細田守監督「“現実の世界”だけだと、追い詰められたときに逃げ場がない 」“インターネット世界”の可能性・重要性を語る

アーティストの坂本美雨がお届けするTOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」。9月14日(火)放送のゲストは、現在公開中の最新映画「竜とそばかすの姫」の監督・細田守さん。“インターネット世界”の可能性・重要性について語りました。


細田守監督



<映画「竜とそばかすの姫」あらすじ>
高知の田舎町に住む17歳の女子高生は、幼い頃に母を亡くし、父と2人暮らし。母と一緒に歌うことが大好きだったすずは、その死をきっかけに歌うことができなくなっていた。1人で曲を作ることだけが生きる糧になっていたある日、親友に誘われて、全世界で50億人以上が集うインターネット空間の仮想世界「U(ユー)」に参加する。

自分の分身「ベル」と名付けたアバターでは自然と歌うことができ、世界中の人を魅了する人気者の歌姫になっていく。そんなベルの前に、「竜」という謎のアバターが現れて……。

◆インターネット・仮想世界に引かれる理由

坂本:細田監督が仮想世界に引かれる理由、また、アニメでそれをテーマにされる理由は?

細田:いま、インターネット世界は限りなく現実に近づいています。まるで現実がもう1つあるかのような感じになっているのがおもしろいですよね。一般的なインターネットの世界というと、検索エンジンのトップページのイメージがありますが、もっと奥に進んでいって、その世界に入っていくと、どんなきらびやかで賑やかな世界が広がっていて、また、世界中の人たちが集まっている世界があるのか……と、考えることが好きなんですよね。

(インターネットの世界は)そんなファンタジーの世界のようでいて、僕らは毎日インターネットに接している。ファンタジックと現実性、両方ある世界ってどんなものだろう? と考えて、今回(世界中の)50億人が参加する究極の仮想世界「U(ユー)」をデザインしたんです。

坂本:ちなみに、仮想世界のなかで生きることは、否定的に捉えられがちというか、ネガティブな要素(があったり)、それこそ「逃げ込んでいるのでは?」とか、「虚構の世界」と捉える人が多いと思います。細田監督は、そこにポジティブな要素を見出されていますよね?

細田:今のインターネットは、「誹謗中傷の世界」と言われるぐらいなので、特に子どもがいる人からすると、「あまり子どもに触れさせたくない」と思いがちですが、これからの若い人や僕らの子どもたちの世代になると、「デジタルネイティブ」で、まさにその世界を舞台に生きていくと思うんです。

坂本:そうですよね。

細田:そうしたときに、若い人の夢や希望を叶えられる、もっといい側面がアピールされた豊かな世界であってほしいんですよ。あとは「現実」と「仮想世界=インターネットの世界」の2つの世界があることで、どっちにも救いを求めることができるというか。現実世界1つだと、追い詰められたときに逃げ場がない。だけど、2つの世界があると、両方が刺激し合って、ときには逃げ込むことができるかもしれないし、勇気づけられることもある。

例えば、今回の映画「竜とそばかすの姫」の主人公・すずが、仮想世界で強くなったことで、現実世界でも強くなって生きていけるようになる。というように、若い人たちがこれから成長していくことを思うと、それを応援したい気持ちになるんです。

坂本:そうですね。インターネットだからこそ本音が言える。それは私たちも身近に感じていることだと思うんです。例えば、子育てをしていると、親が行き詰まったときに(インターネットは)本音を吐露できる場所であると。(リアルの世界では)知らない人だけど、(インターネット上では)つながって本当のことが言えることもあるので、ファンタジー世界だからこその“リアル”がありますよね。

細田:そうですね。そうやって成長していく若い人たちが、新しい世界のなかで世の中をより良く、おもしろく変えてくれたらいいな、という期待を込めてエールを送りたいんですよね。

坂本:そこに救われる人は、とても多いような気がします。

細田:特にいまはコロナ禍で、自由を束縛されているというか、抑圧された社会のなかで生きているというか。だからこそ、(現実とは別の)そういう世界がないと、やりきれないというか。両方(の世界)が響き合って、この世界がこれから進んでいくんだろうなって感じがする。それぐらい、インターネットは重要なことになってきましたよね。

