NBA八村塁をスラムダンクで例えると…専門誌編集者が解説!

さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介するTOKYO FMの番組「ピートのふしぎなガレージ」

7月13日(土)放送のテーマは「NBA(National Basketball Association)」。NBAは1946年に創設され、ジョージ・マイカンやマイケル・ジョーダン、マジック・ジョンソンなど、数々の歴史に残る選手を生み出してきました。今、NBAのドラフトで1巡目の指名を受けてワシントン・ウィザーズに入団した八村塁選手が話題です。ルーキーで年俸4.9億円とも噂されていることも注目の的! 今回はNBAについて、TOKYO FMの番組の中で詳しい方に教えていただきました。
(TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」2019年7月13日(土)放送より)


※写真はイメージです。



◆「ダンクシュート」編集部 萩原誠さん
「噂の八村塁選手はここがすごい!」


── 八村塁選手の話題で持ちきりですね!

日本人として初めてのNBAドラフト1巡目指名。これはものすごい快挙です。八村選手の特長は、まず、ズバ抜けた身体能力で、これはアメリカでもトップクラスと評されています。バスケットボールはジャンプしたり走ったり、いろんな能力が求められますが、八村選手はすべてにおいて高い能力を持っています。

身長は203cm。これはNBAでちょうど平均くらいですね。ポジションは基本的にインサイドを得意としていて、漫画『スラムダンク』で言えば桜木花道。でも、将来的にはもっといろんなことができる、流川楓のような選手になれる可能性を秘めていると思います。

── インサイドの選手というと大柄なイメージがありますが

身長は平均的でも、インサイドのプレーが可能なくらい体の強さとバネがあるんです。最近のNBAではそういうタイプの選手が多いという事情もあります。かつてマイケル・ジョーダンはフリースロー・ラインから跳んでダンクシュートを決めた逸話がありますが、八村選手も大学時代に同じようなダンクを決めているんです。NBAといえども、それができる選手は限られています。

八村選手が入団したワシントン・ウィザーズは、近年は主力選手の怪我などもあり、あまり良い成績は残せていません。ただ、それだけ八村選手が1年目からプレーするチャンスがあるとも言えます。ジョン・ウォールとブラッドリー・ビールというNBAオールスターにも選ばれたスター選手もいますし、八村選手と一緒にプレーする機会もきっとあるでしょう。

さらに八村選手はジョーダン・ブランドと契約したことでも話題になっていますが、あれはドラフト指名よりさらにすごいことかもしれません。活躍が続けば、八村選手のシグネチャーシューズ、たとえば「エア・ハチムラ」が発売されるかもしれないんですから。

── 八村選手のほかにも、注目の選手はいますか?

昨シーズン、日本人としては2人目のNBAプレーヤーとなった渡邊雄太選手も注目です。順調にいけば今シーズンもメンフィス・グリズリーズのメンバーに入るでしょう。ただし育成枠に近い「2ウェイ契約」で、傘下の下部チームの試合にも出るため、NBAでの登録日数は限られます。

2004年に田臥勇太選手が日本人として初めてNBAのプレーヤーになり、2人目が渡邊雄太選手。そして八村塁選手へと繋がっています。これから八村選手を見た子供たちが彼を目標に頑張って、さらに素晴らしい選手が出てくるのを楽しみにしましょう。

TOKYO FMの「ピートのふしぎなガレージ」は、《サーフィン》《俳句》《ラジコン》《釣り》《バーベキュー》などなど、さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介している番組。案内役は、街のはずれの洋館に住む宇宙人(!)の博士。彼のガレージをたまたま訪れた今どきの若者・シンイチと、その飼い猫のピートを時空を超える「便利カー」に乗せて、専門家による最新情報や、歴史に残るシーンを紹介します。

あなたの知的好奇心をくすぐる「ピートのふしぎなガレージ」。7月20日(土)放送のテーマは「アイスコーヒー」。お聴き逃しなく!

