜中の12時過ぎ。今でも忘れられない光景は、車は6~7キロぐらいのスピードでしか進めず、道の両側は徒歩で帰る人たちの後ろ姿が郊外までずっと続いていた。こんな事初めてだから、夢じゃないかな、と思うような体験でした。」
「12年経ってもすごく記憶が鮮明ですね。」
「そりゃあ、忘れられないですよ。街灯も何も無い(消えた)中を、車のヘッドライトが歩いている人々を照らしている。想像できます? それが世田谷まで続いているんです。この世の終わりなのかな、と思った記憶がありますね。」
(※千代田区日比谷界隈から世田谷区西端(多摩川沿い)までおよそ18㎞程の距離。通常だと、首都高速を使わなくても車で1時間弱で着く。)
その東日本大震災の被災後、財津が歌う「I dream」の歌声に心を癒され立ち上がる勇気をもらった、という福島県在住のリスナーからのメッセージに「僕が言うのも何ですが、この曲が特別なものに感じられます。」

今日の一曲は、このリスナーからのリクエストでもある「I dream」。1984年(昭和59年)発売されたTULIP15枚目のアルバムのタイトル曲でもある。確かにTULIPの名曲の一つだ、と感じられます。

次回の放送3月19日も、通常通り18時15分(午後6時15分)から。
「プレゼント」についてお話しします。

グランドメゾン プレゼンツ 財津和夫 虹の向こう側
放送局:RKBラジオ
放送日時:毎週日曜 18時15分~18時30分
出演者:財津和夫、武田伊央
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