坂本:本当にそうですよね。いい世界にしていかないとですね。

細田:若い人がどんどん変えていってくれると思います。

* 

映画「竜とそばかすの姫」は絶賛公開中です。お近くの上映劇場は公式サイトからご確認ください。

<番組概要>
番組名:坂本美雨のディアフレンズ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週月~木曜11:00~11:30
パーソナリティ:坂本美雨
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/dear/
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THE冠・冠徹弥「50代のうちに日本一のフェスに!」主催イベントの意気込みを語る!

ロックバンド MUCCのヴォーカル・逹瑯がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「JACK IN THE RADIO」。9月18日(土)の放送では、THE冠の冠徹弥さんが登場! 9月26日(日)に開催予定の、THE冠主催のラウドロック・ヘヴィメタルに特化したイベント「大冠祭」についてお伺いしました。


(左から)冠徹弥さん、逹瑯



逹瑯:主催イベントですよ。

冠:そうなんです。THE冠が主催で僕の好きなアーティストだけを集めて、基本的にメタルに特化したフェスを2014年からやっていたんやけど、去年はコロナで中止になりまして、2年ぶりのリベンジ公演やね。

逹瑯:うん。

冠:まぁ、今年もコロナ禍ということで、どうしてもイベント終了時間を早めないといけないので、バンド数を減らしていますが、今年も例年に負けない素敵なバンドさんに来てもらいますよ。まずAiliph Doepa(アイリフドーパ)っていう“変態系ラウドロック”と言いますか、変幻自在な曲構成のめちゃくちゃカッコいいバンドに出てもらう。

逹瑯:でも変態系と言ったら、冠さんの衣装もだいぶキテますよね(笑)。

冠:なんでやねん! かっこええ衣装やろ! まぁ変態という意味では負けちゃいないと思うけどね(笑)。それとバックドロップシンデレラっていう、メタル(バンド)っていうわけでもないねんけど、昔から知っていて3年前にも出ていただいたんやけど、そのときは台風がきて大嵐のなかで……。

逹瑯:へぇー。

冠:電車が20時半に止まるとかで、22時までに(終わるように)組んでいたタイムスケジュールをキュッと縮めて、20時くらいに終わるように40分のステージを17分にしてもらったりとか。

逹瑯:ハハハハハハ(笑)!

冠:マジでバッタバタやった(笑)。俺らも主催やのに15分で終わったし。

逹瑯:大変だなぁ!

冠:本当に大変だったよ! 当日に急遽タイムスケジュールを変えたりして。バックドロップシンデレラにはあのときに迷惑をかけた意味も込めて、もう1回しっかりステージをやってほしいということで。

あとはSEX MACHINEGUNS(セックス・マシンガンズ)。よく一緒にやってるヘヴィメタル仲間というか、同じ世代で戦っているメタルバンドの同志ということでお呼びしました。あと、ライブ以外では富士山に登山したときのVTRも見れると思うので、楽しみにしていてください!

(この話の前に、冠さんが「ライヴでやった対決の罰ゲームで富士山に登って、めちゃくちゃキツかった」と話していました!)

逹瑯:(イベント)10周年が見えてきましたね。

冠:そうだね。だから、後々に大冠祭を“より大きくしていきたい”という野望は持っていますよ。

逹瑯:“大”冠祭がさらに大きくなるんですか?

冠:そう。やってやりますよ! 大冠祭を50代のうちに絶対に日本一のメタルフェスにします。

逹瑯:ね~、やりましょう!

冠:もう残された時間が少なくなってきているので、1回1回悔いのないようにやっていこうかなと思います!

◎9月25日(土)放送の「JACK IN THE RADIO」は、KEYTALKから首藤義勝さん(Vo)が登場します! どうぞお楽しみに!

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聴取期限 2021年9月26日(日)AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:JACK IN THE RADIO
放送日時:毎週土曜25:30~26:00
パーソナリティ:逹瑯(MUCC)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/jack

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