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聴取期限 2019年7月21日(日)AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:ピートのふしぎなガレージ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週土曜17:00~17:50(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/garage

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周防正行「サイレント映画について大変な勘違いをしていました」

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、映画監督の周防正行が出演。最新映画『カツベン!』の題材となったサイレント映画について語った。

ニッポン放送「あさナビ」

黒木)今週のゲストは映画監督の周防正行さんです。周防監督の5年ぶりとなる最新作映画『カツベン!』が全国公開中です。『カツベン!』は、映画の始まりの時代を駆け抜けたスーパースターである、活動弁士の話なのです。

周防)日本に初めて映画が入って来たときに、「Motion Picture」という言葉をそのまま訳して「活動写真」と呼んだのですね。そのときは、まだ映画に音がなかったのですよ。スクリーンの横に人が立って、写っているものの説明を始めたのです。最初は物語映画ではなかったから、何が写っているかとか、どうして動くとか、まさに“写真が動く”ということは始めてのことだったので、世界中で流行るわけです。当時、日本ではそのように説明する人が、最初の日の上映からいたのです。

黒木)つまりは紙芝居みたいに「こういう物語ですよ」と、ト書きも言えばセリフも言うという…。

周防)最初は単なる出来事が写っていました。駅に列車が到着するとか、工場から人が出て来るとか。それがやがて物語を持つようになって、弁士は物語をきちんと説明することを始めました。こういう文化が根付いたのは日本だけなのです。アメリカやヨーロッパでも説明する人が立った記録はありますが、職業としては説明していません。アメリカ、ヨーロッパは生演奏の音楽だけで魅せていたのです。

黒木)『カツベン!』はオリジナルの作品ですが、どうしてこれを映画にしようと思われたのですか?

周防)僕が浅はかにも、ずっと無視をして来たから。

黒木)え?

周防)大学生のときに、サイレント映画をたくさん観ていました。そのときはサイレント映画だから音がない状態で、活動弁士の説明も音楽もない、まさに無音の動く画を観るというのが、サイレント映画の見方だと思っていました。活動弁士がいることも、音楽があることも知っていたのですが、それを無視していたのです。サイレント映画なのだから、サイレントで観ないと監督の意図は伝わらないのだと、ずっと思って生きて来た。でもつい最近、僕の助監督をして下さっていた片島章三さんが「こんな本を書きました」と、この映画の元になる台本を読ませてくれたのですね。

黒木)いつも周防監督は、ご自分でシナリオをお書きになりますよね。

周防)自分のシナリオではないのは、今回が初めてです。

黒木)そのシナリオを読まれてどうだったのですか?

周防)「僕はなんて勘違いをしていたのだろう」と思いました。当時、明治の終わりから大正昭和の始まりにかけて、無声映画をサイレントで観ていた人はいなかったのです。当然、映画監督は自分の作ったものが上映されるときに、生演奏があり、誰かの説明が入るとわかって撮っていたのですね。要するに、監督がサイレントで観てもらうことを前提に撮っていなかった。それを僕はサイレントで観ていたのですよ。「これはいけない」と。それも僕は映画監督なのに、なぜ日本映画史の重要なことを無視して来たのだと思って、大反省です。音がない状態で物語をつくり上げるというのは、映像を作る人間としての最高のテクニックだ、技術だと思っていたのです。それこそが映画の基本と言うか、映画の本質だろうと。

黒木)それが180度変わったわけですね。

周防)変わりました。

黒木)活動弁士という方々がいて、初めてサイレント映画は成り立つのだと。

撮影・下村一喜

周防正行(すお・まさゆき)/映画監督

■東京・目黒区出身。1956年生まれ。
■立教大学在学中に、高橋伴明監督の助監督を務めるようになり、以降、若松孝二監督や井筒和幸監督の作品に助監督として携わる。
■1984年に小津安二郎へのオマージュを含んだピンク映画で監督デビュー。
■1989年に『ファンシイダンス』で商業映画初メガホン。
■1992年の『シコふんじゃった。』で、日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめ、最優秀監督賞、最優秀脚本賞を受賞。
■1996年には大ヒット作『Shall We ダンス?』公開。日本アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚本賞など13部門を総なめ。
■2006年には痴漢の冤罪裁判を描いた『それでもボクはやってない』、2011年にはバレエ作品を映画として収めた『ダンシング・チャップリン』、2012年には終末医療を題材にしたヒューマンドラマ『終の信託』、2014年には花街で成長する舞妓の姿を描いた『舞妓はレディ』を監督。
■最新作は、2019年12月13日公開の『カツベン!』。大正時代に全盛だった無声映画を個性豊かな語りで彩った「活動弁士」が主人公。活動弁士を志す青年・俊太郎を成田凌が演じ、ヒロインを黒島結菜が演じる。

ENEOSプレゼンツ あさナビ(12月9日放送分より)
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 6:43-6:49

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