「代官山 蔦屋書店」文具コンシェルジュが伝えたい“手紙の魅力”とは?

放送作家・脚本家の小山薫堂とフリーアナウンサーの宇賀なつみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「日本郵便 SUNDAY’S POST」。11月8日(日)放送では、「代官山 蔦屋書店」文具コンシェルジュの佐久間和子さんをゲストに迎え、お届けしました。


(左から)宇賀なつみ、佐久間和子さん、小山薫堂



◆文具コンシェルジュからの1通の手紙

今回、佐久間さんに出演していただいたのは、彼女から寄せられた1通の手紙がきっかけでした。

<佐久間さんからの手紙>
最近になって、手紙にまつわるラジオ番組があることを知り、初めてお手紙させていただきました。

私は代官山 蔦屋書店の文具売り場で働いている佐久間和子と申します。お店では、万年筆を中心に筆記具やレター小物を販売していて、毎日、ペンや紙で「手書きの楽しさや書くこと」を提案しています。

私も手紙が好きで、仕事でもプライベートでもよく手紙を書きますが、手紙を書くという行為は、その人になにかを伝えようと思った瞬間から始まっていると思います。

気持ちを伝えよう、これを手紙に書いて送ろう、と心に決めたら、相手のことを思い浮かべながらどんな言葉を選ぼうか、どんな便箋やハガキを使おうか、どんなペンとインクで書こうか、切手はどうしようか……と考えながら過ごします。

それは、たとえ目の前に相手の人が居なくても、まるで一緒に過ごしているような感じがするものです。これこそ手紙を書くことの魅力だと思います。

お店にカードやレターセットを選びに来ている方たちも、そういう気持ちでいらっしゃるのだろうなと思うと、うれしい気持ちになります。もう1つ、忘れてはならない手紙の魅力の1つに、「受け取ったときのうれしさ」があると思います。

私は、郵便受けを開けたときに私宛の封筒が見えたとき、自然と笑顔になって小躍りしたくなるようなよろこびを感じます。ダイレクトメールや請求書ばかりが届きがちな郵便受けに訪れるサプライズです。そしてワクワクしながら差出人の名前を確認するのです。書かれた文字から、書いたときの様子が目に浮かび、書いたときと同じように差出人を近くに感じることができます。

いまはコロナ禍だからこそ、逢えない人をより近くに感じられる手紙の力を少しでも多くの人に伝えていきたいと思います。小山さん、宇賀さん、こんな私の想いをぜひ応援していただけないでしょうか? どうぞよろしくお願いします。

◆公式Twitterに毎日手紙をツイート

この手紙を綴った佐久間さんは、代官山 蔦屋書店に入社して丸9年。文具コンシェルジュとは、「文具を通してお客様の生活がよりよくなるように提案していく仕事」と説明。具体的には、「どんなアイテムをお客様に提案していくのかを考えて、アイテムをいろいろなところから探してくるバイヤー業務もして、それをさらに店頭で販売する販売員もやっています」と佐久間さん。

同店には彼女以外にも文具コンシェルジュが数名在籍しており、そのスタッフたちで話し合って売り場の構成などを決めていて、万年筆などの高級筆記具を中心に、筆記具だけでもおよそ3,000本を取り揃えているそう。

これまでは海外からの来店客も多かったそうですが、コロナ禍となって客層にも変化が。「近隣の方がわりとお見えになるようになって、お手紙を書く方が増えていますね。メッセージカードやレターセットを購入される方が増えていて、数字で言うと最大で昨年対比130%くらいのときがありました。全体的に下がってしまった商品もたくさんあるんですけど、そのなかでお手紙と日記に関するものが伸びている」と言います。

そんな現状に、佐久間さんは「おうちで過ごされている時間が増えているのと、人に会えなくなっているので、文字に書いてなにか気持ちと向き合っていらっしゃるのかな、と想像しています。そういう感じで、使うもの、買うものが少しずつ変化しているなというのは売り場にいて感じます」と実感を語ります。

そんな佐久間さんは、代官山 蔦屋書店 文具フロアの公式Twitterに毎日手紙をツイートしています。その活動を始めて6年になるそうで、「毎日、その日お誕生日を迎えた方に向けて、『On Your Birthday』というメッセージと、毎日違うイラスト、違う万年筆とインクで描いています」と佐久間さん。この日描いたもので、2,358枚目というから驚きです。


佐久間さん作成の「On Your Birthday」のカード



この日、スタジオに持参していただいた実物を手にした小山は、「すごくオシャレ!」と声を上げると、宇賀も「上手~! しかもこれ、万年筆で描いているんですか!?」と目を丸めます。

佐久間さんによると、入社した際に「24時間に1回は販促のために何か投稿してください」と言われ、文具フロアの公式Twitterを任されることに。当初は同店で扱う商品の紹介をしていたそうですが、「文房具は毎日新商品が出るわけではなく……商品だけを紹介しているとネタがすぐに終わってしまう」と投稿内容に頭を悩ませていたそう。

そんなある日、「フォロワーさんがたくさんいたので、“毎日、誰かしらの誕生日なんじゃないか”と気がついて。『万年筆とインクに興味はあるけど、いつ使えばいいのかわからなくて使えない』というお話をお客様からよく聞いていたので、気軽に短い文章を送るのにも使えるし、イラストにも使えることが伝わればいいなと思って始めました」ときっかけを語ってくれました。


「On Your Birthday」のクオリティの高さに驚く宇賀なつみ



なお、佐久間さんからの手紙や今回のゲスト出演をきっかけに、代官山 蔦屋書店で、番組とのコラボイベントを開催することが決定!

「Letter From 代官山」と題し、11月27日(金)から2021年1月11日(月・祝)までの期間にて開催予定です。会期中には、店舗内に手紙を書ける「レターコーナー」が設置され、イベント専用ポストからオリジナルポストカードや切手で手紙が出せるようになります。さらに、オリジナル封筒を作れるワークショップ、手紙の書き方や美文字を勉強できるワークショップ、ある人の直筆の手紙を読める展示会なども予定しています。

イベントに向け、いろいろなアイデアが飛び交いトークが盛り上がりを見せるなか、宇賀が「イベントが始まったら、私たちもロケに行きたいですね!」と話すと、小山も「行きましょう!」と開催を心待ちにしていました。

次回11月22日(日)の放送も、どうぞお楽しみに!

<番組概要>
番組名:日本郵便 SUNDAY’S POST
放送日時:毎週日曜 15:00~15:50
パーソナリティ:小山薫堂、宇賀なつみ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/post/
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Kan Sano×環ROYが飛び入り参加! henlyworkが東京の街の音をサンプリングした楽曲【音源あり】

11月23日(月・祝)、J-WAVEでは勤労感謝の日を「道や車、ドライバーに感謝をする1日」とし、「感車(かんしゃ)」と「ありが道(とう)」の気持ちを込めて、リアルな展開も織り交ぜながら届ける特別番組『J-WAVE HOLIDAY SPECIAL JAPAN SMART DRIVER presents THANKS TO LA STRADA』(ナビゲーター:小山薫堂・増井なぎさ)を、9時間にわたりオンエアした。

ここでは、この番組でアーティストのhenlywork、Kan Sano、環ROYが偶然出会ったことをきっかけ生まれた楽曲『SOUNDS OF LA STRADA』の制作の様子を紹介しよう。

思いもよらない展開から生まれた車を連想させる1曲

番組では、生活の中にあふれる音を収集して音楽を制作するアーティスト・henlyworkが、JAPAN SMART DRIVERのコンセプトカー、ほめるパトカー「ホメパト」に乗って東京の道をドライブしながら、そこにある声や音を採取して番組放送中に1曲の楽曲『SOUNDS OF LA STRADA』を制作した。

henlyworkは食材を食べる音や調理音からその場で音楽をつくりだすなど料理と音楽の融合を行う「EAT BEAT!」を主宰するなど、即興的なパフォーマンスを得意としつつ、音楽制作の過程にも独自のセンスを発揮する。

東京の街のさまざまな音を採取したhenlywork。スタジオに戻り曲作りに取りかかると、同番組でゲスト出演したKan Sanoとのセッションが実現。henlyworkは突然の共演を喜んだ。

・Kan Sano ゲスト出演の様子
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20201123152009(2020年11月30日28時59分まで)

増井:今日はどんなところで音を拾ってきたんですか?
henlywork:朝スタジオを出てから、三田にある法音寺さんで車のおはらいをしてもらって、そこから渋谷のスクランブル交差点のど真ん中で雑踏の音を録りました。そこから東京湾のお台場の方に行き、せっかくなので車を降りて海の音を拾ったりして戻ってきました。

さらに、楽曲制作中のhenlyworkに偶然の出会いが。別のスタジオで収録をしていたラッパーの環ROYも飛び入り参加することになり、henlywork、Kan Sano、そして環ROYと、この日でしか生まれないセッションが実現した。

増井:3人のセッションでさらに曲作りって難しくなかったですか?
henlywork:もう何がなんだか分かってないですね(笑)。でも。こうしてゲストで曲作りに入ってもらって感無量です。

完成した楽曲は…

早速、henlyworkは一日を通して完成した『SOUNDS OF LA STRADA』henlywork FEAT. Kan Sano / 環ROY を披露した。

『SOUNDS OF LA STRADA』henlywork FEAT. Kan Sano / 環ROY
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20201123171802(2020年11月30日28時59分まで)

henlyworkが採取した東京の街のざわめきや車のエンジン音やウインカー音、Kan Sanoのキラキラと輝くようなメロディー、そして環ROYの「どこまでも続く道を1、2 と走り出す姿」を連想させるようなラップが混ざり合い生まれた1曲。

聴き終わると、小山は「今作ったわけなんですよね」とその完成度の高さに驚いた。

henlywork:鳥肌が立ちました。みなさんありがとうございます!
小山:すごいクールなんですけど、ちょとコミカルな感じもありましたね。
henlywork:車のエンジン音とかドアを閉める音も混ぜ込みました。
小山:自分の車でもう一度聴きたいですね。

Kan Sanoと環ROYは突然のセッションを終えた感想を語った。

Kan Sano:ものすごい楽しかったです。ライブ感がすごかったですね。人とセッションするのも久々で、しかも生放送。貴重な機会を本当にありがとうございました。
増井:henlyworkさんが採取した東京の音はどうでした?
Kan Sano:僕も外に行ってフィールドレコーディングとかやったこととかあるんですけど、けっこう大変な作業なんです。henlyworkさんが今日一日それをやられてきたということで、最後にこういう曲になってよかったですね。環(ROY)さんの力も大きいですけど。
環ROY:「六本木の高い所にいるな」と思って、夜景を見ながら作りました(笑)。
増井:六本木ヒルズ33階のスタジオから、言葉を曲にのせてもらったわけですね。偶然の出会いとは思えないような3人のコラボレーションでしたね。
henlywork:ヤバいっすね(笑)。

思いもよらないかたちで生まれた楽曲『SOUNDS OF LA STRADA』。今回の展開に終始興奮を隠せない様子のhenlyworkだった。

環ROYはニューアルバム『Anyways』を、Kan Sanoはニューアルバム『Susanna』をリリース。ぜひチェックしてほしい。

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